DATA Saberに挑戦して感じたこと | 自分自身や仕事や人生にも向き合うきっかけになった

11月から始まったDATA Saber Bridgeも大詰め。
改めて今回の挑戦を通して感じたことを振り返り、今の思いを綴りました。

気づいたら4000文字書いてました。めちゃ長いので注意です。でもすごく自分の気持ちを整理できた気がする!


1 . Tableauの知識が深まった


やはり第一はこれです。
今まで自己流で使ってきてある程度使いこなせているつもりになっていましたが、知らない機能や考え方、こんなことも出来るんだ!がたくさんで、基礎すら全然身についていなかったんだと思い知らされました。

Tableauと出会った当初、急にアカウントだけほいっと与えられて、でも身近に有識者もいなくて、社内のセミナーで基本的なことは学びましたが、実現したいイメージをTableau上で再現する方法がわからない…Excelならすぐ出来るのに…と悶々としている期間が結構長かったです。

ネットで見つけてきた計算式をとりあえずで使い、これはどういう意味なの?と聞かれて「えっと…何でしょうね…?」となったり、%表記にしたいだけなのにあちこち検索しまくって、やっと書式設定に辿り着けたときには、「すごい…!できた…!」と課長とバンザイして喜んだ思い出もあります。

手探りである程度使えるようになっていたけれど、最初からこのプログラムに沿って勉強していればもっと早く使いこなせるようになっていたのかな、と思います。一時的には楽だから小手先で何とかしたくなるけど、しっかり学んで身につけて、できることの幅を広げていった方が最終的には実のある時間の使い方になりますね。

しっかり勉強した方がいいと実感しましたがその反面、そこがハードルであるのも事実で、もっと多くの人にとって使いやすいものにならないかな〜とも思ったりもします。周りへの働きかけ方が本当に難しくて…
でも自分としては、学べば学ぶほど「あんなこともできるかも!」と色々なアイデアも湧くようになることを体感したし、自分の引き出しを増やしていくためにも、今後もTableauに限らず様々なことを学び続けていきたいと思いました。

2 . 世の中にはすごい大人がいっぱいいるんだ!ということを知れた(同時に自分の課題を再認識した)


今回の挑戦における圧倒的な反省点は「スケジュール管理」が出来なかったことです。

自分が本質的に怠け者であることは分かっていたはず。怠け者だから、「勉強したいな〜」と思ってはいても思っただけで終わりがち、初めても三日坊主で終わりがち、なので自分を律するためにもDATA Saber Bridgeプログラムに申し込みました。

プログラムが始まる前から、仕事に追われる日々とその疲労から回復するためのプライベートの時間の確保で、特別なことはこれといってないけど、朝起きて気づいたらもう夜になっているような、暇だな〜と感じる時間なんて到底ないような日常を送っていました(みんなそうかも)

その生活のまま「時間が空いたら勉強しよう」っていう心持ちだけでは、なかなか勉強時間を確保できませんでした。何かの時間を削るか優先順位を変えないと、「空き時間」など一向にやってきません、当たり前ですね…
そして人生で何度目だろうという、夏休み最終日に宿題を終わらせる小学生状態に…

そんな中、同部屋やXで見かけるApprenticeの皆さんは着々と課題を進め、勉強会を実施し、どんどんアウトプットをしていて、本当にすごいなと思いました。
毎日仕事で忙しいはずなのに、自主的にこのプログラムに取り組んで勉強時間を確保し、ストイックに学んでいる大人がこんなにたくさんいることが、私にとってはかなり衝撃的でした。
誰もが当たり前にできることではないし、努力家で向上心がないとできないことですよね…本当に皆さん大尊敬です。(たくさんの人を夢中にさせるTableauの魅力と奥深さでもありますね!)

こういった外の世界を知れたこともDATA Saber Bridgeに参加して得た学びのひとつだと感じています。本当はもっと皆さんと交流する機会を持てたらよかったのだと思いますが…
「スケジュール管理能力のなさ」、そして「人前に出ることへの苦手意識」という自分の課題を改めて感じ、今後自分のこの性質とどう付き合っていくか、考えなければいけないと思いました。
(今回のブログを通して「あり得ないレベルの不注意さ」も課題に追加…ご指摘いただいた方ありがとうございました)
さらに、自分は人生において何を大切にしたいか、限りある時間を何に費やしていきたいか、ということさえも一度立ち止まって考える機会をもらった気がします。
人生の時間には限りがあるから、自分が大事にしたいことを見極めて優先順位をつけて取り組んでいかないと、あっという間にただ時間だけ過ぎ去ってしまうな、と改めて思いました。

「外の世界に出ていろんな人に出会ってみること」
大切なことだとは分かっていつつも、内向的で慎重派の私はいつも避けてしまいがちでした。でも、勇気を持って飛び込んでみることで、直接成功に繋がらなくとも得られるものはたくさんあると今回改めて実感しました。
少しだけ持てたApprenticeの皆さんとの交流の中でも、心が折れそうだった時に温かく声をかけていただけたことが大きかったです。人の温かさってすごいパワーがありますね…最後まで頑張ろうと思えたので、とても感謝しています。

3 . もっと多くの人にデータ分析の面白さに気付いてもらって、より効率的に成果の高い働き方ができるような職場にしたい!と改めて思った


DATA Saberの勉強を通して、自分のやりたいことがより明確になったと思います。
「データを最大限に活用することで、みんなで効率的に成果を出せるような職場にしたい」
そして、データを最大限に活用するために、Tableauは非常に有効な手段だと改めて思いました。

私の職場の課題は、データはあるのに見える化できてなく、個々の感覚や経験値に頼る業務が多いことだと思っています。見える化できていないから定期的にデータを確認する習慣もなく、「あれどうなっている?」と聞かれてから慌てて集計するのがデフォルトになっていることに、違和感ともどかしさを感じていました。

現在進行形で少しずつ職場にデータドリブン文化を根付かせよう作戦を実施していますが、この作戦の最大のハードルは、職場の皆さんにどうTableauの使いこなしを浸透させていくか、だと思っています。全員ドラッグ&ドロップする必要はない、とはいえ全員に同じデータを見てもらうだけでも簡単ではないな…と常日頃実感します。
まず「新しいツール」ってだけでもなかなか見てもらえないし、手のひらにのせる=自分でExcelで集計する、みたいになってて色んな人があちこちで似たようなExcel作ったりしています。これが本当に根深い。
ようやく使ってもらえるようになってきても、右上の分かりやすいとこに設置しているつもりなのにフィルターってどこ?って聞かれたり、Excelに吐き出せるんだっけ?とか聞かれて心で悲しみを押し殺しながらエクスポート方法教えてあげたり…
人間が新しいことをするのは簡単じゃないし、時間がかかるし、相当なパワーがいるなと、痛いほど感じます…

でも、少しずつではありますが、Tableauを使ってくれる人は増えていて、誰かが使うようになると周りも使い始めてくれる空気を感じる今日この頃でもあります。
すごく嬉しかったのは、細かい数値を追う作業は得意じゃないけど発信が得意な方が、私のワークブックを毎日の朝会での進捗報告に使ってくれて、Tableauを布教してくれていることです。それぞれの得意を生かしてチームとして総合力をあげられている、Tableauがその橋渡しになっている感覚がすごく嬉しかったです。(私も発信力高めなければいけない…!)

数字が得意じゃない人も細かく分析するのが好きな人も、色んな人がいるのがチームの強さなので、ひとりひとりの得意に寄り添い、決して押し付けることなく、上手にTableauの使い方をお伝えしていきたいなと思っています。その過程でデータ分析に興味を持ってくれる同志に出会えたらとても嬉しい。きっと出来ることが何倍にもなりますね。
そしていつか、データをベースに色んな視点を持つ人たちと色んな意見を出し合いながらよりよい仕事が出来るようになりたい…!

まとめ


ということで、DATA Saber Bridgeに参加したことで想像もしていなかったくらい多くのことを学び、感じ、考えることができました。

こういう時に限って?なのか終盤につれて仕事も忙しくなってきて、「効率的に仕事したくてTableau学んでいるはずなのに、捌いても捌いても仕事が終わらない!じっくりTableauに向き合えない!何も効率化できてない!」と謎の矛盾に苛まれたりもしましたが、こんなに何かに追われる日々も久しぶりだったので、最後にどれほどの達成感を感じられるか今から楽しみです。

正直、上述した自分の不甲斐なさのせいでData Saber認定をいただけるか不安しかないし、最終試験を受験できるかさえ厳しいかも…と思っています。
でも結果はどうであれ、自分がこの先実現したいこと、そのためにやるべきことは変わらないという確信はあります。

みんなの業務の効率を上げ、質の高い仕事をする。そのためにTableauの効率化とビジュアル効果を最大限生かす。そのためにひとりひとりとそれぞれの業務に寄り添い、自分の出来ることを出来る限りやる!のみ!

これからも学び続け、自分のペースで頑張り続けていきたいです。まずはDATA Saberになれるよう、最後まで諦めずに頑張る!


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