ほめられるとうれしい。

ダンスレッスンは全部英語だから何言ってるか全然わかんないけど、先生たちはけっこう合間合間にgreat!とかbeautiful!だとか言ってくれる。

それが別に私に向けられたものじゃなくても、毎日息をするように発言する言葉であっても、言われればうれしい。


去年、私がバイトをしていた塾は「ほめて伸ばす」がモットーだった。
私もそういう部分は好きで、とにかく子どもたちをほめるんだけど、ほめたらほめたで、ほめられてる子どもを見て羨ましくなる。

今のダンスクラスでも容赦なく子どもたちが紛れてきて、大人たちを差し置いてお手本になったりする。そういうことが認められてるのが、いいな〜と思いつつ、そういうことができなかった自分を思い返して何となく惨めな気持ちになったりする。

別にダメだったわけじゃないんだろうけど、 何をしてても、ちょっとでも出る杭にならないように気をつけてしまっていた。

ほめられたことはたくさんある。

でも、ほめられたことによって出る杭になってしまうことが怖かったから、ほめられても素直に受け取れなかったんだと思う。
ほめられるのは嬉しいのに、ほめられて伸びるタイプじゃなくて、ほめられると目立たないように萎縮してしまうタイプ。

自分が好きでやってることを「ほめられるためにやっている」と思われることも嫌だったし。
勉強も割と好きだったんだけど「宿題だから仕方なくやってます」というていで、自習はあんまり人前で、家族の前でもしたくなかった。
小学生の時に隠れてトイレでやったこともある。今は全然やらないけど(笑)

まあ面倒くさいやつやったんやな。昔から。


今は出る杭を無言で打ってくるような人がいないから楽しくできる。
今まで素直に受け止められなかった分をこれから取り返していけるかな。



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