お久しぶりです。

今日、6月29日は私の18歳最後の日。

毎年、誕生日は嬉しいなぁという気持ちと、どこか寂しいような気持ちを抱えて誕生日を迎えてきました。でも今年は、それ以上に色々なことを考えながら、19歳という年齢を迎えることになりそうです。

18歳で居られた1年間は、私の人生の中でも大きなできごとが沢山ありました。それは大学受験だけではありません。全ては書きませんが、本当に、色濃い1年、と言ったらいいのでしょうか。ともかく忙しい1年でした。それは日常のことだけでなく、感情も含めてです。この18歳という期間は、私を良くも悪くもガラッと変えた期間だったと、今振り返ると感じます。

もしもっと違う18歳を過ごせていたら、今の私はどうなっていたのかなって思うのです。心療内科に行くことはなく、薬を服用することもなく、心が壊れることなんて体験しない。そんな18歳だったら、もっと明るくて素直で、何事にも肩の力を抜いて取り組める普通の女の子になれていたのではないかって。やっぱり、大学生になっても、なかなか調子の悪さが抜けないことがあります。その度に、そんなことを考えずにはいられませんでした。18歳の夏は、完全に私が私じゃなくなった夏。昔の明るくて豪快な私は、もう二度と戻ってこないと悟った夏。制服を着る度に、涙を流した1年間。できることなら、こんな風にはなりたくありませんでした。色んなことに対して、どうでもいいや、が増えた18歳。自分が何をやりたくて、何に心が踊るのかを、すっかり忘れてしまいました。だから今も、周りの子達に手を引っ張ってもらうことばかりです。私の意思、私の意欲がなかなか見つからなくて。だからそれを取り戻す19歳を過ごせたらいいな、なんて淡い期待を抱いています。

最近は、段々とあの頃の辛さがチラつく日が増えてきました。寝ようとしても寝れなくて。寝たと思ったら襲ってくる沢山の悪夢に邪魔されて。私の何がいけないのかなぁって、悲しい気持ちになることもあります。もう治った。私は自律神経失調症でもなければ、うつ病でもない。もともと、軽い方だったし。もっと重い病状で苦しんでいる人からしたら、私なんて本当に元気。だから大丈夫、大丈夫。そう思えば思うほど、でも辛いんだっていう声がどこからか聞こえてくる気がして。治ったのにいつまでもすがりついてる、みたいな。そんなのは嫌。だから19歳は、すがりつくことから卒業できたらいいなと思っています。さすがに、もう19歳になるのだから。

19歳、と何回も書いていると、本当に10代ラストを迎えてしまうのだな、としみじみしてしまいます。もう消えちゃおうって思った日は数え切れません。でもそう思った日を乗り越えて生きていること、19年も生きられていることに感謝したいです。私が死にたいと初めてLINEをした日、「今日はただ無事に帰ってきて。」と真っ直ぐに伝えてくれた父親。毎日毎日、私の心の状態に振り回されてくれた母親。いつも気づいたら3年間、ずっとさり気なく傍にいてくれたあの子。普段はサッパリしているのに、私がもう頑張れないかもしれないと初めて弱音を吐いたあの帰り道、『ここまで3年も頑張ってきたんだし、辛さも見せずにやってきたんだから偉い。もういいじゃん。最後くらい、サボろうぜ。』って言ってくれたね。18歳の私の手を色んな人が握ってくれました。そして色んな人が私のボロボロに砕けた心を抱き締めてくれて、私の代わりに破片を拾い集めてくれました。色んな人が支えてくれたから、今の私がここに居ます。暗い18歳であったことに変わりはありません。他の子の18歳とは確実に違う1年でした。

夢に対して一途であり続けた18歳。どこを切り取っても、後悔のない1年でした。きっとこの18歳という1年が、いつかは誰かの為に役立つのかな。過去の私に似た誰か、に出会った時、私の18歳は違う意味で輝くのかな。そうだといいな、と思います。そうであって欲しい。なにか意味のある1年だったなら、受け入れられるから。

がむしゃらに走った18歳は、今思うと懐かしいです。1年前のこの時期はあんなことしていたなとか、こんなことで悩んでいたなって全部を思い出せるのです。こんなに鮮明に覚えている1年は珍しい気がします。ある意味、思い出深い年を過ごせたってことなんだと思います。失ったものはまだ見つかっていないけど、知らず知らずのうちに蓄えられていた力が、今になってたくさん見つかっています。

18歳の私を、文章を通して見守ってくださった皆さん。本当にありがとうございました。雑な文章も長すぎる文章も、変わらずいつも読んでくださる皆さんがいるおかげで、ここまで前に進んでこられました。大学生になった今、皆さんの存在の大きさと偉大さを改めて感じています。冒頭でお久しぶりです、とご挨拶した通り、最近はあまり文章を書けていませんでした。決して体調が悪い訳ではなく、毎日が充実しています。だからこそ、noteを書く余裕がありませんでした。これからも、前ほど頻繁に投稿することはできないのかな、と感じています。でも、こういった節目には必ず書きに訪れます。節目でなくとも、書ける日はふらっと立ち寄ります。皆さんのnoteも、密かに覗きに行きます。18歳のichikaは今日で最後ですが、19歳、10代ラストのichikaのことも、どうかよろしくお願いします。

また来ます。

18歳、ありがとう。

19歳、頑張ろうね。