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夫がいてもシングルマザー

(2021年2月1日 「カサンドラ・デイズ」投稿)

私も子供もなんとか元気に過ごせて、生活が回ってる間はまだいいのです。

けれど、非日常的な事態が起きて普段にもましてキャパオーバーになると、改めて元夫の、家族への無関心な行動に怒りがわきました。

2013年5月31日
子供が昨日熱出て学校休んだ
今日だってどうなるかわからないのに
何も相談もせずサッサと会社に行ったダンナ
ホントズルいよな
いつも
自分はそんなこと全く関係なく自分の仕事
私だってフルタイムで仕事の責任負ってるんですけど?
月末最終日、休めない日なんですけど?
子供かわいそう
               ⇒ 0   ♡ 0
@hEaBlEaFbSl


このツイートの前日、小五の次男が朝から熱を出していました。

仕事がありましたが、もちろん小学生をひとり家の中に寝かせておくわけにはいきません。

夫はすでに家を出てしまったあとなので、必然的に私が仕事を休み、次男の看病をしました。
病院に連れていき、薬を飲ませ、寝かせます。


「今日次男が熱で学校を休んだよ」


帰宅した夫に、私はそう話しました。
翌日は月末最終日で私も仕事がもっとも忙しい日だったので困っていたのです。
夫は、

「あ、そ。」

という簡単な返事。



次の日、回復してくれることを願いましたが、やはり一日でスッキリとはいきません。

『やっぱり今日も登校は無理だな…』

そう思いながら早朝、体温計を眺めている私の顔をあげた先には無言で淡々と会社に行く準備をする夫。
そしてそのまま夫は何も言わず、子供を見ることもなく、ひとり静かに家を出て会社に向かうのでした。



このころには私はもうほぼ諦めの境地だったので、ただ相変わらず『家族に無関心な夫』の後ろ姿を眺めていました。


夫に協力してほしいという気持ちは、まだ子供たちが保育園児だったころ、すでに何度か元夫に伝えていたのです。

「週に一回でいいから早く帰ってきてほしい、そして私を休ませてほしい」

お願いする形でそう伝えました。

元夫は短く「必要ならそうするしかないんでしょう」ということを書いてきました。


しかし、それが実行されたのは一日だけで、その後は何事もなかったかのように自分の生活を続けました。


子供の急病の際どちらが休暇を取るか、ということに関しては一度話し合おうとしたことがありました。
が、建設的な話し合いはできず、ただただ理屈責めにされ、拒絶され、ひどく疲弊した経験しかありませんでした。

そのときの元夫の主張はこうでした。


「俺だって仕事がある。あなたはいちいち子供の様子を確かめてから俺に会社に行けと言っているのか。…結論を言えば、もしどうしても、というなら休むことはできます。前もって言っておいてくれれば何とか都合はつけます。でも俺だって大事な仕事があります。いつでもすぐに休めるわけじゃない。そのことは了解しておいてください。そもそも熱なんて出てなければ何の問題もないわけでしょ。」


妻の仕事については全く視野に入っていない物言いが悲しかった。

そんな言葉は二度と聞きたくなくて、子供が小学生のころは私はもう何も言わず、会社に行く元夫をただ眺めていました。



結局この日は、次男に3時間だけおとなしく寝ているように伝えて、私は午前中だけ出社し、2倍速で仕事を終わらせて昼に帰宅して看病しました。

(通勤は原付で23分で通えるようにしていたのが本当に助かりました)

子供の発熱、妻の仕事にも無関心で自分だけ会社に行く元夫


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