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西剛志「1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える 「やりたいこと」の見つけ方」

・本書は、うまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立し、世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めてこれまで1万5000人以上に講演会を提供した脳科学者の著者が、「自分の本質を知る」ことができ、自己分析を通じて、「やりたいこと」が見つけやすくするために、
◇見つからない原因
◇あなたを幸せにする「あること」
◇才能の理解を深める方法
などが紹介された1冊。

・「やりたいことが見つからない」のは、あなたのせいではないということ。
・住むところも、職業も、結婚すらも、すべて生まれた場所で定められていた時代と比較して、現代は職業選択が自由になり、生き方が多様な時代になった。それで人生に迷わないことのほうがおかしいのだ、と著者は語る。
・「あなたのやりたいことはなんですか?」と聞かれると、多くの人は具体的な「職業」を答えるかもしれない。しかし、いくら仕事やチャンスに出合っても、その瞬間はこれがいいと思えたとしても、最終的に「やりたいこと」に辿り着けない可能性がある。
・なぜそうなってしまうのかというと、「やりたいことを通じて得られる「感情」を無視している」からだ。
・「有名人になりたい」と夢を語る子どもの共通点に、有名になることで手に入れられる「自由」「ワクワク」「貢献の喜び」=やりたいことを通じて得られる「感情」がある。
・ここからわかることは、「◯◯になりたい」と願っている人が本当に手に入れたいのは、具体的な「職業」ではなく、「やりたいこと」を通じて得られる「感情」のほうが手に入れたいのだ。
・人にはみんな、「何か」を通じて得たい感情がある。これが本書における最大のポイントなのだ。
※この「何か」の詳細ならびに、本当にやりたいことの正体について知りたい方は、本書をお読みください。

・本書で推奨しているのは「ライフワーク」である。ライフワークは、単にお金を稼ぐための手段でもなく、まして苦痛でもなく、それどころか幸せになるためには欠かせない活動である。
・本書では、ライフワークのメリットが5つ紹介されている。その中のひとつに、「幸福度が高まり、自分を好きになれる」がある。
・ライスワークを実現している人は幸福度が高く、仕事にも熱心だということがわかっている。
・また、自己肯定感が高く、よく働き!他者や集団を自主的に助けようとする。情動がプラス思考で仕事を楽しむ、などの傾向もある。
・世の中には、自己肯定感の低い人がいるが、自分を好きになるためには、「自分が何をやりたいのか」を理解することに糸口があるのではないかと著者は考えている。
・著者も、クライアントがやりたいことを見つけ、雰囲気が変わって「まるで別人!」と驚くことがよくあるとのこと。
※残り4つのライフワークのメリットについては、本書をお読みください。

・本書は、「なぜ、やりたいことが見つからないのか?」「ライフワークは、あなたを幸せにする」「『ライフワークの原石』が見つかる77の動詞」「あなたの個性がわかる『7つの質問』」「適職がわかる『才能診断』」「『好き』を見つける小さな習慣」という章で構成されており、本書に収録されている知見や数々のワークを通して、本当にやりたいことを見つけ、一生ブレない「自分軸」をつくることができる内容となっている。

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