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私が誰かを殺してしまう確率

漠然と感じている「恐怖」についてのお話を。

私は精神障害者です。
統合失調症(旧名称:精神分裂病)です。
ネット上だと「糖質」とか「キチガイ」とか言われてるびょーき。

このnoteを書こうと思ったのは
元名大生のタリウム事件の公判が始まったというニュースをみかけたから。

弁護側は「発達障害で責任能力がない」として無罪を訴えたそうで。

発達障害で責任能力がない、という点に関しては、
発達障害ってそういう障害だっけ? と疑問に思うというかなんというか。

ただ、この「障害のため責任能力がない」からの「無罪を主張」という構図。
今までたびたび、
「加害者は精神科への通院歴があり、責任能力の有無が争点となる」
という形で、いろんな事件で見てきたものです。
(完全に余談ですが前述の元学生もこっちに振ってくるんじゃないかと)

私は怖いです。
自分が誰かを殺してしまうんじゃないか、と。
殺人の加害者になるんじゃないかと。

統合失調症。
認知機能の障害というものが表れて、
「現状を正しく認識できない」という症状が出ます。
よく言われる「幻聴」も私は出ているみたいです。

後から、落ち着いてから「あー、あのときはおかしかったな」と
自分で思うような行動をとること、とってしまうことが、
実際あります。

ただし。
「そのとき」「その瞬間」には、
それは「私」にとって「理屈の通った行動」だったのです。

「そのとき」に「私が誰かを殺してしまう」んじゃないか。

後から悔やんでも、殺してしまった人は生き返りません。
もしかしたら「おかしい」状態がずっとつづいて
罪悪感を持たないまま生きていけるかもしれません。
でも、それはそれで「怖い」ものですが。

自分の理性に自信が持てません。

「精神障害で責任能力がないから無罪」から
「精神障害者は事件を起こしても無罪」という解釈、からの
「精神障害者は危険」という帰結。

ネットなんかやるなって言われるかもしれませんが
ネットをみているとそういう言葉をとても頻繁に目にします。

そういう風に言われるなら「そうなのかもしれない」と思い始めます。
「おかしく」なってる時に「そういう行動を起こすかもしれない」。
そういう、不安、恐怖があります。

好きでとーしつになったわけじゃないのに。


……と、不安に思っていることを一気に書き出してみたのでちょっと落ち着いたような疲れたような。
最後にちょっとだけ、まともな情報というか、豆知識を。

重大な事件を起こして不起訴となった精神病患者は
無罪放免で地域にそのまま出ていくわけではありません。

たいていの場合は指定された病院に強制入院となり、
治療がほどこされます。

っていうのを広めておかないといけないんじゃないですかね?
と思ったりしてたら最後愚痴やん。

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