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井澤友郭『「問う力」が最強のツールである』

・本書は、プロのファシリテーターとして年間200回以上登壇し、3万人以上の社会人や学生を育成した著者が、「問う力」を真に高めようとする方向けの、基礎トレーニングの具体的なノウハウがつまった実践書。

・本書の「問う力」は、「1人称(自分自身への問い)・2人称(1人への相手への問い)・3人称(複数の相手への問い)」に大きく分けられている。仕事やプライベートで、相手から「◯◯を聞き出したい」と思うことがあるとした場合、これは2人称の問いになる。

・「問う力」には、
①問いを組み立てる
②言葉をうまく選んで個々の問いをつくる
という2つの要素が必要。問いの組み立てには、
⒈天候の話題など、答えやすい問いから始める
⒉自分の知りたいことに、話題を近づける問いを挟む
⒊自分の知りたいことを、直接的に聞く問いを投げかける
という3ステップがある。また、2人称の問い(1人への相手への問い)を活用して、問う力を発揮している人というのは、言葉をうます選びながら、自分の知りたい情報を上手に相手から得ている。

1人称の問い
・1人称の問いはすべての思考の基礎となり、自分の思考を整理することができる。
練習のステップは、
①5W1Hのシンプルな問い
②修飾した問い(シンプルな問い+修飾)
③Yes/Noで答えられるよう変換した問い
④軸に沿って変化させた問い
という流れで行なう。この練習は、3〜4センチ四方の付箋1枚に1つの問いを書き出すことを本書でおすすめしている。この1人称の問いは、
⒈自分自身のキャリアについて
⒉問題解決
⒊探索&リサーチ
などに活用できる。
※詳しいやり方や詳細については本書をご覧ください。

本書では、「問う力がなぜ最強のツールであるのか」「1人称・2人称・3人称の問いのやり方」「ワークショップにおける問いの実践方法」など、個人と組織が劇的に変わる「機能する問い」のつくり方が紹介された内容となっている。

授業、会議、プレゼン、ミーティングなどさまざまな場面で活用できるノウハウが凝縮されています!

#瞬読アウトプット  #1分書評 #フォレスト出版 #問う力

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