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災害の時に、お店を開けるということ。

強烈な台風が来て、僕らが住む町の3分の2が停電しました。

取引している問屋さんは物流が止まってしまい、

市場へ行くのは、最初の信号機が点いていないのを見て諦めました。

お店に入り、電気や冷蔵庫を確認すると、いつも通りに稼働してくれています。

そのまま営業できることを確認して、いつも通りオープンしました。

電話が繋がらなくても、インターネットは繋がるのが、ありがたいことで、

市内の状況も、通勤してくるスタッフや宅配のお兄さん、

そして、SNSに次々と投稿される写真で、テレビニュースよりも、ずいぶん早く状況が掴めてきました。

市内の多くの場所が停電していること。

食品スーパーも開店していない場所がたくさんあること。

コンビニの棚も物流が回らずに、ガラガラなこと。

お客様からも、「今日は開店しているの?」

という問い合わせの電話がたくさんありました。

すぐにデリスタッフに、お弁当を増やすように伝えて、ご飯も追加で炊いて、

レジスタッフにも、

「いつも通りの笑顔が、お客様はいちばん安心するからね。」

と伝えました。

そして、

取引先の農家さんからは、壊滅的な打撃を受けた畑の写真が、

「きついです。」

というメッセージと一緒に送られてきました。



災害時に、お店の営業をどうするかは、判断が難しいです。

本音で行ってしまえば、限られた在庫を、

出来るだけ多くのお客様に提供するのが使命だとして、

ふだん全くお店に来たことがないお客様がお店にご来店くださった場合、

毎日お店に来てくださるお客様と線引きするのかどうかとか、

心情として、

ふだん顔を合わせるお客様を優先したくなるのは、僕らのような小さなお店なら尚更です。

また、災害時には、ふだん隠れている、人のエゴみたいなものが、モロに見えてきます。

そういう中で、自分たちも被災者の場合、

どのような対応が正解なのかは、経営者が悩むところではないでしょうか。

正解はわからないですが、

僕らは、

できることをやる。

そして、できるだけ笑顔で。

という風にしています。


おしまい。

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一期家一笑

440-0083 愛知県豊橋市下地町境田67-3
TEL 0532-52-9657
日曜日定休
10:00-19:00
店長 杉浦大西洋





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