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バービー「「わたしはわたし」で生きていく。」

・本書は、男女の恋愛模様をネタにした「イエス、フォーリンラブ!の決め台詞で人気を得るお笑いコンビ「フォーリンラブ」のバービー氏が、なりたい自分になるためのヒントとして16のカテゴリーに分けて紹介した1冊。

・バービー氏は、外見のことはさほど気にしてはいなかったが、中学生の頃、顔面が活火山のように膿を持ったニキビが出まくったニキビ顔で夏祭りに出かけた夜、テキ屋を手伝っていたちびっ子に「顔どうしたの?」と言われて、ずっきーんと傷ついた。
・言った子は純粋に心配してくれただけだと思うが、「子どもに心配されるほどヤバいのか……」とかなりショックで、ものすごく恥ずかしかったとのこと。
・それまで外見を気にしていなかったが、他人から言われて意識しはじめてしまったそう。
・バービー氏は「外見は大事」と語る。なぜならバービー氏にとって外見は、「自分をどう見せたいか」「どう扱ってほしいか」を表現するための大切な"演出"だから。
・バービー氏は演出を、「ブス」から「かわいい」や「クール」にシフトした。自分自身の本質は変わっていないが、外見という演出を変えたのだ。
・どんなふうに演出したところで、世の中から傷つく要素をすべて排除することはおそらく無理とバービー氏は語る。だから万人を考慮した演出はなかなか難しいけれど、自分なりの落としどころを見極めていきたいとのこと。
・外見は、自分がどう見られたいかで決めればいいのだ。
※大学生、芸人の世界に入ったときのエピソードについても触れられているが、詳細は本書をご覧ください。

・バービー氏は「自分大好きバビたんです♡」がモットーであるが、つねに自分大好きかというと、そんなわけではない。
・やはり人間なので、どうしたって自分が嫌いはなる瞬間はあり、しょっちゅう落ち込んでいるとのこと。
・あるとき、自己認識や自己評価みたいなものは、健康状態に左右されるのではないかと考える。
・自分のケアがどうでもよくなったり、いつのまにか部屋が散らかっていたりするときに限って、自分の嫌いなところを強く感じるゾーンに入ってしまいがち。
・そういうときの8割方は、何か健康状態に原因があるんじゃないかとバービー氏は思っている。
・バービー氏は気分が落ちているときほど、まず身体をケアしてすることを心がけている。それから「腸活」としている。腸は「第2の脳」とも言われており、腸活すると、不思議と気持ちも穏やかになるそう。
・バービー氏が育った田舎は、子どもの美醜については誰もとやかく言わない環境だったが、東京にやってきて、バービー氏と同世代のほとんどが、小さな頃から「見た目」でジャッジされて育っていることに驚く。
・現代は、本当に何でも比べやすい世の中である。友だちの幸せそうなSNSを眺めて素直に祝福できるときもあれば、目を背けたくなるときもある。それはつまり、自分が元気か元気じゃないかな違いであるとバービー氏は語る。
・バービー氏は、体調があからさまによくないときは、SNS断ちする。そうすることでかなりスッキリするとのこと。
・自分を好きになろうとがんばるよりも、自分をいたわってケアするほうが、じつは「自分を好きになる」近道なのかもしれないと語っている。
※日本社会の「謙遜」について、10年前(2013年頃)の自身の"自信満々キャラ"の周囲の評判などについては本書をお読みください。

・本書では、「外見って大事なの?」「「いい女」ってどんな人」「愛とお金、選ぶならどっち?」「自分を好きになるにはどうしたらいい?」など、合計16の章で構成されており、「お金・結婚・友だち・夢・後悔しない人生の送り方・家族・幸せ」など各方面についてのバービー氏の持論がまとめられた内容となっている。

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