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【高校野球千葉大会の優勝校予想#20】'23夏大4回戦・5回戦・準々決勝の振り返りと準決勝の中間予想

こんにちは。いちかわきです。

前回投稿から1週間が経ちましたがその間に大会日程はどんどん進行していき、ついにベスト4まで決まりました。いよいよあと3試合で千葉の王者が決まります。

前回の続きとして、今回は4回戦・5回戦・準々決勝の予想を振り返ります。




4回戦

中間予想の振り返り

ベスト32からベスト16へ絞られる4回戦。全16試合の中間予想は以下の通りでした。


太字:実際の勝利チーム)

木更津総合 ー  学館船橋 
95.6% ー  4.4%

 学館浦安 ー  千葉敬愛
56.3% ー 43.7%

 千葉黎明 ー   木更津
88.6% ー 11.4%

   小金 ー 千葉商大付
11.0% ー 89.0%

 市立船橋 ー  流経大柏
92.5% ー  7.5%

   佐倉 ー  千葉学芸
 9.7% ー 90.3%

 千葉明徳 ー 日大習志野
83.1% ー 16.9%

 成田国際 ー   習志野
 1.5% ー 98.5%

専修大松戸 ー   我孫子
99.0% ー  1.0%

千葉経大附 ー  幕張総合
50.9% ー 49.1%

八千代松陰 ー  敬愛学園
93.3% ー  6.7%

   柏陵 ー 拓殖大紅陵
 2.3% ー 97.7%

 東京学館 ー    柏井
96.2% ー  3.8%

光英VERITAS ー  君津商業
31.9% ー 68.1%

  志学館 ー   船橋東
90.4% ー  9.6%

 暁星国際 ー  中央学院
 6.3% ー 93.7%

  • 中間予想の的中率
    84.1%

  • 50.0%以上の的中率だった対戦カード
    14/16

  • 敗戦したシード校
    なし


4回戦は大きな番狂わせも無く、比較的順当な結果でした。

試合の中身を見れば、市立船橋が9点差をひっくり返した市立船橋ー流経大柏戦、サヨナラ勝ちで幕張総合が創部初のベスト16を達成した千葉経大附ー幕張総合戦など、見所のある試合が多かったです。

光英VERITASも創部初のベスト16を達成しました。4回戦の君津商業戦は勝利確率が31.9%という低めの数値になっていましたが、まだ歴史の浅いチームのため公式戦の試合数が少なく、レートが適正値に収束していないことが原因と思われます。今季は'22秋にベスト16、'23春も県大会本戦出場を果たしていました。この調子で実績を積み重ねればレートも伸びていくはずです。


成績期待値の変動

各チームの成績期待値について、3回戦終了時点と4回戦終了時点のものを並べたグラフを以下に示します。




5回戦

中間予想の振り返り

5回戦ではベスト16からベスト8へ絞られます。そしてここからはシード校同士の対戦が発生する可能性があります。

ここまで勝ち残ったのは

  • Aシード:4/4
    木更津総合、習志野、専修大松戸、中央学院

  • Bシード:3/4
    市立船橋、拓殖大紅陵、東京学館

  • Cシード:4/8
    千葉黎明、千葉学芸、幕張総合、志学館

  • ノーシード:5/132
    学館浦安、千葉商大付、千葉明徳、八千代松陰、光英VERITAS

ということで、シード校が11校残りました。ノーシード校の勝ち残りもシード校と遜色ない実力のチームばかりです。

さて、5回戦の中間予想です。(本来ならば黒塗りを施すところですが、既に5回戦は終了しているのでシミュレーション結果をそのまま掲載します)


5回戦以降の中間予想

試合結果は以下のようになりました。


太字:実際の勝利チーム)

木更津総合 ー 学館浦安
91.5% ー  8.5%

千葉黎明  ー 千葉商大付
79.4% ー 20.6%

市立船橋  ー 千葉学芸
77.3% ー 22.7%

千葉明徳  ー 習志野
 8.6% ー 91.4%

専修大松戸 ー 幕張総合
97.0% ー  3.0%

八千代松陰 ー 拓殖大紅陵
45.1% ー 54.9%

東京学館  ー 光英VERITAS
95.5% ー  4.5%

志学館   ー 中央学院
29.4% ー 70.6%

  • 中間予想の的中率
    69.7%

  • 50.0%以上の的中率だった対戦カード
    6/8


ここでAシードの一角、中央学院が敗戦しました。残りのAシードは3チームとも勝利してベスト8進出となりました。

木更津総合は'21春の3回戦で敗戦した学館浦安相手に7-0の7回コールド勝ちを収め、リベンジを果たしました。

習志野は下馬評通りの実力を発揮し、千葉明徳相手に10-1の7回コールド勝ちを収めました。

専修大松戸はプロ注目の早坂響投手擁する幕張総合相手に6-2で勝利しました。4安打での勝利でしたので、予想勝率97.0%というほど楽な試合ではなかったですね...

それ以外では、拓殖大紅陵が'21夏4回戦で敗戦した八千代松陰相手に4-3で勝利しました。互いにR2100越えの強豪ですが、この2年間で力関係が若干逆転したかなという印象はありますね。


成績期待値の変動

各チームの成績期待値について、4回戦終了時点と5回戦終了時点のものを並べたグラフを以下に示します。



準々決勝の振り返り

準々決勝ではベスト8からベスト4へ絞られます。そしてシード校が勝ち進めばAシード対Bシードの対戦が発生します。今回は

(A)  習志野 ー (B)市立船橋 
(A)専修大松戸 ー (B)拓殖大紅陵

というカードが実現し、いずれも'23春の再戦となりました。

予想は次の通りです。

準々決勝以降の中間予想

それぞれ木更津総合、市立船橋、専修大松戸、東京学館が優勢との予想でした。結果は以下のようになりました。


太字:実際の勝利チーム)

木更津総合 ー 千葉商大付
94.5% ー  5.5%

 市立船橋 ー   習志野
57.7% ー 42.3%

専修大松戸 ー 拓殖大紅陵
85.0% ー 15.0%

 東京学館 ー   志学館
54.1% ー 45.9%


  • 中間予想の的中率
    44.7%

  • 50.0%以上の的中率だった対戦カード
    1/4


木更津総合がベスト8で敗れました。これは番狂わせと呼んでよいでしょう。千葉商大付は石澤投手・千葉投手という木更津総合の主力投手2人を攻略し、8得点を挙げて勝利をつかみました。これで千葉日大一(B)、千葉黎明(C)に続く3チーム目のシード校撃破です。

下馬評で不利とされているチームが木更津総合に勝つには、もしかしたらロースコアゲームよりも点の取り合いに持ち込む方が可能性があるのかもしれません。1-0や2-1で勝ちにいくのではなく、5点取られてもよいから6~7点取って勝つ、みたいな?あくまで主観です。

専修大松戸ー拓殖大紅陵の試合は専修大松戸が勝利し一応予想通りという事になりましたが、どちらに転ぶか最後まで分からない死闘でした。専松ファンとしては何度負けを覚悟したか...

打線は紅陵の2枚看板である諸星投手・竹内投手の攻略に苦労しましたが、守りでは梅澤投手・青野投手がとにかく耐えてくれました。

最後まで綺麗な点の取り方ではありませんでしたが、「夏は内容よりも結果」というのを再認識させられました。山梨学院・報徳学園などセンバツの上位校すらも敗退する中、次があるというのは非常にありがたいことです。

とにかく拓殖大紅陵が強かった。それに尽きますね。

あとの2試合も非常に面白かったです。いくらでも語りたいことはありますが文章量が伸びて記事がだらけてしまうので申し訳ないですが割愛で...


準決勝の予想

全148チームで始まった千葉大会もあっという間に準々決勝まで終了し、

  • 千葉商大付

  • 習志野(A)

  • 専修大松戸(A)

  • 志学館(C)

の4チームが残りました。ここまで様々な波乱がありましたが、いよいよ準決勝・決勝を残すのみとなりました。

準々決勝までの結果を踏まえた予想は以下の通りです。

準決勝以降の中間予想

シミュレーション結果自体は差が付いていますが、千葉商大付・志学館ともに大会の開幕時と比べるとレートの伸びが凄まじいです。両チームともにAシード・Bシードのチームを自力で倒しており、いわゆる漁夫の利を得たようなベスト4ではないのです。

習志野・専修大松戸はAシードの面目を保ちここまで勝ち残っていますが、この先は楽な試合など一つもありません。

専修大松戸は春夏連続の甲子園出場・今期の県内無敗達成まであと2勝となりました。打線の復調が望まれますが、豊富な投手陣を生かして是が非でも優勝を果たしてほしいです。(願望を隠す気もない)


今回はここまでです。長々とお付き合いいただきありがとうございました。

あとはZOZOマリンでの決着を見守るのみです...!


あとがき
天台の準々決勝2試合を現地で観戦しましたが、志学館の応援の一体感が素晴らしかったです。専松の次の対戦相手になりましたが、投打のバランスも非常に良いチームですね。強敵だと思います。


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