壱(ICHI)

自分が思ったことを書いていきます。 我慢しない、無理しない、そんな生き方を。

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  • 分身たち

    書いた言葉は、自分から生まれた自分だと思っているので。詩がいます。

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改めて自己紹介。

noteを始めてから数年経ちましたが、使い方もよくわかっていなかったので、ちゃんとした自己紹介をしていませんでした。文章を書くのがちょっと楽しくなってきたと思ったで、改めて自分のことを話そうかなと思います。 私は、社会人始めて10年以上経っているアラサーです。看護師やってます。 新人の頃に、かなりの激務で自分が病気になる一歩手前までいき、休職したことがあります。朝は7時には病棟にいき情報収集。帰りは定時で帰れることなく、いつも夜20時くらいでした。(これでもマシな方なのかも

    • 【詩】1番星

      風の向こうに 優しい目を持ち 触れない心に 暖かい手を置く 開く時間を 決められるのは ルールがあるから いつだって僕たちは 絶え間のない流水のように この命を繋いでいる ずっとずっと 今のこの瞬間も 自然と結ばれている 見上げた先に 毎年会える君がいる 会えない時も 君は生き続けている いつも会えると思うのは さすがに油断しているのだろうか この言葉すら 消えてしまうかもしれないのに この思いすら 散ってしまうかもしれないのに どうかどうか これから僕が

      • 【詩】いつもの香り

        いつも通りの道を行き いつも通りの道に帰す 変わらない景色は 一種の安心感を生む たしかに私は この時を生きているので まわりも同じように この瞬間を生きている 呼吸をするのが当たり前 だから無意識 知ることもない すぐ通り過ぎてしまう でも少し方向を変えたら 見えないものが見えてくる 触れなかったものに 触れることができる 星と月が視界に入るころ 誰かの暖かさを感じた ずっとそこにいたんだ 変わっていなかったのだ 変わってしまったのは 私だったのかもしれない

        • 【詩】潜水

          水面に触れる感覚は 優しさと暖かさが混ざって 心地いいものなのに 深海に触れる感覚は 怖さと冷たさが混ざって 泣くことさえ忘れてしまう 名前のない「それ」は 一体どちらなのだろう 君が夢見る体感は 幸か不幸か まだ叶っていない その場に咲く 蠢くような声は 綺麗と言えるのだろうか 僕には未だにわからない 誰かが放った呪いは 執着の裏返し この場に留まりたい 最大級の自己主張 今を生きる君なら どんな答えを導き出すだろうか その手で祈る回数分 君は何度も底を見る 僕は何度も底を

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          22本

        記事

          【詩】手紙

          空のように変化するあなたは 次はどこに降り立つのでしょうか 走り出すその先は いつもの通り見えなくて 手探りで進む姿を 私はずっと見守ってきました 何度も涙を流しても 何度も底に落とされても 何度もこの世界を恨んでも 私は手を出さず 1番遠くて1番近い場所から あなたを支えてきました 気づくか気づかないか それすら触れないか もしかしたら すべて決まっているのかもしれない 理由すらも伝えられないのは それがあなたの計画かもしれないから 何も出来ないのです それがあなたの正解か

          【詩】手紙

          【詩】新月の君

          あたりを照らす光に安心して、一歩ずつ進むその先に、あなたの表情が見えないのは、私がその光を隠してしまったからなのか、いつも通りの挨拶が、斜めに歪む、嫌いじゃないし嫌わないで、その声が導き出す答えに、不本意な最善策が今日を紡ぐ。月に一度、巡ってくる順番に、逆らうことがあったなら、反比例して、そのまま上下に揺れるのでしょう、どこまでもずっと、帰り道もわからないまま、居心地が良くなってしまって、それが今の幸せで、抵抗すれば、針に指を刺す、その痛みも抱きしめて、すべては正しいと、今夜

          【詩】新月の君

          【詩】一週間

          耳元で囁いた、声じゃない色、誰も教えてくれなかった日曜日、ひっくり返る世界を、180度変わる景色を、あなたは抉り出す、破片を集めたその先に、何を思いますか、嗚咽が走る、たくさんの視線に、煩わしさが首を絞める、そんなの美しくないのに、それが満点の答えだと、正義が残酷な笑顔で手を差し出す、さよなら、また明日、明日は約束してくれない、ゆびきりげんまんしてくれない、愛してくれない、ただ信じる、泣き顔で笑うのはもう慣れた、人は、こんなにも複雑だったか、それでも君の、優しい指先が溶けるほ

          【詩】一週間

          【詩】12月31日

          いつもの日常よりは、黒が似合っている風景で、足音も少しだけ音を抑えている、それでも時間は流れるから、それに着いていくのが必死だった、楽にしていればいいのに、それが出来ないのは、この瞬間まで刻みながらでも進んできたからなのだろう、本当にお疲れ様でした。たくさん吐いた媒体を、何個壊したくなっただろうか、よく花束に変えては、私の周りを覆う膜に足していく、それで強くなってきた、そんな水のように流れる日々を優しく抱きしめてきた、見上げた先が不透明であっても、それが信じることだとすれば、

          【詩】12月31日

          【詩】共有不可

          私に見える景色があるように、あなたからも見える景色があるけれど、それが全く同じというわけではないと気がついたのは、空の青さの濃淡の基準が、何通りもあること、それに伴う感情も、表情も、正解がないことを、あなたが優しい残酷さで私に触れた時でした、その場にいた、気がついたらもう遅くて、後ろにいる、もう届かないその手を、掴みたくても掴めないのが、生きることなのかもしれない、霧がかかる、眩暈がする、でも苦しくない、寧ろ心地がいいと感じるその場所は、あなたにとって幸せですか、私の景色とあ

          【詩】共有不可

          【詩】人の形の操縦者

          あの日から目指した夢とか、理想の自分になるための目標とか、今日も歩いている、少しずつでも刻まれる足跡、それはきっと、確かな真実、誰にも踏まれない、汚させない、だけど、はたして、それは本当に、心の底から湧き出たものですか、笑えていますか、引っかかっていませんか、自然に足がついていますか、いつのまにか、誰かの役を演じていませんか、当たり前が当たり前だと、本当に思っていますか、単純なことを複雑にしていませんか。 それを信じるならそれでいい、でも、違うなら、その糸を断ち切って、燃や

          【詩】人の形の操縦者

          【詩】終着駅まであと〇〇分

          どうにもこうにも動けなくて、電車の遅延情報が流れてきた時は、うろ覚えの言葉を頼りに、手摺りに捕まって、落下しないように気をつけていた、夕日に染まるあの人は、誰かと一緒に溶けたのでしょう、光栄だわ、開かない踏切みたいな人生って、何かから私を守っているのかもしれない、疑問に思った時、生きている証拠が浮かび上がる、広告に現れる音から、何を掴み取って、優しく調理できるだろうか、簡単にできる割には、脆いものに執着しやすい、それが死ぬほど美味しくて、1分後のアナウンスに期待している、時刻

          【詩】終着駅まであと〇〇分

          【詩】雨雲の先に触れたもの

          白い靴で道を歩く、気をつけていても小さな汚れは確かについて、気がつけば落ちなくなっている、それが当たり前で、まるで自分の一部のように愛してしまっている、不思議なものです、それに苦しめられているとも知らずに、こんなものなんだと、不自然に納得してしまっている、誰も教えてくれないたった一つの本音。

          【詩】雨雲の先に触れたもの

          【詩】夕方17時の声

          動じない心が欲しいと願いながら、穏便に済ませたい日常に辟易している、何を言っても通じないのは、同じ空気を吸えていないからなのか、同じ世界に立っていないからなのか、出来たら、夢で夢を実現させたい、心臓が不規則に嘆いては、肺から汚染した言葉が飾られる、涙は出ない出さない出させない、背後にせまる焦燥感を抑えて、手を伸ばせ、それはどうしても叶えたいたった一つの願い、手で踊れ、視線は合わせない、それが唯一の特効薬、飲み干して、黒に染まった道を歩け、白い明日を迎えられるように。

          【詩】夕方17時の声

          【詩】見えない答えとあなた

          自分の好きなこと、きっと笑顔になれて、高揚感がある、晴々しい空のように、手を伸ばして、なんでも出来そうな気がするの、足取りも軽い、そんな君。 自由を求めて、見えない繋がりに安心して、ただただ吐露する、これが僕だ、底にいる石のように、砂に埋もれている、でも確かに存在して、流れを見守る、乗っていきたい思いは隠して、でもそれは僕じゃない、引き裂かれそうな思いは見ないふりをした。 矛盾する言葉は、時に本心を飲み込んで、歪な形になってしまう、それはもう、手遅れになれば、それが本物だって

          【詩】見えない答えとあなた

          【詩】演技

          好きだったんだよ、一緒にいて楽しくて、一緒に食べたカレーは刺激的な味がして、一緒に寝たベッドはふわふわして、全部全部好きだった、時間を共有して、笑顔で話して、その隣にいる人間、という役をしている私が。 いつもいつも、何が「正解」な言葉、態度でいればいいのか、目隠ししながら手探りして、人から聞いた話を耳に入れれば、不安と希望が入り混じった、難色のカクテルを飲み干す、視野が狭まる、酩酊状態、私は何がしたいのか、あの時願った代償が、こんな変化球で返ってくるなんて、意識を飛ばしたいの

          【詩】演技

          【詩】接客

          あなたに伝えたいことは山ほどあるけど、それは一手間違えれば、太陽が瞬間冷凍するように世が終わってしまうので、作戦を練ってから、感情を練り込んだお面をつけて赴きます、時に、圧倒される空気に一瞬怯んだけど、前線に立って向かうことにした、優しさはどこに置いてきたんですか、夢の中ですか、腹の中ですか、その顔からは、分かりにくいものなんか何もなく、手に取るようにわかりやすい答えしか残っていない、私が今何を思い考えているか、底にある熱を、あなたはきっと気づかない、気づかせないのが、私の仕

          【詩】接客