なぜ女性は露出ファッションがダメなのか

今の夫と出会うまでは
アラブ諸国やイスラム圏てなんとなく保守的で
ときには文化的に後進国なんじゃないか
なんて漠然と、うっすらと考えていたものでした。

今回はなんで彼ら(彼女ら)が肌の露出を避けるのか
私の視点から書きたいと思います。

日本は戦後、欧米の価値観がどんどん入ってきて
肌を見せることは自由の象徴!
短いスカートでキレイな脚を出す女性は美しい!
胸元を強調することでセクシーさをアピール!

というメディア宣伝が強くなってきました。
私もゴッリゴリに洗脳(笑)されていたので

女である以上は、若さを売らないともったいない。
美しい部分を強調して、人に自分の価値を認めてもらいたい。
きれい・細いと人に評価されたいと考えて
RIZAPのCMよろしく、ダイエットに励んだり
カロリーを気にして食べたり食べなかったりしました。

この価値観の広がりは
ただの健康志向ならいいのですが
他人と比べ、見た目を競うという
見た目で人間の優劣を決めるような思考に
偏っていくことになります。

キレイ、美人、イケメンでないと人に好きになってもらえない
ブスやデブだと自己管理が出来てないと思われる。
芸能人が激ヤセした、激太りしたというしょうもない芸能ニュース。

そういった外見に惑わされることなく
また、外見を取り繕うことだけにとらわれず
見た目に振り回されないようにしなさい。
内面の価値をあげなさい。
これがイスラームの教えだと思うんですよね。

それだけでなく、イスラム圏では
女性は肌を隠すことにより貞淑で身持ちが堅い印象を与えます。
逆に(言っちゃあなんですが)肌を多く露出し、女性の胸や
お尻のラインを強調するような服を着ている人は
娼婦のような、誰にでもホイホイ身体を与える印象を与えます。
おそらく、
日本では首元が見えるくらいのレベル
→彼らにとってはパンチラもの
くらいの差はあります。

あとは、周りがやっているから・・・というところで
流行の服を着ている人が多いですよね。
日本ではみんながやっていることは正しい(安心する)と
いう習慣ですので、みんなが肌見せしているから肌見せ
する。ぴったりした服装が流行っているから着るという
感じですが、本当に自分が着たい服なのかどうか。
この人流されやすい人だな、という軽薄で浮ついた
印象を彼らに与えることがあります。

日本の男性はどうかわかりませんが、
海外に少し出ると、芯のしっかりある女性が好まれます。
欧米社会で女性がバリバリやっているようなところでは
女性が自分の魅力をアピールするのにいろんな方法が
ありますが、そうでない社会では女性がしっかりした印象
を与える方法として、できるだけ肌を隠すことで
品のある女性、貞節を身に着けている女性というアピール
をすることにもなります。

現在の夫と一緒になって、最初はスカート丈とか
スキニージーンズの着用に小言を言ってくる彼に
うるせぇなぁと思って(失礼)いた私ですが、徐々に
あちら側の受け取り方が脳裏に浮かび、次第に
今までの自分の服装を思い出して
「ゾッ」とした瞬間がありました。

主人はリベラル寄りの考え方で
日本ではヒジャブは無理してつけなくていいよ、って
言ってくれるけど、つけて歩くと嬉しそうです。
また、ミニスカートを履いてたときよりも、
身体のラインが見えない服の方が大切に
してくれるので、徐々にロングスカート・ゆるスタイル
になってきました。
(相手の術中にハマってしまった感がありますが)
肌を隠す→自分を大切に守っている女性だな
と感じさせることもあるようです。

本来の、敬虔なイスラム教徒をめざすなら
周りにどう思われるかよりも自分の信仰・神との
関係を優先するのでしょうが、私はまだまだ甘ちゃん
ですので、周りにどう思われるかを気にしてしまう
ことがあります。
まぁそれについてはゆっくり考えて対応していこう
と思います。信仰心も一気に育まれるわけじゃなくて
まだ赤ちゃんレベルです・・・。

服装がダボッとしたら太るかなぁと思いましたが
今のところ体重も体型もさして変わらず。
むしろ食べ物や運動を自然にしか行っていないので
余計な考え(太っちゃいけない、食べ過ぎちゃいけない)
に惑わされず、他のやりたいことに時間を使えるので
自分の中の快適さは高くなりました。

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