わたしが営む着付け教室の裏庭に、今年も木槿（ムクゲ）の花が咲きました。「あ。今年も咲いたな。フヨウの花。アレッ？ムクゲだったっけ？」ってなる。

「芙蓉」フヨウも「木槿」ムクゲもふだん使わない言葉だから、すぐに忘れてしまうんだなぁ。（漢字さえも覚えられない・・・）

#芙蓉と木槿の違い 　を、毎年この季節になったら検索しているような気がする。

検索したらやっぱり「覚えられなくてモヤモヤ」「どっちがどっちかわからない」ってひと、世の中にたくさんいるんだなぁって思って安心して、また忘れるという・・・。

「葉っぱの大きさが全然違っているんだな。」
よし、わかった！覚えたぞ。って、毎年思うんですよね。

芙蓉（フヨウ）の葉は大きくて、木槿（ムクゲ）の葉は小さい。
芙蓉（フヨウ）は背が低くて、木槿（ムクゲ）は背が高い。そんなふうに納得するんだけど、夏は過ぎてしまうし、記憶は持続できない。

着付け教室 いちごの花（堺教室）
https://goo.gl/maps/EQbUp4wmkLE8jKAX8

目の前にある大きな問題のほうが大事だし、明日の仕事の段取りのほうが急ぎなんだけど、背の高い塀の上にひょっこり花が咲き出すと、ふと足をとめる。

「ああ、今年も夏がやってくる」「今年も咲いてくれたんだな」って、思える自分がここにいる。

「フヨウかムクゲか、またわからなくなっちゃったな。」って笑えるだけまだ気持ちに余裕があるのかなとか。

おととしまで、仕事がめちゃくちゃ忙しかった。去年はコロナ自粛で「たまには長いお休みもいいよね」程度に思ってた。今年はもう、正直そんな悠長なこと言ってられなくなってきた。

みんな「オンライン」に疲れて来ていると思う。ワクチン接種が行き渡ったら、やっぱりリアルに対面で普通に仕事したいと思う。（切実！）

来年、ムクゲが咲く頃はどうか世の中が回復していますよう、祈るのみ。