「浮雲驚竜」を考える
ふうんきょうりゅう
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筆に勢いがあり、のびのびとしていること。「浮雲」は空に浮いている雲のことで、自由なことのたとえ。「驚竜」は竜が天に昇ることで、勢いがあることのたとえ。
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「浮」 ①水の底をはなれて水上に出る。地面をはなれて空中にある。うく。うかぶ。
②根がない。よりどころがない。一定の住所をもたない。
「雲」 ①空にただようもの。くも。
②「出雲(いずも)国」の略。
「驚」 意外なことに出あって緊張する。びっくりする。びっくりさせる。
「竜」 ①へびに似たからだに、四本の足。二本の角とひげを持つ怪物。池・沼・海の中に住み、空にのぼって雲をおこし雨をふらさせるという。中国や日本ではめでたい動物とする。
②化石として発掘させる大型の爬虫(はちゅう)類の称。
「浮雲」 空に浮きただよう雲。浮き雲。
転じて、自由なこと。
「驚竜」 驚く竜?
「浮雲驚竜」
空に浮いている雲のように自由で、
竜のように勢いがある。
転じて
筆に
勢いがあり、
のびのびしていること。
自由で、勢いがある。
勢いがあり、のびのびしている。
筆にということなのですが、
この四字熟語には
どこにも、筆のことと分かるところが
ありません。
あと、竜に勢いがあることを
表現するのに
「驚」の漢字になっていますが、
「勢」とか
「昇」とか
ではいけなかったのでしょうか?
なぜ「驚」く竜なのでしょうか?
という疑問があります。
疑問なところがある
四字熟語ではありますが、
「勢いがあって
のびのびしている」
という意味は
理解しました。
字を書く時に、
「のびのびと勢いよく」
書きたいと思います。
よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。