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望月俊孝「人生の優先順位を明確にする 1分マインドフルネス」

・本書は、借金6,000万円、突然のリストラ、全身アトピー、一家離散の目前から8ヶ月でV字回復し、その原動力となった「宝地図・レイキ・勉強法」などを活用し、100万部のベストセラー作家になった著者が、自身が実践してきたマインドフルネスのメソッドをまとめた1冊。

・人類の歴史上、現代は最も「何かをしている」時代である。これは、生きている時間を1秒も無駄にせず、その時間を何かを得るために使っているので、ある意味素晴らしいことである。
・しかし、その陰で、「海馬」という大切な成長機能が忘れ去られていた。
・ある研究によると、成体マウスに、
①子犬の鳴き声
②モーツァルトの楽曲(2台のピアノのためのソナタ ニ長調)
③ホワイト・ノイズ
のような音を聞かせて、刺激を与えるのと、1日2時間完全な静寂の無響音箱に入れた1週間後、1日2時間完全な静寂を体験したマウスだけが、神経細胞レベルで強い反応が起きて、記憶を形成する海馬領域の細胞が発達し続けていたことがわかった。
・この研究は、ただ完全な静寂に2時間、身をおくだけで、海馬の神経細胞が成長し、記憶力や学習能力が自然に強化されることを教えてくれている。
・マインドフルネスは、現在に意識を集中して、思考や感覚を評価せずにただ見つめることで、あなたをいつでも深い静寂に導いてくれる。
※この次に、「人はどうしたら変われるのか?」をテーマに語られているが、詳細は本書をお読みください。

・マインドフルネスには、
①裁かない
②忍耐力をもつ
③初心者の心で物事をみる
④他の誰よりも自分自身を信頼する
⑤非努力
⑥受容する
⑦手放す
という実践するための7つの心構えがある。
・マインドフルネス瞑想中に、
◇これはつまらない
◇私には向かない
◇こんなことやって意味あるの?
などの心の声が必ず出てくる。
・こうした心の声は、自分で自分にジャッジを下している証拠である。むしろ居心地の悪い状態は歓迎するべきなのだ。
・日々の絶え間のない思考の渦から一歩距離をおけることが、マインドフルネスの意義である。
・断定することを避け、一歩引いて自分を俯瞰することが、自分と向き合うきっかけになるのだ。
※①〜⑦の詳細については、本書をお読みください。

・本書は、「あなたの世界をゆるがす6つのマインドフルネス的 新常識 Q&A」「マインドフルネスの効果・歴史・11個の科学的検証」「マインドフルネス・ワーク 大全」「次世代が注目する最新マインドフルネス『Awe(オウ)体験」「人生の半分を上の空で過ごさないためマインド・ワンダリング(心のさまよい)との向き合い方」という章で構成されており、
◇後悔しない人生を生きるためにはどうしたらいいのか?
◇マインドフルネス誕生の秘話
◇注意力・学習力を高める3つの基本メソッド
◇「〇〇」という万能薬
◇見違えるパフォーマンスをもたらす「〇〇」という常備薬
といった、著者が実践するマインドフルネスのメソッドを集約し、イラスト等でわかりやすくまとめた内容となっている。

・本書のマインドフルネスのポイントは、
①科学的な根拠に裏打ちされている
②1分で実感でき短時間で実践。一生使える
③有効性が高く、あなたの人生が変わる
という3つ。
本書を最後まで読めば、「今、何をすべきかたが明らかになる。自身が描く理想の未来を手に入れたい方はぜひご一読ください。

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