Ichimoto Mai|インタビューライター

人物インタビュー専門のフリーライター。話し手に寄り添うインタビュー、その人らしさを表現…

Ichimoto Mai|インタビューライター

人物インタビュー専門のフリーライター。話し手に寄り添うインタビュー、その人らしさを表現した文章、取材の雰囲気を再現した臨場感のある文章が得意。個人向けサービス「Partner Interview」主宰【https://www.ichimoto-mai.com/

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インタビューライティングの仕事が最高な理由

インタビュー記事の作成なんて、よくそんな面倒くさい仕事してるな、と言う人もいるかもしれません。 実際かなり手間はかかります。取材準備をして、実際に会って話を聞いて、文字に起こして、構成を考えて、執筆して見直し。ものによりますが、1記事につき、ざっくり8時間はかかります。 腰は痛いし、目も痛くなる。そして心を消耗する仕事でもあります。 それでも私は、この仕事って最高だなと思います。思い入れを持って、本気で取り組んでいます。一体何がそんなに魅力的なのでしょうか。 答えはこ

    • 話の聞き方。相手にめっちゃ関心は持つけれど、それを直接ぶつけないのが大切だよね

      今まで何回か若い方にインタビューライティングについて教える機会があったのですが、「インタビューの際に何を一番大切にしていますか」という抽象的な質問に対して、私がいつも一番に答えていたのはこれでした。 「相手に興味関心は持つけど、自分の興味関心から質問をすることは、できるだけ控える」 私は質問をする行為って、やり方によっては暴力になると思っています。 不意に深い質問をされて「なんであなたにそんなことを話さないといけないんだよ?」と思ったこと、ありませんか? 例えインタビ

      • 岡崎修平先生の「ゲーム英語ラボ」を全力で紹介してみた

        FF7Rが好き、英語の勉強が好き。何を隠そう私もその一人です。岡崎先生によるYouTubeでの「FF7リメイクの英語」の動画更新を楽しみにしている人は、私だけではありませんよね? (クラウドの「That's my line」がかっこよすぎて一瞬で覚えた) 岡崎先生のYouTubeチャンネルでは、ゲーム全体の膨大なスクリプトの一部を抜粋して解説した動画を見ることができますが、なんと今回、FF7Rの英語のセリフを「全部」解説してもらえるという、ちょっと信じられない嬉しさのオン

        • 3年書き続けたら自分がどんな書き手なのかわかってきた話【2021年総括】

          今年もたくさんの方にお世話になり、フリーライターとして一年を終えることができそうです。私に関わってくれた全ての人に御礼を申し上げます。 書く仕事ははっきり言ってめちゃくちゃ辛いのですが、人生の話を聞き、それを書き残すことはとても大切な仕事だと思っているので、続けられています。 3年書き続けてわかったことがあります。それは、私は「人間」に興味がある書き手だということです。 特定のトピックについて書きたいとか、あの人の話が聞きたいとか、そういう気持ちは正直あまりありません。

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        インタビューライティングの仕事が最高な理由

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        • インタビュー記事作成のコツ@Ichimoto
          18本
        • Monthly Report
          13本

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          The Place of TokyoさんでPartner Interviewを新郎新婦にご紹介いただけることになりました。

          この9月より「Partner Interview」を東京タワー目の前の結婚式場The Place of Tokyoさんで新郎新婦向けのサービスとしてご紹介いただけることになりました。 The Place of Tokyoさんと言えば、口コミサイト「みんなのウエディング」で品川・目黒・世田谷エリアで人気1位の結婚式場です。会社はこの10月に東証一部への上場が決まっています。素晴らしい企業さんにPartner Interviewの価値を認めていただき、こんなに光栄なことはありま

          The Place of TokyoさんでPartner Interviewを新郎新婦にご紹介いただけることになりました。

          関西弁で他己紹介してもらいました

          人類学者・磯野真穂さんのFILTR授業シリーズ「聞く力を伸ばす」に参加しまして、人の話を聞く方法を改めて勉強させていただきました。自分なりに手法を確立しているつもりでしたが、今後の役に立つ貴重な学びを得られたので参加して本当に良かったです。 授業の中では、参加者同士でインタビューをし合い、聞いた内容を作品にして相手に届ける作業を行いました。そこで、私に「仕事で大切にしていること」というテーマでインタビューしてくださったNさんが、素晴らしい他己紹介の原稿を書いてくださったので

          関西弁で他己紹介してもらいました

          トンネルを進むしかない

          「仕事をしていて、自信がないな、と思う瞬間はありますか?」と聞かれた。 インタビューに関しては、あまりないと思った。さすがにもう500人も話を聞いてきているので、どんな人からも記事にできるだけの話を聞ける自信はある。 じゃあ書くことに関しては、というと、どんな人の話でも記事にできることはわかってる。わかってるけど、「自信がない」瞬間はあるなと思った。 それは、ほぼ完成してる状態で最後の調整に入ったとき。 何回見直しているか、と聞かれると、わからない。たぶん何十回、何百

          津田塾大学の学生さんにご依頼いただきインタビューライティングの研修会を実施しました

          今年の3月、津田塾大学の学生さんが中心に運営しているサークルCrews×Clues(クルーズクルーズ)の皆さんにインタビューライティングの研修会を実施する機会をいただきました。 「自分の経験を仕事以外で役立てられないかな」と考えていたタイミングだったので、ご依頼いただけてとても嬉しかったです。 実際に私が学生さんにインタビューして記事を書き、その動画と原稿をご覧いただき、気になったことを質問いただく流れで進めました。 私の話はメンバーのnaminさんが素敵にまとめてくだ

          津田塾大学の学生さんにご依頼いただきインタビューライティングの研修会を実施しました

          ◎2020年12月の活動記録◎

          2020年12月のハイライトです!! 2020年12月実績:8媒体、15本 ※売り上げ計上月で管理しているので、公開月は前後することがあります。 【FastGrow】プログラミング教育サービスのProgateは知っていたのですが、中でどんな人たちが作っているのかを知れるとても興味深い取材でした。想像以上にアツかったです。 前田:宮林は「Progateがやりたいのは、プログラマーを量産することではなく、人生の幅が広がる経験をしてもらうことなんだ」と言いました。その言葉を

          ◎2020年11月の活動記録◎

          更新がすっかり遅れてしまいましたが11月のハイライトを振り返ります。 2020年11月実績:7媒体、11本 ※売り上げ計上月で管理しているので、公開月は前後することがあります。 【Forbes JAPAN】魂込めました。私から媒体に企画を提案することって少ないのですが、雑誌『IWAKAN』の存在を知った瞬間、衝動的に書かせていただきました。そのときの思いはこちらのnoteにも綴っております。 ターゲットをカテゴライズしない発想、本当に素晴らしいですね。 「REING

          「インタビューはまるで映画を観るよう」という表現が不適切な気がしてきた話

          以前こちらの投稿で「インタビューには映画を観るような感動がある」という表現をしたのですが、 最近、「ちょっと違うのでは?」という気がしてきたので、適切な表現を考えてみたいと思います。 そもそも、なぜ「インタビューは映画を観るみたいだ」と思ったのか。 それは、話し手の中に必ずドラマがあるから。壁をどうやって乗り越えて、その人自身がどう変化してきたのか。人生の物語を聞くたびに感動するからです。それは今も変わりません。 じゃあ、なぜ「映画」という比喩に違和感を覚えるようにな

          「インタビューはまるで映画を観るよう」という表現が不適切な気がしてきた話

          和綴じ製本に挑戦した話。

          SS-BOOKBINDINGさんの製本教室で和綴じ製本を勉強してきました。前回の上製本はすっごく綺麗にできて感動したのですが、今回も楽しかった!また忘れないようにメモ。 お手本で回ってきた製本はこんな感じでした。 かっこいい…和紙の質感と糸の上品さがたまらないですね。 前回の上製本はボンドをベタベタに使いましたが、和綴じはのりをほとんど使わないそうです。この縫い方にきっと秘密があるんですね… 本番に入る前に、和綴じで一番大切な「縫い方」を練習するために、すでに用意され

          和綴じ製本に挑戦した話。

          インタビュアーは「話す力」も大事だなと思った話

          満足度の高いインタビューができたときって、何が良かったのかな?と振り返ってみると、聞き手である自分自身が「うまく話せた」ときなのかなと思いました。 「話せた」というのは、「相手の話の要約がうまくできた」という意味です。 私はよく、質問の代わりに、「〜ということなんですね」と、今相手が話した内容を短くまとめて確認するようにしています。横で聞いていると、「それ、相手が話したこと繰り返してるだけやんけ」と思われるかもしれませんが、これが結構インタビューの肝のような気がしています

          インタビュアーは「話す力」も大事だなと思った話

          パートナーインタビューのこだわり「当日の空気感をそのまま再現」しようとしてます

          昨年の秋からぽつぽつと始めたパートナーインタビュー、一体どのくらいの方が受けてくださるのだろうと思っていたのですが、なんと今月までに、少なくとも合計10組の方に受けていただけることになりました! 私の突然のお願いを快く引き受けてくれた方、Twitterで私を見つけて、自分たちの話をしてみようと思ってくださった方、本当にありがとうございます。 毎回多くの発見があり、一回やらせていただく度に大きな成長を感じています。 いただいた感想の中で特に嬉しかったのが、「インタビューの

          パートナーインタビューのこだわり「当日の空気感をそのまま再現」しようとしてます

          【Partner Interview】はじめました

          普段は媒体にインタビュー記事を納める仕事をしているのですが、個人的に【Partner Interview】(パートナーインタビュー)という活動をはじめました。 ※2021/2/27 スライド追加しました! Partner Interviewとは?記念日に写真を撮るように、二人の言葉を残すインタビュー。 ライターの一本麻衣が個人的に行っている、パートナー同士を対象としたインタビュー活動。二人の馴初めから現在までの道のりを辿ることで、二人が今も一緒にいる意味を確かめ合うことを

          【Partner Interview】はじめました

          ◎2020年10月の活動記録◎

          今月もハイライトで振り返ります。 2020年10月実績:8媒体、20本 ※2ヶ月遅れなのは、書いた記事が公開になるまで時間がかかるからです。 ※売り上げ計上月で管理しているので、公開月は前後することがあります。 【Woman type】お笑い芸人のたんぽぽ・川村エミコさん。あふれんばかりのエネルギーがすごかったです。「向き不向きより、前向き」という金言を残してくださいました。 「もっと向いている仕事をしなよ」とアドバイスしてくる人がいるかもしれません。その方が効率よく