安楽椅子探偵アーチー 松尾由美
あらすじ
小学5年生の及川衛は、誕生日プレゼントのゲーム機を買いに行く途中で、アンティークショップの店先にあった安楽椅子が気になり衝動買いしてしまう。自分の部屋へ置いた椅子は意思があり、しゃべることがわかった。
ここからネタバレ含む感想
タイトルだけ見て、安楽椅子に座ると探偵のように推理できるようになる椅子の話かと思ったら、正真正銘、安楽椅子が探偵の安楽椅子探偵の話でした。設定を思いついた作者はすごいなと思います。
この安楽椅子はアーチーと名付けられ、衛少年と学校のある事件をきっかけにアーチーの存在を知ったクラスメイト野山芙紗の二人だけの秘密で不思議な事件が起こるとアーチーに解いてもらうということが続く。
基本的に日常の謎系のミステリーでしたが、最後のアーチーがらみの事件だけ規模が大きい事件でした。とは言え、最後の事件は最後がちょっと唐突に終わり過ぎかな…と思いました。
アーチーにもっと隠れ設定があるのではないかと思ったのですが、そこまでは出てこなかった…私の考えすぎだったらしい…。
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