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原田隆史「はじめての目標達成ノート」

・本書は、大阪市内の公立中学校で20年間勤務→大学講師を経て起業し、野村證券、キリンビールなどの人材育成研修を担当するなど、これまでに約500社、10万人以上のビジネスパーソンを指導した実績を持つ著者が、自身のメソッド(原田メソッド)の入門ツールである「はじめての目標達成ノート」という2度の成功を手に入れながら、「目標設定の技術」と「目標達成の技術」が同時に磨ける1冊。

・「成功は技術だ」と著者は語る。「夢の実現」や「目標達成ができない」のは、「目標の立て方」と「目標を達成するための方法」が間違っているだけである。つまり、目標達成の「技術」をしっかりと身につければ、才能や経験に関係なく、自らのパフォーマンスを最大限に発揮して、自分自身を成功に導くことができるのだ。
・著者は「成功は技術だ」と語るが、その「技術」の土台として欠かせないものに、「自己効力感」と「自己肯定感」の2つが挙げられており、著者はその2つを合わせて、「自信」と呼んでいる。
・日本では、「自己肯定感」の重要性が叫ばれることが多いが、夢を描いたり、大きな目標を実現させるためには、「自分ならできる!」という、自分の能力に対する自信(自己効力感)が必要である。
・「自分には無理だ」とやる前から諦めるのは自分自身の可能性を信じていないから。自己効力感は、毎日の積み重ねで、少しずつ高まっていくもの。
・著者が中学校で保健体育の教師をしていた時、指導に反抗したり、非行に走る生徒たちの「心のエネルギー」を高めてやりたい、という思いから、枯れない夢や目標を設定させるためのフォーマットを考案し、それがのちの「原田メソッド」の核となるもの(原田式長期目的・目標設定用紙)であった。
・著者のメソッドを実践した生徒たちは、少しずつ自己効力感を高めていき、在籍していた陸上部にて、
◇個人種目で7年間で13回の日本一が誕生。
◇大阪府の大会で12回連続男子総合優勝
◇5回連続の男女総合優勝
という劇的な変化が起こり、問題の抱えていた中学校が徐々に落ち着きを取り戻し、私立中学校へ行かずに進学をしてくる生徒が増えていった。

・「原田メソッド」では「文字にして書く」ことを重視している。理由は、「頭の中でぼんやり考えても具体的な行動にはつながらないから」だ。
・言葉にして紙に書き出してこそ、夢や目標さ具体化し、それが行動を変える力となる。
・つまり、ぼんやりしていた夢や目標が明確な形となって浮かび上がってくるのだ。
・その夢や目標の実現のために、次は何ができるかを考え、それを「言葉」にして書き出す。そうすることで、真の意味で生み出され、明確になり、行動につなげやすくなるのだ。
・これらを繰り返すことで、行動が変えられるのだ。
※具体的な方法については、本書をお読みください。

・本書は、「目標設定ワークで原田メソッドに入門する」「成功のシナリオをつくってモチベーションを高める」「自信を高めながら目標達成を引き寄せる」「チャレンジを続けて成長する」という章で構成されており、
◇9種のワーク(トレーニング)
◇1ヶ月目標設定用紙
◇ルーティンチェック表(前半・後半)
◇セルフチェックシート
が収録されている。

・本書を最初から取り組むことで、
⒈自分にとって価値のある目標を設定する
⒉4観点で目標を広げ、モチベーションを高める
⒊オープンウィンドウ64で目標を達成するための行動目標(ルーティン行動、期日行動)を洗い出す
といった「目標設定の技術」と「目標達成の技術」が同時に磨けるようなワークブック形式になっているので、誰でも、一人で、無理なく取り組むことができるとのこと。

目標達成を実現したいことがある方は、こちらの本が参考になるかもしれません。

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