いちばん堂

NovelJam2018秋で結成されたチームから生まれたインディペンデントパブリッシャ…

いちばん堂

NovelJam2018秋で結成されたチームから生まれたインディペンデントパブリッシャーです。NovelJamで発表された作品「みんな釘のせいだ」と「あなたの帰る場所は」のスピンオフや新版、コミカライズ版などをリリースします。

マガジン

  • コミック版 みんな釘のせいだ

    「みんな釘のせいだ」の新作ショートストーリーをコミック化。ワイド四コマでお楽しみください。作画は藤沢チヒロさんです。釘が、永治が、絵になったぞ!

  • 最堂四期「みんな釘のせいだ」スピンオフ!

    NovelJam2018秋で発表された最堂四期が描く「釘萌え」ファンタジー、「みんな釘のせいだ」のスピンオフ作品を連載しています。本編ともどもよろしくね!

  • いちばん堂メンバーのnote

    いちばん堂メンバー、著者一之瀬楓、最堂四期、編集ふくだりょうこ、デザイナー杉浦昭太郎の、Noveljamに関するnoteをまとめています。

  • いちばん堂のデザインノート

    いちばん堂デザイナーの杉浦がカバーデザインの制作過程などを記していきます。杉浦の個人アカウントの記事も、いちばん堂関連の記事はこちらにまとめていきます。あのデザインはどうしてこうなったのか。

最近の記事

  • 固定された記事

いちばん堂、ふたつのNovelJam審査員賞受賞作がBCCKSでリリースです

いちばん堂、note担当のデザイナー杉浦です。今回のNovelJam2018秋でチームとなった「いちばん堂」から二つの受賞作品が生まれました。たったの2泊3日で生まれた作品ですが、それだけに両作品ともに今を映すパッションがぎゅうぎゅうと詰められていると感じます。 今回のテーマは「家」。内藤みか賞を受賞した最堂四期「みんな釘のせいだ」は現代ファンタジー、かたや藤谷治賞受賞の一之瀬楓「あなたの帰る場所は」は社会派のドラマ、とアプローチの方法も仕上がりの読書感覚も全く異なりますが

    • 4コマ『みんな釘のせいだ』02話

      ノイローゼか、それとも超能力なのか!? 釘の声が聞こえる和釘職人・宗方永治。 今回は釘のイチャイチャが聞こえる? NovelJam2018秋(テーマ「家」)にて出版した小説『みんな釘のせいだ』の4コママンガ第2話更新です! (画:藤沢チヒロ/原作:最堂四期) 子はかすがい 原作小説『みんな釘のせいだ』が気になる!BCCKSほか、Kindle、楽天koboなどでも読むことができます! 『みんな釘のせいだ』で検索! 藤沢チヒロさんの作品がもっと読みたい! そんなあなたは

      • 一之瀬楓インタビュー「今回のNovelJamを待ち望んでいた」

        2018年11月23日から25日の3日間で行われたNovelJam。 ここから16の作品が生まれた。 今回は『あなたの帰る場所は』で藤谷治賞を受賞した一之瀬楓さん。2月1日には藤谷先生が入れてくださった赤字を元にした改稿版をBCCKSにてリリースする。そんな彼女にインタビュー、NovelJamに参加したきっかけ、今後の展望などについて聞いた。 -NovelJamに応募したきっかけはなんだったのでしょうか? 友人からのすすめで応募しました。 ただ、知った時にはすでに2回目の募

        • スピンオフ小説『これは誰のせいだ?』後編

          前編はこちらです ――――――――――――――  永治は和釘の声を聞きながら、レンタカーを走らせる。向かう先は「藍槌燈界」という名の人物が待つ隣県のはずれ。詳しい事情も説明されぬままに、三本の釘を運ぶよう叔母に頼まれたのだ。 「言っておくけれど、俺は運転に集中するから、話しかけるな」 『どうせお話に混ざりたくなりますよ』 「うるさい」 『ほらね!』  それみたことかと言いたげなムナカタの声にいらつき、永治は乱暴にアクセルを踏んだ。目的地まではまだ距離がある。ラジオを流そ

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        • コミック版 みんな釘のせいだ
          2本
        • 最堂四期「みんな釘のせいだ」スピンオフ!
          3本
        • いちばん堂メンバーのnote
          26本
        • いちばん堂のデザインノート
          4本

        記事

          4コマ『みんな釘のせいだ』01話

          NovelJam2018秋(テーマ「家」)にて出版した小説『みんな釘のせいだ』の4コママンガが登場です! (画:藤沢チヒロ/原作:最堂四期) 磁石 本編の『みんな釘のせいだ』が気になったあなたは……BCCKSほか、Kindle、楽天koboなどでも読むことができます! 『みんな釘のせいだ』で検索! 和釘職人・宗方永治の悩みは最近、釘の声が聞こえること。超能力か、それともただのノイローゼか。釘の声にうんざりな毎日を過ごす永治だったが、さらなる悩みが増えつつあった。それは離

          4コマ『みんな釘のせいだ』01話

          スピンオフ小説『これは誰のせいだ?』前編

          この短編は、NovelJam2018秋(テーマ「家」)にて出版した小説『みんな釘のせいだ』のスピンオフ・ストーリー第二弾です!本編を読むとより楽しめる作品です。(著:最堂四期) 『これは誰のせいだ?』 釘の声が聞こえる男、宗方永治。相変わらずこの現象は、超能力かノイローゼかハッキリしない。 そして彼は再びノイローゼ気味になっていた。原因は、自宅に届く奇妙な手紙…。そんな中、特注の和釘を納品先に「直接」届けてほしいと叔母にお願いをされる。なぜ自分が? わからない。場所どこ? 

          スピンオフ小説『これは誰のせいだ?』前編

          リリースのお知らせ。

          いちばん堂編集・ふくだです。 本日はいちばん堂より3つのお知らせです。 #みん釘がコミックで登場!NovelJam当日よりお知らせしていました『みんな釘のせいだ』コミカライズ企画! 釘や永治が4コマになって登場します。 作画は藤沢チヒロさん。 第一弾公開は1月25日です。 #みん釘・スピンオフも展開中!『みんな釘のせいだ』スピンオフ小説第2弾も登場! こちらは1月23日に公開予定ですので。コミック版『みんな釘のせいだ』とぜひ併せてお楽しみください。 第1弾・『みんな猫

          リリースのお知らせ。

          最堂四期インタビュー「始まる前に気力の80%は使い果たしていた」

          2018年11月23日から25日の3日間で行われたNovelJam。 ここから16の作品が生まれた。 今回は『みんな釘のせいだ』で内藤みか賞を受賞した最堂四期さんにインタビュー。当日の苦悩から受賞の瞬間について、また今後の展望について聞いた。 -NovelJamに応募したきっかけはなんだったのでしょうか。 試みがおもしろそうだったから、です。 もともと電子書籍に興味があったけれど、自分で調べて出すのにハードルを感じていて。 それを「2泊3日で小説仕上げてうまくいけば賞がも

          最堂四期インタビュー「始まる前に気力の80%は使い果たしていた」

          スピンオフ小説『みんな猫のせいだ』

          この短編は、NovelJam2018秋(テーマ「家」)にて出版した小説『みんな釘のせいだ』のスピンオフ・ストーリーです。 (著:最堂四期) 『みんな猫のせいだ』釘の声が聞こえる男、宗方永治。相変わらずこの現象は、超能力かノイローゼかハッキリしない。そんな彼の勤める工房に、出入りする野良猫がいっぴき。普通じゃないこの猫は、つくられたばかりの"無垢な釘"と出会うーーそして釘と永治に訪れる変化とは。 ――――――――――――――  わたしはただの猫である。  野良猫なので名前

          スピンオフ小説『みんな猫のせいだ』

          ノベルジャムデザイナー会議を1・12日に開催しますのお知らせ

          いちばん堂デザイナー杉浦です。ノベルジャムは執筆〜出版のフェーズが終わり、すでに販促とPRの局面に突入しています。販売を競う様々なプロモーションやセカンドコンテンツを各チームで投下し始めていますが、なんにせよグランプリまでのこのシーズンは「楽しんだもん勝ち」です。 我々いちばん堂が(というかデザイナー杉浦が)企むのは「デザイナーのためのトークイベント」です。なぜか。 ノベルジャムは小説作品のためのイベント。だから書きあがった作品には審査員の先生方から丁寧な講評をいただけ、

          ノベルジャムデザイナー会議を1・12日に開催しますのお知らせ

          編集ふくだりょうこは小説家である

          デザイナー杉浦です。NovelJam2018秋で「いちばん堂」を率いる編集、ふくだりょうこさんは歴戦のノベルジャム戦士でありまして、今回「秋」に参加された向きにご紹介かたがた、ふくださんの凄さを見てください的な記事を書きます。 前史2017年、栄えある第一回ノベルジャムで最優秀賞を「大人げなく」獲得したのは新城カズマ先生であったわけですが 最終的に売り上げナンバーワンを記録したのは最優秀賞作品ではなく、ふくだりょうこさんの「低体温症ガール」だったんですってよ? 本は書い

          編集ふくだりょうこは小説家である