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硝子のハンマー 貴志祐介

防犯コンサルト探偵シリーズの第1弾。
弁護士の青砥順子は、弁護する被告人の無実を証明するために先輩弁護士に紹介された防犯コンサルタント榎本径に蜜室破りの依頼をする。成功報酬50万円で引き受けた榎本とさっそく事件現場のビルへ向かう。


ここから、ネタバレ含む感想

ザ・蜜室なミステリー作品です。ただし、2部構成になっていて、1部だけで謎が解ける人はいないのではないかと…。いや、じっくり読めばわかるのかな…。
探偵・榎本、ワトソン・青砥のコンビで事件解決に挑みます。事件は介護サービス会社の社長が日曜日に社長室で頭を殴打して死亡しているのが発見され、同じ会社の専務久永にその容疑がかかっていた。社長室への廊下には監視カメラが付いており、人に見られずに社長室に行くには専務室で寝ていた久永以外はいないということだったが…。
青砥が奇想天外な推理を披露し、榎本が論破する形で話が進んでいきます。真犯人もいろいろと過去のある人物だが榎本もきっと過去にいろいろあったんだろうな…という匂いが感じられる。そもそも、本名かどうかも怪しいし、明らかに副業はまずいだろう…という感じです。
こちらもシリーズになっていて、「鍵のかかった部屋」というドラマにもなっているのでシリーズで読破しようかと思っています。

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