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#いいねされた数だけハマったゲームを紹介する見た人全員やる その2

VA-11 Hall-A

このゲームはゲーム趣味の合う友人に強く勧められたのでプレイした。
なんとも気だるい、退廃的なサイバーパンクの世界でバーテンダーの主人公が、バーに来る客にカクテルを振る舞いながら交流するというもの。
お客のオーダーは曖昧なものもあり、相手の話や雰囲気に合わせてカクテルを考えて作るのも面白い。
ミックスするお酒の種類は完全にゲームのオリジナルだが、このカクテルはどんな味なんだろうと想像するのも楽しみのひとつである。

カクテル作りに関しては慣れてしまえば簡単で、後半になるにつれて濃密になるストーリーを没頭して読むことができるのでジャンルとしてはノベルゲーに近い。

サイバーパンクの世界ならではな貧富の差が激しい世の中、日常に溶け込むアンドロイドの存在や、遺伝子改造等々、刺さる要素があればお勧めしたい……但し、えぐい下ネタや同性愛表現に抵抗がなければだが。
とにかくこのゲームは下ネタのオンパレードだ。
しかも日本人にウケるような種類の下ネタではなく、なんというかアメリカンジョーク的なやつだ。
ピュアな人がプレイすると「これってどういう意味?」となるようなネタも多々ある。
同性愛表現については単純にこの世界では同性愛も異性愛と同じような基準で受け入れられているというだけだ。
そもそも主人公がバイセクシャルなので男も女もどんと来いという感じだ。
個人的にこの主人公の自由奔放さはかなり気に入っていて、大好きなキャラクターである。

だがそんなアメリカンな下ネタの中にも人と人との関わり合いやこの世界ならではの厳しい社会情勢が垣間見える。
治安のあまりよろしくないベネズエラで作られたゲームなのだが、そんなベネエズラで生きる人たちを表現して作られたという。
僕はこの国の情勢について詳しくはなかったが、このゲームを通して世界が知れたことはとても勉強になったと感じる。

サイレントヒル2

このゲームは友人とホラーゲーム合宿をした際にプレイした。
サイレントヒルシリーズはどれも好きだがやはり2は名作である。
まごうことなきホラーゲームだが景色や情景、気味が悪い敵クリーチャーでさえも芸術的で美しさを感じる。

死んだはずの妻から来た一通の手紙。
「思い出のあの場所であなたを待っている」と書いてあり、新婚旅行の時に訪れたサイレントヒルを訪れる主人公。
楽しい思い出の地であるはずのサイレントヒルがゴーストタウン化とし、挙句の果てには恐ろしいクリーチャーの徘徊する地となってしまっていたが、それでも妻との思い出を辿ってゆく。

何故サイレントヒルが恐ろしいクリーチャーの徘徊する地になってしまったのか、死んだはずの妻から手紙が来たのはなぜなのか、最後に全ての謎が解けた時がなんとも言えない気持ちになる。

サイレントヒルシリーズはホラーゲームとして怖いことは怖いのだが、急に何かが襲ってきて驚いたりするような要素はあまりなく、なんかこう、ジワジワと侵食されてゆく恐ろしさなのだ。
自分はホラーというジャンルに関してはは苦手ではない(むしろ好き)な方なので、ゲーム内で何か恐ろしいイベントが起きても「ふーん……」という感じで見てしまうのだがそれがいつの間にか自分の中で蓄積していって

なんか知らないけどいつの間にか体調が悪くなっている

ということが多々ある。
これはサイレントヒルシリーズ全てに共通している。

ゲーム内にかなり悪趣味なギミックがあるのだが、なんかもう途中でガチで体調が悪くなって寝た経験もある。
ゲーム合宿でやっていた時は友人共々マジで体調が悪くなった。

しかし体調が悪くなりつつもやはり最後を見届けたい、別のシリーズもやりたい、という不思議な魅力を持つゲームである。
この美しくて繊細な世界観を新しいシリーズで是非また見たいと何年も思っている。

バイオハザード4

このゲームは何周しただろうか。
バイオハザードといえばゾンビが襲いかかってくるゲームというイメージなのだが、4の相手はゾンビではない
寄生生物に肉体を乗っ取られた「なんかおかしくなった人たち」なのだ。
彼らにはある程度人間であった頃の意識が残っていて、村できちんと生活していたりする。
そんな村に単身で乗り込んでゆくラクーンシティの生き残りであるレオン。
レオンは強いしイケメンだしでもう非の打ち所がなく、狂った人たちをバッタバッタと薙ぎ倒してゆく。爽快。

私が好きな要素としてはこの狂った人たちの生活や日常が垣間見れることで、望遠鏡で遠くから彼らの様子を見守りながら「こんな生活してるだあ」と考えるのが面白い。

敵が「ゾンビ」や「化け物」よりも「狂った人間」の方がギャグ要素が遥かに高く、「オッパイノペラペラソース!」という空耳は有名だと思うが、奴らの発するさっぱり意味のわからないスペイン語がまた笑いを誘う。

4に関しては始終愉快だった記憶しかないので個人的にはホラーゲームとは言い難い。
むしろガナード(狂った人たち)の生活見守りゲーである。

あと、鈴木史朗がプレイして話題になったクリア後のハイスコアを狙うモード、マーセナリーズもかなりやり込めるので長く遊べるゲームだと思う。

余談だがバイオ7のベイカー一家が、ガナードに若干知性を与えるとこうなるんだなあ!という感じでまた面白いのでこ4と7はセットでお勧めしたいゲームである。

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