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ついてない日のソニータイマー

知人のXperiaZ5が壊れて、起動しなくなった。ある日、急いでいるときに自動車のなかでカーナビとして使用しようとしたら、起動せず、それ以降、どうやっても起動しなくなったという。

しかも、道路が渋滞しており、家から東京に来るまでに予想以上の時間がかかり、目的の1時間半ほどのイベントに終わり5分ぐらいしか参加できなかったという。そして、そのイベントの後でDayDreamでVRを試したら3D酔いして、普通に歩いて帰れなくなってしまった。

ついていない日はついていないものだ。

ちなみにこのイベントには近ちゃんも来ていた。ちなみに本名は近藤だが、僕はココロのなかで「近ちゃん」と呼んでいる。彼はもともと教育関係の仕事をしていたが、「文字を書く仕事をしたい」と思い、仕事をやめて○×ナビというところで原稿を書き始めたそうだ。クラシック音楽を愛し、自分で楽器を演奏したりしていて、大学時代の友達と演奏会をしたりすることもあるという。今後が心配だ。

さて、このイベントではなぜか僕を3D化してもらった。このとき、プロダクトプロデューサーのアンディ(最近は寝る時間もなくてつらいらしい)自ら撮影してもらい、そのときの様子を多くの人が写真に収めていた。オレは遊びだが、彼らは仕事なのだろうか?

そうしてZenFoneARで作成した3Dモデリングはなかなか再現性が高い。1~2分ぐらいで周囲を撮影しただけで作成できるのだが、それなりの僕の雰囲気が出ていて凄い。

ちなみに作成したデータは普通の3D CADソフトと互換性がないので、このコンバーターを作るのが今後の過大なようだ。そのため、このときのデータをもらったが、活用のしようがないのだ。

イベントの後、近くで食事をした。マックスは3D酔いして歩けないので、イベントの前、少しそのへんの椅子で10分ぐらい休んでから移動した。

こうして、ようやく店に入り食事をしながら、一通り業界人の悪口と最近のガジェットなどの話をしたりする。

若い女の子のグループがやってきて、なぜかフレンチフライを大量に食べていたりする。

そうしたうちに食事を終えてもマックスは気分が優れないので、すぐには帰れない。

かくして、外に出る経路ポイントに座って動けない彼を一人置いて帰るわけにも行かない僕は彼と世間話を続ける。と言っても自然に話は彼の壊れたXperiaに関することになる。

聞けば、Xperiaは購入して1年半ぐらいで壊れたという。まさにソニータイマーだ。

女の子たちはフレンチフライを平らげ、楽しそうに店を去って行く。

悲痛な顔の彼の話を聞きながら、

「いや、今日、一番不幸なのは帰ろうにも帰れない俺じゃないか?」とかいう考えが頭をよぎったりする僕だった。

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