「鎧袖一触」を考える

がいしゅうしっしょく
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相手をたやすく打ち負かしてしまうたとえ。弱い敵人にたやすく一撃を加えるたとえ。
鎧(よろい)の袖(そで)がわずかに触れただけで、敵が即座に倒れる意から。
「鎧袖」は鎧の袖。
「一触」はほんの少し触れること。
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「鎧」 戦場で身を守るのに着る、昔の武具。

「袖」 ①衣服の腕を覆う部分。また、たもと。
    ②(机のわきの引き出し、門のわきの垣根、舞台のウイングなど)わきについているもの。

「一」 ①ものの数を数える時の最初の数。
    ②ひとつ。

「触」 ①角(つの)が物に突き当たる。ぶつか
そる。接する。さわる。ふれる。
    ②物にふれて活動する。心が感ずる。


「鎧袖」 よろいのそで。

「一触」 ワンタッチ。
     一つの動作で物を機能させることができること。
     手間がかからずにできること。


「鎧袖一触」  
よろいのそでに、ワンタッチすること。

四字熟語の意味としては
よろいのそでに、少し触れること。

転じて
相手をたやすく打ち負かすたとえ。


よろいのそでに、わずかに触れる。
触れただけで、
相手が即座に倒れる。

相手が倒れることまでの意味は
あるとは思えませんが、


そういう意味になるようです。


相手が簡単に倒れる。
こちらはとくに何もした覚えがない。

よろいのそでに、少し触れただけのこと。


相手が勝手に、
少し触れたたけで倒れた。

そんな感じです。



力の違いが大きすぎて
相手を簡単に倒した。

相当な達人なのでしょう。
相手は、普通の力の持ち主だとして、


こちらは、
何かの道をかなり極めた人のようです。

そのような強い者になったことがないので、
よくわりませんが、

よく時代劇などで
一人が大勢の敵を相手に

短時間に、剣を右に左にササッと
振り回して
大人数を倒してしまう。


あれを、

剣も持たないで、
素手だけで、
もっと少し動くくらいで
次々と倒していく
そのようなものかな?
と思いました。



よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。