・本書は、冴えない普通のOLであると同時に、自宅を住み替えながら高値売却、投資用不動産を複数運用し、30代は半ばで金融資産3000万円超、総投資額1億7千万円を超え、2021年に13年間勤務した会社を退職し、サイドFIREを実現した著者が、マネーリテラシーがなさすぎて、リボ払いで借金がかさんでいた借金彼氏(現夫)に伝えた資産がみるみる増える術を43の項目に分けてまとめた1冊。

レッスン1 稼ぐよりも優先的にやるべきことがある
・稼ぐよりも優先的にやるべきこととは、「お金に対して正しい「意識と知識」を身につける」こと。これがなければ、いくら稼いでも増やしても、お金がザルに水を入れるように手元からこぼれていき、現状を変えることができない。
・著者は、お金に対しての正しい「意識」を、「お金は豊かさをもたらすものである」という認識と定義している。
・「現状のお金に対しての潜在意識」に気づくためには、あなたのご家庭でご両親が「お金に対して発していた言葉や価値観」を思い出し、書き出してみてほしいのだ。
・自分の意識は、育ってきた環境と直結する。その言葉は、あなたの脳裏に刻み込まれ、いつの間にかあなたも同じ意識でお金と接するようになり、結果的にご両親と同じような経済状況になっている可能性が高い。
・もし「もしかしたら悪い価値観も引き継いでいるかもしれない」と気づいたなら、その呪いを捨てること。長年培ってきた思い込みは一朝一夕に変わるものではないが、「気づく→手放す」を繰り返すことによって、お金に対しての意識は少しずつ、変わっていく。
※著者がお金の悪い価値観をどのようにして変えていったかについての詳細は本書をご覧ください。


レッスン04「お金は減らない！」と心得る
・著者はお金を「豊かさをもたらすもの」「豊かさと交換できるツール」だと捉えている。
・つまり、「お金を払う=同等の豊かさを得る」という純粋な1つの交換であり、そこひ増減はない。
・「お金を払う」という行為は1回で数回だが、人生レベルで見るとものすごい回数になってくる。何万回と「不安」を受け取るよりも、「感謝」を感じられるほうが確実に豊かさは巡る。
・「感謝の気持ちでお金を払い、それによって得られた豊かさを言語化して感じる」ことをやってみることを著者は勧めている。
※感謝の気持ちを感じる方法として、ペットボトルの天然水1本を買う例が挙げられているが、どのように感じれば良いかについては、本書をご覧ください。

・本書では、「お金を増やす-鉄壁の意識と知識の土台を作る」「お金を捨てない-収支管理の基本を身につける」「落ちているお金を拾う-現金以外の価値にも目を向ける」「お金を増える場所に置く-貯金体質から投資体質にシフトする」「増えたお金を再投資する-不動産投資で大きな「豊かさ」をつかみ取る」という章で構成されており、「そもそもお金持ちの子は、なぜお金持ちなのか？」「億女流！常識破りなお金の使い方」「稼ぐのが先か、節約するのが先か」「家訓「家は借りるな！買え！」」「初心者が購入すべき投資商品はこれ！」「負債ではなく「富債」を背負え」といったお金に不自由しない資産の形成方法43が紹介された内容となっている。

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