見出し画像

発する言葉はその人そのものだと思う。

2020年、コロナ自粛がはじまったころ。くじけずに予定通り「プロ養成コース」に通い続けてくれた生徒さんが数名おられました。

緊急事態宣言中は「スティホーム」していましたが、タイミングをみつつ、教室は稼働していました。マンツーマンの着付け教室なので「密」になることもなく。また、換気や消毒を徹底しておりました。細々ながらもご受講いただけて本当にありがたかったです。

現在は、そのほとんどのかたがカリキュラム修了されて、無事に着付け師さんになられました。

今、思い返せばわたしは生徒さんにたくさん助けてもらっていました。
まず、ご受講を続けてもらえたことに感謝しています。

世界中が、先行きのみえない未曾有の事態に巻き込まれてしまった事実。ブライダルや美容業界、観光やホテル業界もすべていったんストップしてしまうなんて!

卒業シーズン、春の婚礼シーズン、夏祭りや花火大会の相次ぐ中止。
秋になったら落ち着くだろうと思っていたのも束の間。

2021年1月成人式については年末時点までは開催が決まっていたので、まさか実際の開催数日前に延期や中止が発表になるなんて。このときのわたしは「今すぐ早急に人の手配の取り消し!配置転換、連絡に次ぐ連絡!」状態で、半ば取り乱していたはず!(大阪市は現在もまだ未定のままです)

そんななかでも仕事が「ゼロ」にはならなかったことで救われました。いつなんどきも、小規模になったとしても何パーセントかは、残ってくれたのです。

去年の今頃。「いかにしてコロナ禍を生き残るか」試行錯誤していました。
それは今も同じことですが、結局のところ「できることをする」って言うのが答えかなと思います。



契約先の仕事も途絶えることなく、(数は若干少なくなりましたが)コンスタントに継続できているのが不思議なくらい恵まれていると思います。とは言え、「経営」ということになるとなかなかの厳しさです。

経営者の立場として非常に辛い選択に迫られることもあります。収入は減少しても経営コストはかかる。つまり利益が生まれにくいということです。

こういった逆境に陥ったときに見えてくるのが、人それぞれの「お人柄」なんですね。こころ温まるお言葉に何度励まされたことでしょう。。

コロナ禍で、その時々の状況に応じて条件的なことが変化していくのは抗えない事実です。状況を丁寧に説明したときに「わかりました!きっと乗り越えられますよ。一緒にがんばりましょう!」って言ってくださったスタッフには感謝しかありません。

どんな立場であれ、結局は「人と人」なんですよね。
信頼できるかどうか、好きか嫌いか。困っているときに助けてくださったかたへのご恩は一生忘れないです。正直言うと、その逆の場合もありますね。これはもう、ひとそれぞれの「性質」だから変えようがないんだろうなと思います。

サービス業、接客業の世界で一番大事なことは「人となり」だと思っています。
「言の葉」「発する言葉」には責任があります。どんなときであれ、心優しいあたたかな言葉を発するひとは、そのひと自身があたたかなひとなんだと思う。

ああ、悩み多き個人事業主。
まだまだ至らない自分とどうやって向き合っていけばいいのか思案中。
でも、支えてくださるかたがいるので、あきらめずに前に進みます!


お読みいただきありがとうございました! お問い合わせ・コンタクトはこちらからお願いいたします→ https://ssl.form-mailer.jp/fms/d3b82f99390532