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油井亀美也「星宙の飛行士 宇宙飛行士が語る宇宙の絶景と夢」

・本書は、航空自衛隊に入隊後、パイロットとして活躍し、その後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙飛行士に認定され、約142日間ISSに滞在した経験を持つ著者が、自身の生い立ちから宇宙飛行士になるためでの物語、宇宙飛行士としての仕事や、宇宙から見た宇宙の絶景など、夢と希望を与えてくれる1冊。

・長野県の人口約4000人の川上村で育った著者は、両親の家業(レタス農家)の手伝いをしている合間、ふと見上げた夜空の満天の星を見て、「この宇宙はどうなっているのだろう」と興味が湧いたことがきっかけで、将来は天文学者か宇宙飛行士になりたいと小学校3、4年生の頃に決めていた。
・しかし、家庭の事情で防衛大学校に進学することになり、自身の夢は打ち砕かれるが、ある先輩の言葉がきっかけで、窮地から脱出する。
・そして、ある転機や運命の出合いにより、「宇宙飛行士になる」という夢を果たしたのであった。
※著者の生い立ちから宇宙飛行士になるまでの経緯については、本書をお読みください。

宇宙飛行士の仕事について
・著者が、ISSにておこなった仕事として、
◇高品質タンパク質結晶生成実験
◇超小型衛星放出ミッション
◇貨物船「こうのとり」キャッチ作業
や、実験機器の組み立てやテスト、水質調査など、予定がぎっしり詰まっていた。
・宇宙実験はもちろん、物品の在庫管理や広報イベントも大切な仕事であり、1時間単位の実験もあれば、5分刻みの作業もある。
・基本的には約2時間の運動を入れて18時過ぎまで仕事は続き、その後は、夕食や自由時間を過ごし、21時半頃には就寝するのが基本的なスケジュールである。
※著者の宇宙飛行士としての活動についての詳細は、本書をお読みください。

・本書では、「宇宙から見た宇宙の絶景」「撮影の舞台ウラ」「儚い水の惑星・地球」「『空』から『空』へ」という章で構成されており、著者が宇宙から見たおすすめの宇宙の絶景」「著者が宇宙での写真を撮影する理由」「著者の生い立ちから宇宙飛行士になるに至るまでの物語」など、夢を実現するまでの体験記と、宇宙の魅力を存分に語った内容となっている。

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