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上田怜奈「ビジネス英語の鬼100則」

・本書は、日本の政府機関で通訳/翻訳官としてキャリアをスタートし、15年以上に渡るグローバルビジネスコミュニケーションの経験と、海外の交渉や企画などの広範なビジネス知識を持ち、現在はEラーニングを中心とした企業の語学研修と、企業間の翻訳、コンサルティング業務を行う著者が、ビジネスにおいてすぐ使え、しっかり学べば長く活用できるビジネス英語100則について紹介した1冊。

ビジネス英語の鬼100則(一部)
Must 01 Nice to meet youを言うタイミングを知る
・「Nice to meet you.」という言葉は、
◇顔を合わせて
◇相手の名前を聞いた時に(あるいは自分の名前を言うタイミングで)
というタイミングで初めて述べる言葉である。
・つまり、「相手の目で見て名前で知って、初めて「会った」ということになるというイメージである。
・一般的なあいさつの流れは、以下の通りである。
「Hi, I'm Tom.Nice to meet you.」
①Tomはそう言いながら、自分の右手を差し出して「私」に握手を求める。
②「私」はTomの手を握る。
「Hi, I'm Reina. Nice to meet you,too.」
③言い終わったら、手を放す。
・握手のときは、相手に合わせ、しっかりとした強さで手を握るようにすること。
・「日本人は握手の握力が弱く、自信が無さげに感じる」というのがよく言われるところである。

・ビジネスで欧米人と会うときに、第一印象をよくしたいならば、
◇笑顔
◇アイコンタクト
◇姿勢
に注意するとよい。
・英語がまだ不慣れで流暢とは言えなかったとしても、余裕のある笑顔で相手の目をまっすぐ見つめ、姿勢を正してきちんと握手すると、印象がまったく違ってくる。
・日本の大企業の役員の方などはこの振る舞いに慣れていて、自信を見せるのがうまく、たとえ英語は勉強中でも、相手にミーティングの重要性を感じてもらうのが得意という印象を受ける。
・著者から見て、総合的なコミュニケーション力として、場数がものを言う部分は大きいかもしれないとのこと。
※Nice to meet to you(初めまして。)の言い換えとなる表現や、別れのあいさつについても解説されているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「信頼を勝ち取る自己紹介」「反応がもらえるライティング」「心と記憶に残るプレゼン」「納得感のある価格・条件交渉」「商談で外せない契約書の確認」「ビジネスパーソン必須の会計英語」「やる気を引き出す部下の褒め方叱り方」「スムーズなチームワーク」という章で構成されており、
4 相手がもっと話したくなる反応をする
13 内容を読んでもらえる書き出し・あいさつ
25 数字を使ってポイントについて話す
33 まずは◯◯で関係を構築することから
42 納期を早める交渉
54 一般条項を入れる
69 外注か内製化か
73 英語圏における叱り方のタブーを知る
82 目標設定と役割分担
92 求人広告を見て連絡をする
など、ビジネスにおいてグローバルで活躍するために必要なビジネス英語が網羅できる内容が収録されている。

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