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魔眼の匣の殺人 今村昌弘


あらすじ

神紅大学の学生、葉村譲と剣崎比留子はかつて巻き込まれた事件をきっかけとして班目機関について調べていた。その調査の過程である集落にかつて班目機関の研究施設があり、そこには未来を読む能力のあるサキミ様という人物が今でも住んでいることを知る。その施設に向かうことにした二人は途中のバスで十色と茎沢という二人の高校生と知り合う。そして、その時ある事故をきっかけに十色の不思議な能力を知るが…。


ここからネタバレ含む感想

前作「屍人荘の殺人」の続編です。
班目機関について調べている葉村と剣崎が向かった元研究所では未来予知の研究がおこなわれていたらしい。元研究所に今も住んでいるサキミ様と呼ばれる人物に会いに向かったのだが、途中の橋が焼け落ちて帰れなくなってしまう。さらに、サキミ様の予言によれは男女2名ずつ4名が死ぬという。そんな状況の中、閉じ込められたのが高校生の十色と茎沢、葉村と剣崎、サキミ様とそのお世話をしている神服、元住人の朱鷺野、どこかへ向かう途中で巻き込まれた師々田親子、バイクで旅行中の王寺、雑誌記者の臼井だった。
最初の犠牲者は臼井、土砂崩れに巻き込まれて死亡する。そこからさらに亡くなる人が出る…。
ミステリーとしてはクローズドサークルのお話ですが、前作同様に今回は予言者がいてこの予言者の告げる予言は必ず当たるという要素が加わっています。次に誰が死ぬか?そして、予言通りの人数亡くなれば生き残った人は助かるという状況で話は進んでいきます。どうすれば、亡くなる人が止められるか…剣崎が仕掛けた作戦ですがこれがなかなか…。
話の展開のテンポも良くてスイスイ読み進められるようなお話でした。

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