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澤円「メタ思考「頭のいい人」の思考法を身につける」

・本書は、マイクロソフトに入社後、世界中のマイクロソフト社員のなかで卓越した社員にのみビル・ゲイツ氏が授与する「Chairman's Award」を受賞し、現在は、自身の法人の代表を務めながら、武蔵野大学専任教員らスタートアップ企業の顧問やNPOのメンター、Voicyパーソナリティ、セミナー・講演活動を行うなど幅広く活躍する著者が、「メタ思考」を身につけ、自分の人生を自由にデザインし、これからの新時代を生きていく方法について解説した1冊。

・「メタ思考」とは、自分の認知行動(行動や考え方)や性格を俯瞰で見て認識する活動のことである。
・「外」の視点を獲得すれば、今自分がいるひとつの世界の中で他者との比較に苦しむのではなく、自分がいかに小さい場所でちょっとした差に過敏になっているか、、その視野狭窄に気づくことができる。
・そして、ひとつの価値観に縛られずに自分が面白いと感じることに正直に、より自由に生きられる、と著者は考えている。

・著者のかつてのチームメンバーのひとりに、「僕、これまで失敗したことないんだよね」といった人がいる。
・多くの人は思った通りの結果になっていないことを「失敗」と呼ぶはず。しかし、こういったことをいった人は、失敗ではなく、「予想と現実が違っていただけに過ぎないこと」だと考えている。つまり、これは「解釈」が違うだけなのだ。
・人は一度失敗すると、「また失敗するかもしれない」と、どうしても恐れる心が生まれる。
・しかし、たいていの人が失敗と思うことを、失敗としてとらえていない人は、失敗していない(失敗だと思っていない)から、次になにか行動するときも、恐れる理由がまったくないのだ。
・「うまくいくと思っていたのに、なぜか違う結果が出てしまった。じゃあ、次は違うやり方を試してみよう」というふうに、何度も行動と修正を繰り返しながら、目標へ向かって最適化して進んでいるわけである。
・ここでのポイントは、「失敗とみなさないのは、「意思」による」ということである。
・これは、失敗だけではなく、自分が抱える悩みや思い込みに対して、とらえ方を変えたいときにも使える。何度も自分に言い聞かせればいいのだ。
※その際の著者のワンポイントアドバイスも記載されているが、詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「ルールに縛られない発想力」「正解にとらわれない観察力」「思い込みから自由になる思考法」「課題を発見していく認知力」「新時代のマネジメント作法」「視野を広げる人間関係術」「ストレスをなくすシェア力」という章で構成されており、
・成功体験を捨てるほど身軽になれる
・◯◯と言われることが自分の得意なこと
・恐れをなくすにはまず「◯◯」すること
・最初に変えることは何か
・自分の悩みも◯◯化するとラクになる
など、自分の制限を外すための思考法が紹介された内容となっている。

自分のリミッターを外したい方はぜひご一読を!

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