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掴んだチャンス(4月26日〜28日:阪神vsヤクルト●○○)

(写真は昨年9/5のものです)


4月26日 阪神vsヤクルト(甲子園球場) 2-8/⚫︎

GW前夜の金曜日。
この夜は、巨人ファンと横浜ファン、そして来月一緒に阪神戦に行く友人と4人でスポーツバー観戦をした。左に横浜vs巨人戦、右に阪神vsヤクルト戦が見れる席で、お互いの応援しているチームの今年きている選手をあれこれプレゼンしながら見る。

店に着いたのは2回の裏、2点先制されたあたりだった。
帰宅してから見返してみると、先制は中村選手のライト方向への打球が綺麗に決まったなという印象だった。

そして4回の表、ヤクルトは先頭打者から出塁、2番手の中村選手がまたしても右方向へのヒットでノーアウト1、2塁。3番手の武岡選手のショート方面への打球を木浪選手が捕球しきれず満塁に。
そのまま3得点を追加されたところで投手交代となった。

木浪選手はこの日3つのエラーがあった。
野手の評価基準というのは、おそらく優先はバッティングである中、ショートは(どちらかというと)守備が重要視されるポジションだと本人がインタビューで話しているのを聞いたことがある。
だからこそ、エラーを重ねてしまうことは悔しいだろうと思うのですが、丁寧な努力の人なのできっと次は大活躍を見せてくれると期待しています。

6回表には、自分が特に応援している選手の一人である島本投手の初失点もあり、どんよりした気持ちで配信を見ていた一方、隣のモニターでは横浜のルーキー度会選手が満塁ホームランで勝ちを決めており、横浜ファンの友人ははしゃいでベイスターズカラーのカクテルを作ってもらっていた。

何はともあれ、シーズンはまだ始まったばかりだ。
今日のエラーや失点はいつかのヒーローの伏線になるはずだから、これも覚えておきたいと思った。

この日良かったのは、しょんぼりした雰囲気を打ち消した4回の裏に飛び出した森下選手のホームランと、5回の裏、代打の切り札、糸原選手がタイムリーで見事なコト起こしを披露したこと。
それから複数イニング投げた漆原投手、岡留投手、浜地投手も良かった。

投手
阪神:青柳/漆原(1.5)、島本、岡留(1,5)、浜地(2)-梅野
ヤクルト:小川/大西、木澤-中村



4月27日 阪神vsヤクルト(甲子園球場) 5-4/⚪︎

友人2人とランチの後、お互いの応援するチームの試合をスマホで見守りながら公園を散歩。
2人が応援しているのはバスケのB1とB2のチームなのだけど、どちらもそれぞれにシーズンの締めくくりとなる大一番が控えているとのこと。それは野球でいう⚪︎⚪︎かな、とか、バスケにも⚪︎⚪︎というのがあって、という話があれこれできて楽しかった。

今日の先発はソフトバンク時代から甲子園でのデーゲームは負けなしという大竹投手。
1回に出会い頭の初球ホームランに続いて、2回の表にも1点を失い0-2となるものの、2回の裏にすぐさま本日スタメン出場の小幡選手の掬い上げるようなセンター方向へのヒットで1点を返す。巡ってきたチャンスを確実にものにする様子が頼もしい。

5回の裏、先頭の小幡選手がまたしてものヒットで出塁。大竹投手がバントで繋いでランナー2塁となったところで、近本選手の逆転2ランホームラン!

近本選手は昨年「骨で打つ」という言葉が話題になっていたけれど、つい先日の記事にその続報が出ていた。

筋肉を意識したスイングでは力みや焦りで打撃のズレが生じる。だから「骨で打つ」ことを意識するというのが近本の持論。筋肉が生み出すズレを最小限にするため、「自分の使いやすい筋出力、できるだけ同じような筋出力を使っていきたい」と最適の出力状態を探っているのだという。

なぜ阪神・近本の三振数が増えているのか 自ら語るその理由「目付けのタイミングのズレ」

今日のホームランについて、ヒーローインタビューでは「高めのストレートが来たら仕留められるようにずっと待っていた」と語っていたけれど、この出力状態が噛み合ってきたということでもあるのだろうか。
この回、さらに森下選手が四球出塁後、大山選手のタイムリーもあって4-2とした。

7回の表、満塁のピンチとなるも、継投した桐敷投手が1失点に抑えてリードを守って切り抜ける。ベンチでずっと祈るように手をあわせていた大竹投手が笑顔で迎えていたのが印象的だった。

7回裏、近本選手が出塁し、中野選手送りバント、からの森下選手のタイムリーという今シーズンの黄金パターンで追加点を加え、8回は岩崎投手が抑える。岩崎投手は今季無失点継続だ。

9回の表、ゲラ投手は先頭打者のソロホームランで1点を失うも、粘りの投球を続けリードを保って勝利を決めた。土俵際が強い。

近本さんは休養日だった25日に一般社団法人「LINK UP」設立のお知らせもあった。

それからこの日は糸原選手がFA権を取得した日でもあった。

投手
阪神:大竹/桐敷、岩崎、ゲラ-坂本
ヤクルト:サイスニード/エスパーダ、山本、丸山翔、長谷川-中村



4月28日 阪神vsヤクルト(甲子園球場) 4-3/⚪︎

GW2日目、実家の集まりに向かっている時に今日のスタメンを見て驚きつつ、でもそうだよなと思った。
今日のスタメンに、糸原選手の名前があったのだ。

今年の糸原選手の「コト起こし」力については先日も驚いたばかりだけど、その活躍に監督も応えたということなのだろう。

そしてこのチャンスに、糸原選手は見事大活躍で応じてみせた。
2回裏にタイムリーで先制点をあげた後、4回の裏にもヒットで出塁。4打席目となる8回裏には先頭で出塁。
中でも、体を引きながらレフト方向に打球を飛ばした4回裏のヒットは、職人技といった印象だった。

糸原選手といえば、昨年の日本シリーズ第4戦で、急遽守備につくという場面があった。その時に残していた言葉が「日頃から準備はしてる」というもの。
今日も、その「準備」が実った猛打賞だった。

「準備しているので、別にいつも通り試合に入るだけ。代打の気持ちで、1打席しかないくらいの気持ちで4打席立って、それがいい結果につながった」

【阪神】糸原健斗、今季初スタメンで猛打賞 「必死ですよ」 変わらなかった1打席への思い


今日の先発、才木投手は立ち上がりは好調だったものの、4回・5回で3点を失い、6回からは加治屋投手に繋いだ。
その加治屋投手は6回を三者凡退に、7回は先頭四球がありつつも、3番手村上選手の打席では梅野捕手の盗塁阻止もあり、結果3者で抑える好リリーフ。
続く8回表、この日好調なサンタナ選手から始まる打順をゲラ投手が抑え、9回は岩崎投手が淡々と、1点差の試合を勝ち切った。

選手の起用方法、意図など、まだ野球を見始めたばかりの私にはわからないことも多々あるけれど、
不調の選手がいれば、それをカバーする選手がいるという、支えあうチームの姿が伝わってくる試合だったと思います。

印象に残ったのは8回裏、この日最後の打席に代打として立った佐藤輝明選手への歓声。
それから7回裏の前川選手の鋭いヒット。

この日のヒーローインタビューは7回裏、打ち損じたかと思いきや風も味方につけてのタイムリーで逆転を決めた大山選手と、2イニングを投げた加治屋投手。
加治屋投手のヒロイン後のインタビューでのこの言葉が阪神タイガースのリリーフ陣を象徴する言葉のようで良かった

「ビハインドで投げるピッチャーが0で粘っていれば、打線も逆転まで行ってくれると僕たちも信じてるので、ビハインドで投げているピッチャーもリードしている場面で投げているピッチャーも、絶対0で抑えるんだという気持ちを持ってマウンドに上がっていると思うので」

https://youtu.be/Eujnyamngjc?si=9Mu89PUqQ8_D-9Gk


このヤクルト戦は「こどもまつり」と題して、選ばれたお子さんのインタビューもある試合だったのだけど、お子さん2人の選手への質問もかわいらしくてとても楽しかった。好きな昆虫を聞かれた大山選手が「ちょうちょ」と答えたのもとてもかわいかったです。

投手
阪神:才木/加治屋(2)、ゲラ、岩崎-梅野
ヤクルト:小澤/小澤、大西、今野、長谷川-中村

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