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「ZEBRA CULTURE GUIDEBOOK Vol.01 ゼブラ企業が分かるガイドブック『ゼブラ企業カルチャー入門』」

・本書は、「ゼブラの縞模様や群れで行動する習性から由来し、社会貢献と企業利益という相反するように見える理念を両立させ、共存性に価値を置く」という考え方を持つ「ゼブラ企業」の入門書。

・時価総額10億以上の未上場企業を指す「ユニコーン」という概念を賞讃する風潮が強くなり、今の社会のルールを無視し、社会的責任よりも自社の成長を優先する企業が出てきた。
・こうした流れに危機感を覚えた人々から生まれた概念が「ゼブラ企業」である。
・「ゼブラ企業」の特徴は、
①社会性と経済性の両方を追求するとともに、相利共生(集団・群れとしての共存)を大切にしている。
②社会的な認知度・理解の向上が必要となる、「社会的に複雑な」課題に挑戦している。
③既存の金融の仕組みにマッチせず、新たなお金の流れを求めている。
の3つに大きくあると言われている。
・ゼブラ企業は、2017年にアメリカの女性起業家4名によって初めて提唱され、日本では2019年にゼブラ企業のコミュニティ(Tokyo Zebras Unite)が立ち上がり、社会への浸透を目指して、2021年にかぶしきがいZebras and Company(ゼブラアンドカンパニー)が設立された。
・この会社を創業した3名は、投資家、実業家、官僚、マーケター、プロデューサーといった様々なキャリアの中で、1社による利益の独占や株主価値のみの最大化といった現行の企業や金融、そして社会の在り方に対して疑問を感じていた。
・こちらの会社では、社会課題の見える化やゼブラ企業の成長を促進させ、そして社会課題解決の加速化、長期的且つインクルーシブな経営の普及、様々な挑戦機会の拡大によって、優しく健やかで楽しい社会の実現を目指す。
※Zebras and Companyが考える「ゼブラ企業」のペルソナについて4つ紹介されているが、詳細は本書をお読みください。

・Zebras and Companyが創業されて1年経ち、ゼブラ経営の社会実装と理論化に向けてより多くの知見と仲間を集めるために、ゼブラ企業のカンファレンス(ZEBRAHOOD)が開催された。
・カンファレンスは、ゼブラ経営の実践者をゲストに招いて5つのセッション(ビジネス・クリエイティブ・ファイナンスなど)を開催したカンファレンスパート、4つのテーマ(SHINISE・GENDER LENSなど)分けてゼブラ企業の実態に迫るダイアログパート、「社会課題解決と自立的事業の達成を目指すゼブラ企業にはどのような人材が必要なのか」についての対談パートで構成されており、その対談が本書に収録されている。
・「農産物の生産」「ウェディングプロデュース」「高等専門学校の運営」保育支援サービス」など、さまざまなゼブラ企業の対談から、「ゼブラ企業とは何か?」「ゼブラ経営とはどんなものか?」といった実態を知ることができるので、ゼブラ企業にご興味ある方は一度、ご一読ください。

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