「憤懣焦燥」を考える

ふんまんしょうそう
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苛立ち、怒って焦ること。
「憤懣」は怒りもだえること。
「焦燥」は思い通りにならずに苛立ち、焦ること。
世間に自分の意志や意見が認められずに怒り、苛立って焦ること。
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「憤」 ①不安・いかりをいだく。いきどおる。いきどおり。
    ②激する。ふるいたつ。

「懣」 怒りにみちてもだえる。いきどおる。    

「焦」 ①火熱で色がかわる。こげる。こがす。やく。
    ②火にあぶられるように心がいらいらする。いらだつ。あせる。

「燥」 火をたいて物をかわかす。かわく。湿気がなくなる。

「憤懣」 いきどおってもだえる。発散させ切れず心にわだかまる怒り。

「焦燥」 あせっていらだつこと。


「憤懣焦燥」
いかり、いきどおりでもだえる。
あせっていらだつ。


いかりをいだく。いかりにみちてもだえる。
あせる。いらだつ。



そのような意味です。

何に対して、そんなに怒っているのか?
もだえるくらいいきどおっているのか?

思うようにならないから、あせる。
いらだつ。

一人の力ではどうすることもできない。
大きな力、大きな圧力、上の立場からの重圧。

そういったものに対していだく怒り。
そしてあせりといらだち。


政治の力で、強引に事を進めようとすること。
大きな団体組織からの、一方的な命令のような決め事。

そういった、大きな力に対しての感情であると思います。

地元住民の意見を聞こうともしない、理解しようともしない。
ある限られた中での多数決によって決められる、あるいは、あるごく少数の人の考えによって決められる理不尽なこと。

世の中には、そういったことがあるのも事実。


どこに、このやりきれない思いをぶつければいいのだろうか?


そんなことも
この四字熟には

含まれているのでは
ないでしょうか?



よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。