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山口拓朗「がんばらなくても伝わる、ラクになる 苦手なまま会話術」

・本書は、執筆活動に加え、講演や研修を通じて、文章術やコミュニケーション術の実践的なノウハウを提供する文章の専門家が、会話が苦手な人が、その苦手な状態を受け入れながら、それでいて、相手と快適にコミュニケーションを図るための考え方やノウハウを90の項目(Tips)にまとめた1冊。

会話の困りごとがたちまち消えていく90の小さなコツ(一部)

Tips 01
うまく話せない▷話すのがうまくなくてもいい
・「完璧な会話」を目指す必要はない。大事なのは完璧を目指すことではなく、「自分らしく、心地よく、そして効果的に」相手とコミュニケーションを図っていくこと。
・人のタイプは十人十色。
◇静かに考えて、時間をかけて返事をするタイプ
◇ひとまず口から言葉に出しながら考えをまとめていくタイプ
などさまざまなタイプがあり、それらに良し悪しはない。
・もちろん、相手と呼吸を合わせる気持ちは必要だが、それは「自分のタイプを封印すること」とは違う。むしろ!会話においては、「どれだけ自分らしくいられるか」が重要なのだ。
・そもそも「会話の正解」など存在しない。「話し方」にしても、会話に含まれる要素のひとつにすぎない。その事実に気づくことが、会話をうまくいかせる第一歩である。
※コミュニケーションにおいて、大きな勘違いについてこちらの項目で取り上げられているが、詳細は本書をお読みください。

Tips33
友人や同僚と雑談する
・「会話が苦手」と感じる人でも、気軽に雑談を楽しめるコツがあり、そのひとつとして、「軽めのトピックを持ち出すこと」が挙げられる。天気や季節、美味しい食べ物、最近見たドラマのことなど、身近な話題が、雑談としてぴったりと著者は語る。
・雑談では、相手の話に興味を示したうえで、こちらは気軽な質問を投げかけることも重要。これにより相手との会話が広がりやすくなる。
・雑談は長々と続ける必要はなく、変に盛り上げる必要もない。相手との間にある壁が少し崩れ、話しやすい雰囲気が生まれたらそれで十分なのだ。
・会話が苦手な人ほど雑談を「まじめ」にしようとしてしまう。「雑談は雑でいい」。この精神でいくこと。
※雑談をするうえで気をつけること、有効な手法についても述べられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「苦手意識は脳内変換で解消できる」「場面別の簡単な技術を覚えるだけでいい」「意識次第で、会話は最強の自己投資になる」という章で構成されており、
Tips20 人のことを悪く言ってしまう▷悪口を封印することの意外な効果
Tips32 つい謝ってしまう▷「〇〇〇〇〇」「〇〇ですね」を口癖にしない
Tips48 フィードバックに参加する
Tips52 飲み会に参加する
Tips66 一緒に〇〇する
Tips78 会話は「減点方式」ではなく「〇〇方式」で
Tips81 SNSで「〇〇〇〇〇」を発信する
など、誰もが持っているであろう会話の困りごとや悩みがたちまち消えていく小さなコツが90の項目(Tips)でまとめて解説した内容となっている。

気になった項目だけでも構いませんので、ご興味ある方はぜひ本書を手に取ってみてください。

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