椿進「超加速経済アフリカ」

・東アフリカのケニアでは、東京から京都までとほぼ同じくらいの距離の高速鉄道が敷かれていて、エチオピアでは標高2000mの高速道路が開通している。
・首都ナイロビのカレン地区には、巨大なショッピングモール(The Hub Karen)があり、8万㎡の敷地の3万5000㎡におよぶ延床面積に100店舗ほど入っており、日本のイオンモールも顔負けのスケールとクオリティになっている。
・このように都市の中心部には近代的な建物が立ち並び、初めて訪れる人が「これがアフリカなのか!」と驚くほど、アフリカは今、加速度的に発展を遂げている。
・アフリカの中位年齢(0歳から順に並べてちょうど中間となる年齢)は19.7歳で日本(48.4歳)と比較すると圧倒的に若い。
・ケニアのケータイ普及率は113%で、財布の代わりとなるほど、生活の必需品となっている(マサイ族もスマホを使っている)。
・アフリカ全体の自動車の販売台数は約314万台(2015年)。そのうちケニアの自動車の日本中古車のシェアは80%である。
・アフリカでは日本のインスタントラーメンが売れており、そのシェアは2位で年間20億食である(1位はインドネシア)。
・日本が輸入しているタコの9割はアフリカ産。アフリカ人はタコは食べず、穫れた8割は日本に、2割はイタリアに輸出される。
・この他にも、アフリカの概要(どんな国があるかなど)と現状(人口や発展率)、アフリカの参入企業や日本との関わりなど、本書を読めばアフリカのイメージがガラッと変わっていく内容となっている。

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