「舌敝耳聾」を考える

ぜっぺいじろう
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話が回りくどくて分かりづらいことのたとえ。または、年老いて衰えたことを言い表す。
「舌敝」は舌がぼろぼろに破れる。
「耳聾」は耳が聞こえなくなること。
話す側が疲れて、聞く方も飽きるという意味から。
「舌弊耳聾」とも書く。
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「舌」 ①動物の口の中にある、運動自在の筋肉質の、味覚に関係する器官。べろ。
    ②舌に形が似たもの。

「敝」 ①やぶれる。やぶる。やぶれてぼろぼろになる。
    ②つかれる。おとろえる。よわる。
    ③自分に関すること。自分側のことを謙遜していう。
    ④おおう。おおいかくす。

「耳」 ①聴覚器官。みみ。また、みみのような形をしているもの。
    ②文末に用い、限定・断定を表す助字。のみ。

「聾」 肉体的な障害のため耳が聞こえないこと。そういう人。




「舌敝」 舌がぼろぼろに破れる。


「耳聾」 耳が聞こえない。



「舌敝耳聾」
舌がぼろぼろに破れて、
耳は聞こえない。

転じて

舌を使って話すことができなくなり、
耳で聞くことができなくなった。

転じて

話す側が疲れて、
聞く方は飽きる。

転じて

話が回りくどくて分かりづらい。
または、
年老いて衰えた。



舌がぼろぼろになると、
話が回りくどくなる、ということでしょうか?

耳が聞こえなくなる、とは
話が分かりづらいから、聞く耳を持たない、
聞くことをシャットアウトする。

という意味でしょうか?


「舌敝耳聾」
の四字熟語を見て
「話が回りくどい」
という意味とは、わかりにくい
と思います。

ただ

舌も耳も、
「どちらも使えない状態」

というような印象は
理解できそうです。



「話が回りくどくてわかりづらい」

という意味であることを

忘れないようにしようと

思います。



よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。