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マウンティングポリス「人生が整うマウンティング大全」

・本書は、世の中に存在するさまざまなマウンティング事例を収集・分析し、情報発信に取り組むマウンティング研究の分野における第一人者の著者が、「マウンティング地獄」から脱出し、「マウントフルネス」を謳歌するためのノウハウを余すことなく伝えた1冊。

・マウンティングとは、相手に対して自身が優位な立場であることを誇示する意味合いで用いられる言葉。
・自分らしく満ち足りた人生を送るうえで、不毛なマウンティング競争はできる限り回避すべきである一方、人間の行動の大半はマウンティング欲求によって支配されており、マウンティングから完全に逃れることはほとんど不可能である。
・だとしたら、マウンティングを一方的に否定するのではなく、「マウンティングは現代社会を生き抜くうえで必須の教養である」と肯定的に捉え、マウンティングを人生を切り拓くためのツールと考えるほうが得策なのではないだろうか、と著者は考える。

・マウンティング欲求を持つことは、一般にはネガティブな事象として捉えられる傾向があるが、マウンティング欲求は人間が備わった「本能」の一種であり、それ自体は決して否定されるものでも忌み嫌われるべきものでもない。
・著者は、マウンティング欲求を「手放す」のではなく、マウンティング欲求を「味方につける」ことを意識することから始めることを提案している。

・多くの人は、夢や目標が実現するまでにその達成を諦めてしまうが、その原因としては、夢や目標を達成した際の「ワクワク感」が大幅に不足していることが挙げられる。
・そんな人に著者は、夢や目標をそのまま書くのではなく、「マウントを取っている自分の姿」がありありと感じられるように「マウント化」した状態で紙に書き出すことを勧めている。
・これは、自分だけの「未来マウント日記」を書くことによってら脳に望ましい状態を覚え込ませ、自然に目標達成に向かわせる、というもの。
・重要なことは、夢や目標を「マウント化」し、脳により多くの臨場感を与えること。
・そのためには、「人生を通じて自分はどんなマウントを取っていきたいのか」を明確に言語化することが必要である。
・そうすることによって、自分自身の行動が変化し、「マウントフル」な出来事が引き寄せられるようになる。
・最高の未来が実現することを信じて、「マウント化」した夢や目標を紙に書き出すことさえできれば、あなたはかんたんに理想の人生をつかみ取ることができるようになるだろう、と著者は語る。
※独自の「マウントポジション」の確立方法についても述べられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「マウンティング図鑑」「武器としてのマウンティング術」「マウンティングはイノベーションの母」「『マウントフルネス』を実現するには」という章で構成されており、
◇さまざまなマウントの事例(グローバル・学歴・教養・達観など)
◇一流のエリートが駆使する「ステルスマウンティング」5大頻出パターン
◇日本経済にはマウントが足りない
◇マウンティングを味方にする戦略と技術
など、一見ネガティブに感じるマウンティングを武器として身につけ、人生を攻略させる方法が紹介された内容となっている。

本書を読まないと損しますよ〜。

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