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毎日、コトコト炊いています

〜わたしたちが綴るいぶきの物語〜vol.1
edited by  ジャムOVAさん

ジャム作りスタッフの一員となって早6年。
当初は糖度って何?洗双糖、ビートグラニュー糖って何が違うの?そもそもジャムの定義って何?というところからのスタートでした。砂糖の種類、素材の切り方、煮詰め方で同じいちごでも味わい、風味が変わり、ジャム作りには奥深さがあります。

ジャム作りは試行錯誤の連続、わからないことだらけでした。ジャムを焦がしてしまったり、固くなりすぎたりと失敗がありました。どうすれば、自分たちの納得のできるジャムができるか悩み考えながら、レシピを完成させていきました。ジャムを作っていく中で仲間たちはそれぞれの得意分野を見つけ、分業をして一つのジャムを作り上げています。

今ではジャムだけでなく、ジャムをふんだんに使ったスティックケーキ、果肉ごろごろのかき氷ソース、濃厚でとろける味わいのプリンなどジャム作りの経験を生かして様々なスイーツが生まれました。

ジャムとジャズがコラボした「ジャム&ジャズコンサート」を開催するなど活動も広がっています。
参加してくださったお客様から
「ジャムがとてもおいしく、楽しめました」
「間近でジャズを聴くことができて、とても素敵な時間でした」
「いぶきの仲間たちが生き生きと参加している様子が見られて嬉しく思いました」
と言った言葉が聞かれました。

仲間たちも直接、生のお客様の声を聞き、自分たちの仕事により誇りを持てたようです。イベントを通じて、障害者と普段関わることのない人たちとも繋がることができました。
“ジャム作り”が色々な人と繋がることのできる重要なアイテムとなっています。

いつかは岐阜市の中心に、広々としたカフェがあったらいいなと思い描いています。そこでは、フルーツソースがたっぷりかかったパンケーキ、果物いっぱいのパフェなどを提供し、コンサートなどのイベントを開催することができます。

障害のことを知っている、知らないとは関係なしに、私たちの作った料理がおいしいからと食べに来てくださるお客様、働いているスタッフに会うために来てくださるお客様、イベントを通じて色々な人と関わりたいお客様など、幅広いお客様が集い、愛されるカフェを仲間たちと作っていくことが私の夢です。

リンク:りすのほっぺジャム


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