見出し画像

大工町公園の未来を考える。

代表の松本麻衣子です。

先日、いわき市の生涯学習プラザにて「大工町公園の未来を考えるワークショップ」が開催されました。
公園というと、いつの間にかできていて、いつの間にか改修され、そして大半があまり使われてないというのが現状ではないでしょうか。これは、利用者側の意見がほとんど聞かれることなく作られているせいだと思われます。
今回、ichiの目の前の大工町公園が改修されることになり、ぜひ私たち市民の声も取り入れてもらおうということで、ワークショップを企画しました。

このワークショップの企画・運営に弊社(ichiの運営会社(株)Rinen )が関わらせて頂いております。 もともとichiは、ichiをキッカケに大工町公園とその周辺の不動産が互いに価値を高めあう相乗効果を生み出し、大工町全体が活性化することを目標にして作られました。

(活性化のスパイラルを作り出す)
ichiの利用者が増える→
公園が汚いとichiのマイナスイメージ、公園をもっとキレイにしよう→
公園の利用者が増える→
ichiの利用者も増える→
にぎやかさに誘われ出店者が増える→
出店者たちに公園をもっと素敵にしようという動機付けがうまれる→
公園も周辺店舗も利用者が増える→
大工町公園を中心とした地域一帯に賑わいが生まれる。
・・・まだまだ道半ばでございます。

【現状の大工町公園の使われ方】
ichiでは、託児の子供たちと一緒によく利用していました。子供たちは地面にお絵描きしたり、小枝や石を拾ったり、遊具がなくともそこそこ楽しそうではありました。近隣の学童保育dream Labさんの子供たちもよく駆け回って遊んでいます。

近隣のコンビニエンスストアで購入したおにぎりなどをベンチで食べている人もいますが、地面が土のせいで土埃が舞っているのを見ながら直射日光の下での食事は、長時間滞在するのは難しいし、癒されはしないかなぁと個人的には思います。
以前、木陰の下にベンチがあったのですが、壊れて撤去されて以来、残ったのは公園の四隅に2人がけの小さいベンチだけ。地面は土なので何か引かないと座れません。雨の後は地面が濡れてぐちゃぐちゃになるので、乾くまで使えません。
ツツジ一辺倒の植栽は、手入れが行き届いているようには見えないことから、間にゴミを捨てられやすいようです。猫の餌を植栽の隙間に放置する人もいます。

上記のような正直素敵とは言い難い大工町公園を、少しでも居心地いい場所にしたいという思いから、昨年ichiでは社会実験として公園の一部にパラソルとテーブルを設置させて頂きました。
またハンドメイド作家さんなど有志により、「大工町パークフェス」というものづくりをテーマにしたイベントを数回開催しており、公園に賑わいをつくる取り組みも行なっています。

下の写真は大工町パークフェスの時のもので、隣接する道路を歩行者天国にして、道路に落書きするワークショップも開催されました。(子供たちがとても楽しそう!)

【今回のワークショップの準備】
夜明け市場の運営をはじめ、まちを面白くする取り組みは夫のライフワークと言えます。
今回のワークショップのために夫は一生懸命奔走しました。事前説明会を開いたり、まちの重鎮さんたちに参加してもらえるように、取り組みの意義を説明して回ったり、とても頑張っていました。今までコツコツ積み上げてきたまちの人脈が生かされているなぁと感じます。
(あ、あんまり労いの言葉をかけてなかった。。。頑張ってるね!お疲れさま!→直接言うべきか笑)

【いざ、ワークショップ開催!】
当日、ワークショップに先立ち、南池袋公園をはじめ各地の公園を活用し、にぎわいのあるステキな「まちの日常づくり」に貢献されている青木純さんをアドバイザーとしてお迎えし、関わっていらっしゃる色々な事例をお話して頂きました。

ワークショップの様子、概要→夫がワークショップの様子を詳しく綴っておりまーす。

ワークショップの途中で、青木さんからアドバイス。「みんな、と言った途端、誰でもなくなってしまう。『みんなのため』という言葉は禁止にしましょう。『自分達がどうしたいのか』ということを大事してください。」
ハッとさせられました。公共的なものだから、みんなが満足しなきゃダメなんだと思うと、当たり障りのない平たい意見が正とされてしまいがちですが、そうなると当事者性が薄くなってしまい、一生懸命実現したいと思う人がいなくなってしまうんだなぁと気づきました。

ワークショップ第2回からは、もっと当事者性を大事にして「自分たちがどうしたいのか」を考えていきたいと思います!
第2回目は7月30日(火)10:00-13:30の開催です。会場はまだ決まっていませんが、ワークショップの途中で直接、大工町公園にも行く予定です。
第一回に来れなかった方でも、参加できますので、興味がある方はぜひおいでください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?