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見知らぬミシル「いい女は"去る者"を追わない その恋、ただの執着です」

・本書は、カウンセラーとして、電話にて恋愛・人生の相談をおこない、これまでの相談件数は1400人以上、Twitterでは「フォローすれば自己肯定感が上がる」と話題になり、フォロワーは約14万人以上にのぼる著者が、恋愛で苦しい思いを抱えているあなたに捧ぐ人生の極意について紹介した1冊。

① 離れたほうがいいとわかっていても離れられない
・執着しがちな恋愛で非常に多いパターンとして、理性と欲求、理性と感情が一致していないということかある。要するに、理性的な自分は「離れたほうがいい」と言っていて、感情的な自分は「でも離れたくない」と言っていて、脳内で自分内戦争が起きているような状況である。
・そのようなことが起きる理由は、「恋愛感情は大切にしなければならない」という思い込みがあるから。それは厳密にいうと、「我欲」であり、手放したほうがいい執着である。
・感情を掘り下げていけば、そこには「つらい」「苦しい」「悲しい」といった心の声が見えてくるはずで、大切にするべきなのは、むしろそういった心の声である。
・まずは、日常のあらゆるノイズを排除して、冷静に考えられる空白の時間が必要。
・疲れているときや、余裕がなくて冷静ではない状態のときは、正常な判断ができないので、まずは正常な判断ができる状況を整えることを優先すること。

②他人の恋愛を見聞きして落ち込む
・「他人の恋愛を見聞きして落ち込む」ということは、他人の恋愛と自分の恋愛を比較して、自分がしている恋愛に負い目や不安を感じているかもしれない。
・具体的には、
①他人は幸せな恋愛をしているのに、自分は不幸な恋愛をしている
②自分の恋人は、ほかの人みたいに優れている恋人ではない
③自分の恋愛は間違っているのではないかと不安になる
④そもそも自分は恋愛ができていない(恋人がいない)
の4つが考えられる。
・①の場合、他人まで比較して自分の不幸さに気づいたのであれば、むしろいいこと。他人の恋愛と比較するまで、自分がどれだけ苦しい思いをしていたか気づけないこともあるので、一概に他人の恋愛と比較することが悪いとはいえない。
・大切なのは、苦しんでいる自分から目を背けるのではなく、そう感じてしまうのは自然であると認めることである。
※②〜④の詳細については、本書をお読みください。

③では結局、「好き」とはなんなのか
・「執着」と同様に「好き」という言葉も抽象度が高く、一言ではなかなか言い表せないもの。
・仮に「好きを善(健全で継続してもいいこと)とするなら、
□笑顔が見たい
□悲しませたくない
□相手が悲しんでいたら自分まで心が痛む
□積極的に影響されたい
□安心と尊敬と信頼がある
などの基準に当てはまっているなら「好き」であると著者は考えている。
・大切なのは、「何を『好き』とすることで自分は幸せな恋愛ができるのか」という視点であり、「何を『好き』とすることで自分は幸せな恋愛ができるのか」という意味である。
・不安や執着を「好き」としてしまうと、恋愛というものが苦しいものに変わってしまうが、先に挙げたものを「好き」とするならば、好きになることは素晴らしいことで、恋愛とは幸せなものであると思える。
・何を「好き」とするかは本人の自由。あなたが自分で幸せになるために自分で「好き」を決めること。
※その他にどういった基準(本書では12項目記載)があるかは、本書をお読みください。

・本書では、「依存、現実逃避、被害者意識……もしかしたら、執着かもしれません」(相手を尊敬、信頼、感謝ができない・付き合ってからメンタルが悪化した÷被害者意識が強くなった)「普通に恋したいのに、なぜか執着になってしまう女性の特徴」(恋愛意外に夢中になれない・相手を変えようとする・SNSの情報を信じすぎるなど)「要注意!あなたの執着を加速させる男性のポイント」(面倒を見てもらおうとする・気分のみで発言する・自己開示をしてこないなど)「執着を手放す女は、相手との関係を上手に育てていける」(常に主体的でいる・感謝の回路を作る・最も重要なのは頼ること)という章で構成されており、厳しく、残酷ではあるが、あなたが"いい女"へと変わり、今よりもっと幸せな恋愛ができる人生の極意が紹介された内容となっている。

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