#24 Phil Hersh

https://soundcloud.com/user-983930015/no-24-phil-hersh 2019年6月15日

みなさんこんにちは、Ice Time Podcastへようこそ。ホストのジャックと、共同ホストのあやのです。今日のスペシャルゲストは、スケートライターのレジェンド、フィル・ハーシュさんです。彼は30年近くシカゴトリビューン紙で働いており、1980年から全ての冬季オリンピックを取材しています。フィル、今日は宜しくお願いします。

宜しくお願いします。もっとシカゴが暖かくなって春や夏が早くきて欲しいと思っていますよ

こちらも3日間雨が続いてこの時期に似合わず寒い日が続いているので、気持ちがわかりますよ

こうなるとフィギュアスケートシーズンが1年間に伸びそうですねw

それじゃあフィル、最初はこの話題から始めましょう。宇野昌磨選手がロシアのエテリコーチの元でトレーニングするというニュースは聞いていますよね。このことについてどう思うか、またここ数年の宇野選手のスケートについての意見を聞かせてください。

えぇ、でもこれって夏の期間だけの一時的なものですよね?

彼はこれまでのコーチ、山田満知子コーチと樋口美穂子コーチの元を離れて、新しいコーチを探しているんですよ。前回の記事に書いたのですが、エテリコーチは次のレギュラーコートとして有力候補だと思いますね。

それは間違いなく大きな変化ですね。彼のこの動きはここ数年の劇的な変化になるでしょうが、それは彼だけじゃない。エテリコーチの最も有名なスケーター、エフゲニア・メドヴェジェワもそういった変化を起こしましたし。だから私がどう思ったかって?もう何にも衝撃ではありませんね。でも驚いた?それはそうです。これまでの居心地の良い環境から抜け出すんです。でもエテリは、これまで男子のトップスケーターを排出したことがありませんよね。それがコーチとして何か違いを産むかどうかはわかりませんが。
ブライアン・オーサーはもちろん、フランク・キャロルも偉大なコーチでしたし、ジョン・ニックも男女ともにトップスケーターを教えている。それに日本のコーチの何人かも男女問わず素晴らしいスケーターを生んでいる。だからそんなに変わるものでもないかもしれな。
宇野昌磨は2018年のオリンピックでは、ショートで異次元の滑りを見せた羽生結弦に7点差のところからフリーを滑って2つのジャンプをミスしてしまった。もしあれがなければユズに勝っていたか?それはわからないけど、もっと僅差での結果になっていたのは間違いないですよね。で、しょうまはあれ以来昨シーズンはずっとジャンプの安定感に欠けるシーズンとなってしまった。最初から最後まで、世界選手権の2つのクアドフリップの失敗も含めてね。そのせいでここ数年の大会で初めて表彰台を逃してしまった。
だから彼がジャンプの修正が必要なことは明らかだと思いますね。オリンピックの前の夏にシカゴで、ジャンプスペシャリストのアレックス・オーリアシェフとの合宿をみました。昌磨と彼とはとても相性が良いように見えましたね。もちろん、アレックスはロシア人で昌磨は日本人ですからコミュニケーション面での難しさはあったようですが彼らは「フィギュアの言葉」で意思疎通をしていたんです。それに彼のジャンプは練習では、もちろん練習はあくまで練習ですが、でも練習ではとても安定しているように見えた。
だから彼の第一目的は、何かがねじれてしまった彼のジャンプを取り戻すことができるコーチを探すことでしょうね。それはアレックスなのか?アレクシ・ミーシンなのか?可能性はありますよね。それともジャンプスペシャリストと言われるコロラド・スプリングのトム・ザカライセックもありうるか?昌磨がどこにいるのが居心地が良いと感じるかによるでしょうね。モスクワはとてもこれまでの環境とは違いますよね。それに12歳から16、17歳の世界を驚かせている女の子たちのグループの中に男子のトップスケーターとして加入するとなると全員のお兄さん的な存在になって、それもまた興味深くもある。そういった可能性を探り始めた彼のことを賞賛しますね。可能性を自ら閉じるべきでは絶対にありませんからね。彼はとにかく、ジャックのレポートにもあるように、とにかくエテリのチームに行ってトライアウトをするのです。彼がそこを好むか、それとも好まないか、彼自身も探っているんだと思いますよ。

そうですね。エテリコーチについてのあなたの意見はどうですか?彼女のこれまでの業績は素晴らしいものですが

彼女にアクセスできる人は非常に限られているので、外から色々と言われていますよね。以前はユーチューブに彼女について知れる動画があったのですが、今は取り下げられてしまっていますね。僕が今公平に言えることがあるとしたら、彼女はとても要求の厳しいコーチであるということ。その動画の中では彼女がスケーターの体重問題についてのことがありました。当時問題となっていましたからね。今ではアメリカでも体操界でアスリートの体重問題は深刻になっています。
体操界ではこれ以上体操選手にこれ以上強要してはいけないということになった。これはスケート界でも同じですよ。それは拒食症、過食症などの接触障害を呼び起こすことになりますからね。でもエテリに関しては、誰もが実際に何が起こっているかを知らないまま外からジャッジしてしまっている。あのチームの中にいるスケーターたちも、引退を表明したばかりのポリーナ・ツルスカヤも含めて、彼女は厳しいコーチだとだけいう。エテリは一線を超えてしまっているのか?私にはわかりません。実際に見ていないから。でもその可能性はある?可能性はあるでしょう。または嫉妬して周りが書立てている?その可能性もある。ロシアで彼女のことをよく思わない人が多くいることは知っています。他のコーチの中にもね。
その中には間違いなく嫉妬の要素もあるでしょう。だけどどんなことがあったとしても、彼女の実績を変えることはできない。もっとも印象的だったのは、彼女が今年ザギトワにしたことですね。彼女は今シーズングランプリファイナルまではほとんど全てが良かった。グランプリファイナルもとても良い滑りをしたんですが紀平りかが少し上を行って、優勝した。でもそのあとのロシアナショナルでは非常に悪かった。ユーロ選手権でもあまり良くはなかったですね。これは世界選手権が終わった後に聞いた話ですが、その時彼女の思考はとても悪い方に傾いてしまっていた。でも世界選手権では素晴らしい滑りでシーズンを終えましたよね。確かにりかもミスをした。彼女が2つのアクセルを降りていれば結果は違っていたかもしれない。
でも現実にはアリーナは素晴らしい滑りをみせて優勝した。シーズンの途中に落ち込んでしまったスケーターをもう一度奮い立たせて調子を上げさせるというのは、これはすごいことですよ。もちろんそれはダニエルなのか、名前を今失念しちゃいましたがもう一人の男性コーチなのか、それともエテリなのか誰なのかはわからないけど、とにかくチームの誰かではあるんです。誰かが傷ついたら手助けする。アリーナがどう立ち直ったのかは定かではないですが、世界選手権での滑りはこれまでの中でも最も印象に残るパフォーマンスでしたよ。そこまで彼女のマインドを持って行かせた。オリンピックでのショートもフリーもとても素晴らしかった。そしてそこからモチベーションを維持させたこともやはり功績です。それにアリーナには去年から沢山のことがありましたよ。去年から少なくとも8cmは背が伸びたんですよ。少女から大人の女性の体に変化しているんです。だからこれまでほどジャンプが簡単でなくなり苦しんだんです。だからきっといくつかの試合では失敗するとわかっていたんでしょうね、そしてシーズンの最後には克服すると。だから彼女を批評するとしても、それらの功績を讃える必要はあると思いますね。アメリカには彼女を繰り返し批判する人もいます。その批判は正当なのか?それは私にはわかりませんね。実際に見ていませんから。

フィル、エテリに関してもう一つ、以前彼女はアメリカのいくつかの場所でかなり目立たないように指導していましたよね。それについて何か知っていますか?

色々な裏話があるようですね。彼女の娘はアメリカで、デイヴィスという父親との間に生まれています。彼女は連盟のビルが爆破された時オクラホマシティか、道を挟んだホテルにいたらしいんです。それから彼女はへーガンコーチのところに行ったりシンシナティでコーチをしたりしていたようです。でもそのあたりのことについて私はほとんど知りません。ユリア・リプニツカヤが登場するまで彼女はほとんで知られていませんでしたから。

すごい逆転劇だったんですね

驚きますよね、彼女のクラブは資金的にも充実している。非常に良い時期に当たったと言えますね。ロシアは2007年に2014年の冬季オリンピック開催が決定したんですが、2010年のオリンピックではプルシェンコ以外は残念な結果だった。だから突然、国家がフィギュアスケートに予算を大きく当て始めたんです。それでサンボ70クラブも非常に資金が充実した。それからユリアが登場し、彼女のキャリは怪我で非常に短い期間となりましたが、その後もエテリは非常に良い地図を描き続けているんです。

なるほど。それでは次に、羽生結弦さんについて話ましょう。2022年の北京オリンピックまではあと3シーズンとなりましたね。彼はここ数年怪我に苦しんでいますが、彼は2022年のオリンピックに出ると思いますか?

ゆずに関してこれまで学んできたことは、決して常識で判断できないということですね。でもその質問への答えは簡単だと思いますよ。誰もクリケットクラブで内情を見ていないから、この数年どれだけ彼の時間が限られていてどれだけリンクで過ごしたかはわからない。どれだけの時間が失われたのかわからない中でオリンピックにきて、勝てると思われていなかった、でも彼は優勝した。2019年の世界選手権では優勝できなかったけど非常に良い滑りをして優勝したネイサン・チェンに次ぐ2位になった。
だから僕が思うに、もしもゆづが2022年のオリンピックに出たいと思うなら、たとえ足を骨折していてもどんな悪条件があっても、彼は出場するでしょうね。遠くからしか見ることができないですがはっきり言えることは、彼の意志は本当に強い。競技にかける情熱も本当に強い。自分自身を押し上げて歴史を作ろうというその意志、オリンピック2連覇やグランプリファイナル金メダリストというだけでなく、技術を押し上げようという意志が素晴らしく強い。その意志は、自分の体を壊すほどですよ。NHKでのクアドルッツでの怪我のようにね。2014年のオリンピック以来彼の印象は、とにかく何かをやりたいと思うなら、彼はそれを成し遂げる人だということ。もちろん選手生命に関わるような怪我に繋がることはしないでしょうけども。ここ2シーズンは確かに怪我をしています。確かに成績にも響いている。だけどその2シーズンで両方とも一番大きな試合では素晴らしい滑りを見せているんです。

そうですよね。ゆづのコーチ、ブライアン・オーサーについても少し聞きたい。あなたとブライアンはとても親しいですよね。何人かにもこの質問をしたのですが、ブライアンは、選手としてよりもコーチとしての方が優秀だと思いますか?

ブライアンは素晴らしいスケーターでしたよ。2度のオリンピックと世界選手権での銀メダルは素晴らし成績です。ブライアンは良いコーチでもある。でもどちらかと言いたいのであれば、彼はコーチが天命であるとは言えるでしょうね。2007年にキム・ヨナを教えて翌年には世界女王に導いている。それにもちろん2010年のオリンピックでも。ゆづとの結果に関しても、2012年にチームに加入した時はまだ階段を上がる途中の選手だったのが、突然翌年のオリンピックで優勝した。それに他にもたくさんのスケーターがいますね。ハビエル・フェルナンデスは素晴らしい才能を持っているがあまり練習熱心ではなかった。でも彼がハビに教えることで、それまで誰も考えもしなかったスペイン選手の世界王者を生んだ。ユーロチャンピオンもね。
だから、彼は本当に偉大なコーチですよ。それにとても素晴らしいスケーターだった。ブライアン・ボイ他のとヴィクトール・ペトレンコとともに1998年オリンピックの表彰台に乗った。84年にはスコット・ハミルトンとも。素晴らしい試合でしたよ。彼はどちらのオリンピックも2位で終えた。私の記憶が正しければサラエボの時はショートもフリーも彼が1位だったが、コンパルソリーで後塵を拝した。だからはっきりとどちらが良いとは言えないですね。彼はどちらも素晴らしい。彼は実は競技を引退してショースケーターをしていた時、コーチをする気はあまりなかったらしい。だけどユナがコーチをして欲しいと言ってきてクリケットクラブに入ることになり、彼のコーチとしての才能が開花した。彼もユナのポテンシャルを知っていたけど、他には誰も2010年のオリンピックで彼女が勝つとは思っていなかった。当時の母国からのプレッシャーを考えれば、あれは私が見た中で最も素晴らしいオリンピックパフォーマンスですよ。

非常に興味深いですね。もう一つゆづに関してですが、2017年のヘルシンキでのフリースケートはあなたも見ましたよね?あのパフォーマンスは、あなたのランキングでは何ぐらいですか?

あれは間違いなくトップ5には入りますね。だけどそれは難しい質問だ。いつでも88年オリンピックでのブライアン・ボイタノのフリーを思い出すんですよ。あれは満場一致の満点のはずだったのにあとほんの少しの音楽性が足りなかったのか、一人のジャッジだけだった。それが25年後のアメリカナショナル大会でビッグスクリーンにあの演技が映し出されたんですよ。あれは2013年で、2014年から始まるクアド祭りが本格的になる前だった。だけどその2013年にあの1988年の滑りを見ても、あれは通用するものでしたよ。
きっとトップ6には入るぐらいのパフォーマンスです。それから2016年のボストンでのハビエル・フェルナンデスも素晴らしかった。2017年のゆづは全体のパフォーマンスでは優っていたけど、おそらくフリーだけ見るとそうではなかった。だけど2015年のNHKはもう信じられないほどでしたね。それから2週間後のグランプリファイナルでも。あれがおそらく彼の、二つ揃えた素晴らしい試合だったと思いますよ。だけどヘルシンキのフリーも強く記憶に残っています。芸術的に完璧だった。ジャンプも全て決めた。素晴らしいパフォーマンスで、だから、なんというかすごく難しいことですよ、パフォーマンスを比べるというのはそれはリンゴとミカンを比べたりアクセルとクアドのどちらが難しいかを比べるようなものだ。だから韓国でのことを記事にする時は、時間を超えて過去と比べるのはどれだけ難しいかということをはっきりと書いたはずです。
それにはいくつもの理由があります。技術的な難易度はとても高くなっているし、試合の幅も広がっている。過去を見ると、例えばディック・バトンは完全にあの時代を支配していた。だけど今の時代のスケーターにそれを求めるのは大変酷でしょう。今は基礎となるコンパルソリーもないですしね。ジャンプを失敗してしまえば大きな減点となる。だから過去のように時代を支配するといったことは今のスケーターには非常に難しいのです。だけどそれでも、ゆずは過去のどの時代を見ても最高のスケーターと言える。彼は間違いなく全ての時代で最高だと言われる瞬間がいくつもありましたし、いずれ引退した後には、「フィギュアスケート史上最も偉大なスケーターは誰か」という議論の中で永遠に語り継がれるでしょう。それは結果だけではありません。結果に加えて、彼が長く滑らずにオリンピックに行き、そしてあのショートプログラムを見せたと言ったら、クレイジーだと言わざるを得ないでしょうね。あのことが、他の何よりも強く惹きつけるんです。穏やかに見える顔の下の情熱、勝ちたい、自分のベストを尽くしてスポーツを押し上げたい、歴史を作りたいというあの情熱が、私の中で彼を他の選手とは違うものにしているんです。彼は偉大なアーティストで、ジャンパーだ。そして彼の内なる情熱は本当に信じがたいものがある。


素晴らしい意見だ。他の日本人スケーターの話も聞かせてください。去年夏には高橋大輔さんが復帰するということで非常に大きな話題になりました。それに関してはどう思いますか?いくつか復帰後のパフォーマンスは見たのでしょうか?

えぇ、いくつかビデオを見ましたよ。彼はジャンプが安定しなかったので、その芸術性に見合うだけのレベルに行き着くことができませんでしたね。誰であってもスポーツに復帰するというのは歓迎すべきことですね。女性よりも男性の方がいくらか復帰はしやすいように思いますが。アメリカでもワールドチームに入った女子3人が技術的に優れていて、残りの人たちも彼女たちに押し上げられているのを感じます。大輔は引退する前にクアドに挑んでいて、復帰してからも挑んでいるようですね。そこに戻ってこられることは素晴らしいことですよ。彼は大きな国際大会のメダルをとる可能性があるか?それはないでしょう。ではそのことが彼のスケートをしたいと思う気持ちを変えるか?それもありえないことでしょう。

なるほど。よくわかります。過去数年間、特にこの1年で、彼が国内外問わずどれだけ尊敬されているスケーターかということを実感しています。

えぇ、彼は氷の上でどれだけ彼自身を表現できるかという、そう言ったところを尊敬されているのでしょう。彼は氷上で多くの人の注意をひき、そしてそれを決して離さない。この世界ではそれほど偉大な成績を上げていなくても非常に尊敬されるスケーターというのもいる。例えばミーシャ・ジー。彼は今や非常に著名な振付師ですが、彼の滑りは人の歩みを止めて魅入らせる。私たちはもちろん、素晴らしいクアドジャンプを見るために立ち止まります。だけどミーシャは、4分半、今では4分ですが、その間ずっと観客を引き込み続けるのです。それが大輔にも言える。みんな立ち止まって大輔のプログラムを全て見るまで動けなくなる。たとえいくつかミスをしたとしてもね。ここ数年で感じたのですが、プログラムのはじめの方でジャンプミスがあると、見ているこちらの集中も途切れがちになってしまう。だけど大輔はそれを超えて人を惹きつけ続けるものがあるんです。

今少しお話ができましたが、4分半から4分になったことについてどう思いますか?

えぇ、始まる前はきっとチャレンジングだろうと思っていました。一つのジャンプ要素を減らすだけでは、7、8秒、まぁ予備動作、ジャンプ、着氷を含めても長くても15秒でしょう。それで次の要素へ入っていく。それほど大きな違いにはならないとも思っていたんですが、ヴィンセント・ジョウの国別対抗戦の滑りを見てとても興味深く思いましたね。彼はクアドを3本だけ飛んだんですが、他は本当に本当に本当に素晴らしいスケートを見せてくれた。ネイサンやゆづがあれだけのクアドジャンプを跳ぶことはすごいと思いますよ、だけど、ネイサンが以前に言っていたことがあるんです。私が彼のバレエについて大きな記事を書こうとした数年前に、「自分は11歳か12歳のそれほど多くのエレメンツがない頃の方がいいアーティストだった」とこう言ったんですね。
だからこの30秒の違いというのは、ジャンプを一つ減らしたのと同時に息をする時間も取り去ってしまった。僕としてはクアドジャンプ一本よりもこの息をつく時間ということの方が大事に思うんです。それに、後半のジャンプボーナスを取り過ぎないためにバランスをとる制度というのもあまり意味がないように思う。アリーナがオリンピックでやったような戦略を、どれだけの女子選手がやっていますか?それにみんなそのことでアリーナを批判していた。それでも彼女はオリンピックで金メダルをクビにかけたし、あのボーナスポイントがあったからこそ勝てたんだと思います。フィギュアスケートの芸術性の話を尻目に、メダルを渡したのです。だからプログラムを削るということはペアにとってこそ意味がある思います。ペアの協議を見ればわかると思いますが、多くのペアが最後で崩れている。ペアでは後半おボーナスがありませんから、序盤に大技を持ってきてプログラムの最後ではただ立つだけでも大変という状態なのです。ペアスケーターというのは想像を絶しますよ。
だからアスリートとして、挑戦的ですよね。身体的にきつい。ペアには助けになるでしょうけどもね。シズンを通して見ると、世界選手権では残念でしたがヴァネッサ・ジェイムズとモルガンが素晴らしかった。中国人ペアが王者に返り咲いたのですが。世界のペア競技のレベルはこの5、6年で非常に上がってきていますね。2017年のヘルシンキでそれをはっきりと見ることができましたよ。えぇと、あなたの質問の答えにはなっていないのですがw でもこの30秒の変更というのは思っていた通り大きなインパクトになったようです。男子はそれでも沢山のクアドを飛ぶので・・・もしかしたらクアドは4本までと決めるのも悪いアイディアではないかもしれない。技術的、芸術的にスポーツを進化させ、後退させまいとする動きは常にあるのです。だけどもしクアドが4本までと決められたら、きっと誰かがクアドアクセルをやってくるでしょうね。そうして他の道でスポーツを押し上げていく。面白いのは、皆さんご存知の通りあのロシアジュニア達が来シーズンはシニアに上がってくることですよね。さてどうなるか。

えぇ、どうなるか非常に楽しみです。ネイサンについてですが、周知の通りネイサンはイェール大学の学生でもありますよね。いつまで彼はこの生活を続けられると思いますか?オリンピックまでずっと両立させていくのか、それともその前のどこかの時点で集中するべきか

間違いなく大学に戻るでしょうね。先日NBCスポーツの同僚で著名なスケートライターのレイチェル・ルッツに彼がついに語ったことなんですが、かれは秋には大学に戻るそうですよ。昨年彼はスケートをしながら大学の通常授業を受けるというチャレンジをした。そのためにスケートのスケジュールをフルタイムのトレーニングから調整した。以前彼の1日はフィギュアスケートのために全て使われていた。そしてその後の自由時間でオンライン講座やその他のことをこなしていた。でも今は学業とフィギュアの両方でバランスをとる必要がある。これに関してイエール大学は非常によく協力していると思いますよ。男女のホッケーや他のこともあるのに彼のためにリンクの時間を確保している。
だけど最初はやはりてこづったようですね。シーズン序盤に確かジャパンオープンで日本に行った時の滑りはひどかった。彼はその後も準備が整っていないクアドジャンプを飛び続けた。それを見た誰もが、「なんてことだ。彼はスケートの時間が取れていない、彼のいく先は真っ暗だ」と思った。だけどシーズンが進み、おそらくグランプリファイナルで彼が完全にリズムを手に入れたとわかりましたね。どうやって時間を使うか、どうやって最大効果の出るトレーニングをするか、また、ずっとトレーニング漬けでないということも良かったのかもしれない。ちょっと遠回りな言い方になるかもしれないけど、来年このやり方を変えるか?なぜうまく行っているやり方を帰る必要があるのでしょう?レイチェルに確か秋には学校に戻ると話していましたよ。
ラファエルはもっと自分の元にいる時間を増やすべきだと行っていたようですが、もし私がネイサンだったとしたら、少なくとももう1年はうまく行ったやり方を試すでしょう。そしてそのあとに休暇をとるかな。ここで問題なのが、イエール大は3セメスター連続で休暇を与えたことはないんです。もしそれがネイサンにも当てはまるとすると、来シーズンの秋ではなくその次のシーズンの秋に行かなければいけない。イェールは間違いなく彼に練習時間を与えています。それに彼自身もスケートのことを考えない時間を持って、同世代の人たちと過ごす時間を持てることがいいと話していました。もちろん彼はカリフォルニアのリンクで沢山の友人がいます。マライア・ベルやその彼氏ロマン・ポンサール、それに今は引退していしまいましたがアシュリー・ワグナーやアダム・りっぽんも。
彼らはみんな同じチームです。だけどネイサインは今同世代の友人、同世代で他の分野での活躍している人たちに囲まれているのです。それらすべてのことが良かったのでしょうね。もちろん簡単ではない。もしも世界選手権の結果を過去の私が聞いたら、それが素晴らしい滑りを見せたアメリカナショナルの後だったとしても、君は夢見ている、と行ったでしょうね。だけど彼はゆづのように、成し遂げられる人です。オリンピックのショートでは魔物に負けたのか、ひどいショートでした。だけどその後素晴らしいフリーを見せた。もうあの時点ではプレッシャーもなかったでしょうしね。
彼は今、2シーズンほど前のゆづのように、無敵の状態なのです。だからもしネイサンにアドバイスすることがあるとしたら、そんなことはないけど、あるとしたら、もう一年やって見るようにいうでしょうね。フルタイムでイェールの学生をして、どうなるか見て見るように。もしうまくいくか、世界タイトルを獲れなくてもよく滑って2位になったとしたら、少し休む時間を取るようにいうでしょうね。一方でヴィンセント・ジョウは、まだ正式にブラウン大学に入学したとの発表はないんですが、彼は大学への進学を1年遅らせるようです。ただこれはちょっと理解し難くて、1年遅らせるということは次はオリンピックイヤーになってしまう。
ここしばらくの間、トップスケーターの学業との両立はあまりうまく行っていません。ポールワイリーの自己ベストはハーバードをやめた後ですし、それ以前の1992年にオリンピックで銀メダルを取った時もすでにやめていたかもしれない。デビー・トーマスはスタンフォードにしばらく行っていましたがその後退学し、非常に難しいチャレンジを行った。レイチェル・フラットもスタンフォードへ行きましたがそれはすでにキャリアが下降し始めてからでした。それ以降は彼女は同じスケーターとは思えないようになってしまった。多くの場合はオンアイストレーニングの時間の確保が問題となります。ところがネイサンの場合、まずコネチカットという場所が、とてもたくさんアイスリンクがある場所です。だから30分車を走らせれば3つのアイスリンクとイェール大学のリンクがあるのです。だからリンクにいる時間の確保という意味ではそこまで大きな問題ではないのでしょう。

なるほど。フィル、今のアメリカでのスケート人気は90年代の頃とは大きく違いますよね。いつからその人気に陰りがでたのか、そしてこの人気はすぐに回復するかどうか、どう思いますか?

陰りが出はじめたのは。。。ちょっと歴史を考え直してみますが、そうですね、僕はジャッジシステムの変更については反対していません、試す価値があると思います。表現をジャッジする不条理を減らすためには必要なことでしょう。誰でもテレビをつけて見ることがありますが、私たちでも理解に苦しむことがよくある。だからジャッジをするためにコンピューターか、すべて頭で計算できてしまうジャッキー・ウォンのような人が隣に座っている必要がある。彼は私が出会った中で最もスマートな人ですよ。だからいづれはそう行ったシステムが必要だった。ソルトレイクのペアで起こった論争は、ジャッジシステム変更のすべての原因ではないのです。ジャッジが調整されたかどうかはわかりませんが、きっと死ぬ時までずっと、あのロシア選手は金メダルだったのではないかと考えるでしょうね。だけどそのことは人気の翳りにそれほど大きな影響はないでしょう。
最も大きな要因は、現在アメリカに有力な女子スケーターがいないことでしょう。2006年にミシェルがオリンピックに怪我のため欠場してサーシャが金メダルを取り、キミーマイズナーがその年の世界選手権で優勝した。あれが彼女のキャリアのピークでしたね。そこから次の世界選手権メダルまでは2016年のアシュリー・ワグナーまでないのです。2006年のサーシャとケミー以降それまでアメリカの女子シングル選手でメダルをとっていない。
フィギュアスケートはいつでも女子選手の人気で競技自体の人気が左右される。もちろんブライアン・ボイタノやスコット・ハミルトンはアメリカでよく知られたスケーターです。だけど彼らが、スケートコミュニティの外でどれだけ知られているかは疑問符がつく。だけど女子ではいつも、テンリーがいてキャロルがいてペギーがいてドロシーがいてクリスティがいてミシェルがいた。ミシェルは非常に長くフィギュアの人気を引っ張った。94年のワールドチーム入りから始まって96年には世界女王になった、あれはチェン・ルーとの戦いで素晴らしかったんですが、それから4つの世界選手権と9つのアメリカナショナルで優勝した。そして彼女は長野オリンピックでたら・リピンスキーに敗北したのです。今思ってもあの決断は正しかった。結果がどうこうでなく、人々はミシェル・クワンを愛していた。ドロシーやペギーがそうであったように。
ミシェルは2006年に引退して、おそらくアメリカの女子スケーター史上で最も尊敬されている人でしょうね。それからいろんなことが一気に変わってしまった。ジャッジシステムも人事も10年区切りで変わり、アメリカが独占していたフィギュアが終わった。それから何が起こったかというと、ロシア女子の隆盛です。そして浅田真央も長い期間頂点にいた。94年の世界選手権は佐藤友香が優勝していますが。
その後は少し間が空いて2004年の世界選手権でしずかが優勝し、2006年のオリンピックで優勝してみんなを驚かせた。それから小さな真央が大きな動きを見せ始め、真央は日本にとってのミシェル食わんだった。そしてその後も新しい選手が続々と現れている。紀平りかはまだ本当に若い選手だし見ていて笑顔になる選手ですね。とにかく日本はそうやって常に勝てる選手がいる。だから日本でのフィギュア人気も高いのでしょう。もしこれが銀、銅メダルを獲得する人たちばかりだったら?そうではなくて、静香がオリンピックで優勝したから、真央が並外れたスケーターだからでしょう。それに彼女が母の死を乗り越えて素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたから。2014年オリンピックのショートでは非常にショッキングな滑りでしたが、フリーでのあの復活は涙を誘うもので、そしてバンクーバーでも素晴らしい滑りでした。たった一人彼女に勝つことができる人が結果的に勝ちましたが。
だからつまり、常に尊敬できる人が必要なのです。ゆづももちろんその中の一人。ゆづの人気というのはおそらく、フィギュアの歴史でこれまでないようなもので、ひとつの国に収まらず世界中から本当に愛されている。日本人だけでなく、どこの国の人にとっても彼の中には激しい情熱を掻き立てるものがある。その一方で彼は想像できうる中で最も傷つきやすい23歳でもある。だからこういう人を見ると、一方で守りたいとも思うし、その一方でなんてすごい選手なんだと畏敬の念を抱く。
そういった多くのことが起こって、アメリカ国内でのスポーツの中からフィギュアスケート人気が落ちてしまったんです。もう一つの大きな要因は、新聞の問題です。今ではあまりに多くの情報に人々が触れることができるため、4年に一度の短い期間ではアメリカでもメジャーなスポーツになりますが、その時期が終わればマイナーメジャースポーツになり、それからメジャーマイナースポーツになり、今ではマイナーマイナースポーツです。今では近くで見ることができるものがあまりに多い。アメリカ国外ではあまり理解されないことでは、学生スポーツがあります。特に男子バスケットボール、男子フットボールが非常に高い人気を誇っているのです。それにいつでも全てのゲームを見ることができる。常に見られるわけでもなく見続けたいと思うスターが常にいる訳でもない。そうなると人気を維持するのはとても大変です。非常に長い回答になりましたが、質問の答えになっていると嬉しいですね

えぇもちろんなっていますし、同意しますよ。以前あなたは、全ての大きなスケートの大会が日本で開かれるべきだと言っていましたね、今でもそう思いますか?

そう思いませんか?日本のファンの応援は他のどこよりも素晴らしい。この議論をSNSにも投げかけてみようかと思っているんですが、日本のファンの素晴らしさを、ボストンの世界選手権でもヘルシンキの世界選手権でもオリンピックでも見て来ました。というか見て来た世界選手権の多くでね。彼らは全てのスケーターに拍手を送るんです。ゆづや梨花が勝つこと望むか?それはもちろん。何かの理由で海外選手に恋に落ちていない限りはもし彼らが勝てばもう狂喜乱舞するでしょう。だけど彼らがアリーナで見せるスポーツマンシップのレベルは際立っています。もちろん、一つの国で行うことにリスクはあるでしょうね。今であればもっとロシアでも世界選手権が行われるべきでしょう。今やロシアでもこのスポーツが非常に人気ですからね。
だけどロシア国内で行われるアイスショーの数を見れば、日本に次ぐ二番目かもしれませんね。少なくとも短い期間であれば全てのメジャー大会を日本で行ってもこのスポーツが崩れることはないでしょう。それに、全てというのは言い過ぎかもしれないですが日本のファンの情熱がそう言わせるのです。だから一年のうちで大きな大会の3つのうち一つ、つまり世界選手権とグランプリファイナルと四大陸選手兼、まぁ四大陸を「3大」に入れるかどうかは意見が別れるところでしょうが、とにかくこの3つのうちの一つ、もっと言えば、毎年行われるイベントで最も大きい二つはやはり世界選手権とグランプリファイナルですが、この二つのうちの一つは日本で行われるべきですね。ちなみに僕はグランプリファイナルが一番好きです。なにせ本当のトップが集まる大会だし少人数で早いですから。この二つのどちらかを、もうその限りではないと証明できる日までは日本で行うべきと考えます。

そうですね、それに一つ私が理解しがたいことが、ジュニアグランプリシリーズのほとんどのがヨーロッパで開催されますよね。でも観客が非常に少ない。100人ぐらいだったりもするでしょう。それが非常に私には謎なんです。なぜジュニア世界選手権は日本で開催されないのか?グランプリシリーズも4年に一度くらいしか日本で開催されないのはなぜなのか?

ISUにそのことを聞いたことはないですが。。。というか日本でジュニア世界選手権が開かれたことがないとは知りませんでした。確かに驚きですね。ジュニアグランプリについても。これは聞かなければいけませんね。だけどその答えは簡単かもしれない。ジュニア世界選手権はシニアより少し複雑ですが、それでも日本でおこなわれるべきだ。もし3、4年の間にジュニア世界選手権が日本で行われるとしたら、チケットは間違いなく完売するでしょうね。少なくとも男女のシングルイベントは間違いなく完売ですよ。

間違いないでしょうね。もし大きく俯瞰して見ると、今はショーシーズンですが世界中のスケーターたちが日本に滑りに来る。毎月毎月、特にネイサンなんかは行ったり来たりしていますよ。過去も現在も含めてトップスケーターが集結している。そしてファンはそれを見るためにアリーナに詰めかけるのです。だけどジュニアの子達がヨーロッパに試合に行き、1000席ある会場に50とか100人しかいない場所で試合をするかと思うと胸が痛むのです。

そんなに大きな会場ではやらないですがw ISUがおそらく、このスポーツを育てようとしていて、5つか6つの国で持ち回りをしているんでしょう。それを移すことで大きなお金が動くだろうことは予想できますね。特にホスト国の連盟は大きな利益を逃すことになるでしょう。ですがそれは日本でも同じかもしれませんね。ジュニア世界選手権ではシニアとは同じチケット代というわけにはいきません。それでもチケットセールスは非常にいいでしょうけどもね。一つの国だけが強いスポーツにはしたくないはずです。ソ連のペアが台頭して来るまでは一強時代があったと言えますが。そしてアイスダンスでも。シングルスケーターでも強い選手はなかなか出ず、昔は本当にアメリカが独占しているスポーツでした。それに全てのショーもアメリカ。ソーニャ・ハーディングが1936年に4度目のオリンピックを終えた後に団体を立ち上げたことが大きな要因ですが。そう行ったことは循環しているのです。でも今は、そんな風に誰もがフィギュアスケートに興味を持つ時代になるようにするのが挑戦ですね。2018年のオリンピックに行った二人のスケーターの名前をアメリカ人の多くが知っているか、疑問ですね。誰かわかりますか?

長洲未来とアダム・リッポン?


大正解ですよジャック。それでチームメダルを除く幾つのメダルを獲得したか?ゼロですよ
アダムは強いスケーターだったし、未来もそうだったと思っています。だけど彼らはスケーターとしてというよりもそのパーソナリティで人気を得ている。アダムは特にね。だけど長年の間、スケーターはその首にかけたメダルで知名度が変わっていた。だけど今はアメリカ選手がメダルを取れないから、パーソナリティに注目するのです。時々冗談で言うのですが、アメリカの女子トップ選手がロシアのナショナル大会に参加したらトップ10に入るのも難しいだろうと。アメリカ選手が日本に来てもトップ5に入るのは難しいでしょうね。去年のロシアナショナルではオリンピックの金・銀メダリストが両方ともトップ3に入れなかったんですからね。信じられないことですよ。

確かに。フィル、シカゴで育って最近ジュニア世界選手権で優勝した樋渡ともき選手についても聞かせてください。彼のスケートを見たことがありますか?彼とは親しいんでしょうか?

ナショナル大会で見ただけですね。彼はシカゴをかなり前に離れていますからね。カリビアンは2015年に終わってしまったから僕が働いていた頃には見ていませんね。特に何か話を知っているわけでもないんですが、彼は間違いなく次のレベルにブレイクスルーすることができれば、次に来るスケーターでしょうね。彼は今、アメリカスケート史の中で最も技術力が高い二人、ヴィンセントとネイサンに次ぐ存在です。だから簡単な挑戦ではありません。でもどれだけ長くこの二人が続くかは誰もわからない。怪我をするかもしれない。でもネイサンもヴィンセントも、2026年のオリンピックにも行くことができるでしょうね。だからともきがこの二人に割って入るという挑戦は、決して簡単ではありません。

そうですね、同意します。フィル、あなたはこれまで11の冬季オリンピックを取材して来て、今はセミリタイアという状態ですよね。今後オリンピックやスケートに関する書籍を執筆する予定はありますか?

考えてはいるんですけどね。でも今は自転車に乗って長いサイクリングに行き、少しだけ働くということが楽しいのです。NBCスポーツで働くのも楽しいので、続いて欲しいと思っています。僕のジャーナリストとしての強みはいつも、締め切りを守ることなんです。だからもし僕に来年の1月1日までに本をかきあげるように言うなら、それ相応のギャラが必要なんですよ。そうすればきっとできるでしょうね。だけど私が一番力を発揮できるのは、何かを今すぐにしなければいけないという状況なんです。それに今のところ、机に座って長いプロジェクトに取り掛かるという情熱や意志があまりないんですよ。何よりも、どんな内容の本が選手自らの執筆よりも多くの興味を集められるかわからないのです。ミシェル・クワンもがライバルになるわけですから。ご存知かどうかわからないが、ミシェルは今でもとても人気がある。じゃぁ僕の本は誰に向けて?ハードコアなスケートファン?きっと違うでしょうね

非常に興味深い意見ですね。フィル、今日は貴重なお時間をありがとうございました。それにこれまで長くスケートに貢献してくださってありがとうございます。本当に素晴らしいキャリアだ。またすぐにアイスタイムポッドキャストでお話しできることを楽しみにしています。

とても楽しかったですよ。あなたの新聞記事も、日本のファンの盛り上がりと一緒に上がって来た。日本のスケートにとってもあなたのような記者を持てたことは幸運だと思いますよ。


本当にありがとうございました!


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