うちの猫はさみしがりで、トイレにもお風呂にもついてくる、わたしは大人の人間なのにさみしがりで、いつも誰かを呼んだり、呼ばれたりしている

来年の手帳をさがしながら、今年の手帳をみる、ちいさくまた誰かを呼んだり、去年のわたしや来年のわたしに話しかけたりしている、外に出たら涼しくて、気づかないうちに秋になっている

とてもしずかな場所に来て、しずかに暮らしている、持ち物は少なくても、守るものがある、だからわたしは、しずかに満たされている、もうすこししたら、また詩を書いていきたいと、そんな風に思っている、そんな日があるように、しずかに思っている

今日のさいごに、胸が震える、しあわせなことがあった、このようなしあわせとは、あっという間に消え去っていくものだけれど、またやって来ることをけして忘れずに、わたしは暮らして行きたい、神さまありがとうと、ちいさく思う