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齋藤孝「1日5分で未来が変わる!こどもSDGs大図鑑365」

・本書は、大学教授で、日本語ブームをつくった齋藤孝氏が、SDGsの理解を深め、使命感を持ってもらいたいと思い、SDGsの365の知識や行動につながるトピックを集めた1冊。

・SDGsとは、貧困、人種差別、環境破壊など、世界の解決すべき、地球規模の問題解決を目指し、2030までの国際目標として定めたもので、大きく分けて17の目標(貧困をなくそう・飢餓をゼロに・すべての人に健康と福祉をなど)がある。
・本書では、地球上にあるさまざまな問題を365項目に分けて紹介しており、それに対する知識と、解決につながる方法が書かれている。


1月1日 【「バックキャスティング」で1年の目標を考えよう】
関連するSDGsの目標(17 パートナーシップで目標を達成しよう)
・SDGsは達成しなければいけない世界共通の目標である。人は普段、1年の目標を立てるとき、「英語の勉強を毎日、1時間以上やってできるようになる」など、現在から未来に目標をたてているが、「バックキャスティング」は、「1年以内に英検を取得する」といったように、目標を実現するために、"いま"なにをすればいいかを逆算して考える。SDGsの「2030年までに17の目標を達成する」という考え方がバックキャスティングなのだ。あなたの1年の目標もバックキャスティングで立ててみること。

1月24日 世界の国々の小学校に行けない人の数を調べよう
関連するSDGsの目標(①4 質の高い教育をみんなに ②1 貧困をなくそう ③ 16平和と公正をすべての人に)
・日本では義務教育制度により、満6歳の誕生日を迎えて最初の4月に小学校に入学するが、2018年時点で6〜11歳のこどもたちの8%(約12人に1人)にあたる約5900万人が学校に通えていない。うち女の子は約3200万人で、男の子よりも多くなっている。このように、世界には小学校に行けないこどもが大勢いるのだ。
・勉強ができないと、文字の読み書きや計算など、基本的な知識が身につかない。それは社会から取り残されることを意味するのだ。
※世界で最も小学校に通えない地域はどこかなどの詳細は本書をご覧ください。

8月14日 飲食店でペーパータオルを必要以上に使っていない?
・レストランやファストフード店などにいけば、紙ナプキンやペーパータオル、割り箸、ストローなど無料で使えるものがあるが、無料だからといって必要以上に使ったり、もらったりすれば、それは資源のムダづかいになるし、ごみを増やすことにつながる。
・必要以上に使ったり、もらったりするのはやめること。できれば、マイ箸やマイストローなど持ち歩き、お店のものをなるべく使わないのがスマートである。
※この項目には「スターバックスにタンブラーやマグカップを持参すると、いくら割引なる?」というクイズがあるが、正解は本書をご覧ください。

・本書では、1月から12月(1月1日から12月31日)にかけて1日1ページで読める内容となっている。その項目には、「世界の年間穀物生産量を調べてみよう(1月28日)」「「ニートってどんな人だろう?(2月11日)」「「世界の幸福度ランキング」で日本は世界何位だろう?(3月20日)」「世界の男女の教育格差がどれだけあるか知ってる?(4月11日)」「たばこは健康にどんな害がある?(5月31日)」「16歳になったら献血しよう(6月14日)」「世界には女性首相・大統領がどれくらいいるのだろう?(7月19日)」「世界の23億人が自宅で洗えない!?(8月4日)」「日本で自殺する人はどれくらいいると思う?(9月10日)」「不得意科目をYouTubeで克服してみよう!(10月5日)」「ノーベル賞を受賞した日本人は何人いるのだろう?(11月27日)」「大掃除で出た不用品は捨てずに売ろう!(12月29日)」など、今、知るべき知識とそれらを実現するための行動(アクション)365が収録されている。

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