見出し画像

SanoMozuCompany

着想から半年かけて丁寧に作ってきたさのすけともずのぬいぐるみがついに完成しました(ФωФ)
はやくみんなに伝えたくてうずうずしていたけれど、やっとお伝えすることができてうれしい!!

たくさんのこだわりが詰まったこのぬいぐるみですが
それを聞いてもらうまえに、みんなに話しておきたい想いがあります。

6年前。
中学生の頃からいっしょにくらしていた愛猫のワコが死んでしまって、ペットロスというやつになりました。
かなしくて、さびしくて、食事もできず思い出しては泣いてる状態なのに、いつか同じ想いをするのが怖くて新しい猫さんをお迎えすることもできなかった。
そんな状態の私を救ってくれたのが4体のぬいぐるみでした。

左から
「くろいの」「みけねこ」「さむらい」「くつした」

名前をつけて話しかけて
それぞれにちゃんと性格もあるって感じてて
寂しい時悲しい時、抱きしめて泣いて、いろんなとこに連れていった。
人生でこんなにぬいぐるみに依存したのは初めてだと思います。
子どものころですら、ぬいぐるみはぬいぐるみでしかなかったのに、6年前からつい最近まで、この4匹は確実に私の中で魂のあるものとして認識されていました。
悲しみを受け止めて消化することができず逃げ込んだとも言えるけど、彼らをともだちのように感じて接することで、ワコがいないさびしさはずいぶん紛らわせることができました。

ツアーの時や福岡滞在の時も連れて行った。

いい歳したオトナがぬいぐるみを連れ回して話しかけてても、わたしのまわりのみんなは本当にやさしかった笑
ちゃんと名前を覚えて呼んで話しかけてくれた。
私のおにんぎょうあそびに、よく付き合ってくれたなあと思うし、4匹の性格をちゃんと覚えて接してくれるともだちもいた。
私が生かしてもらってる世界はほんとうに優しい。

2015年の秋にさのすけともずに出会います。
どうぶつ病院で保護されて、誰にももらわれずに残っていた2匹。
「くつした」と「みけねこ」に似てたから、放っておけなくておむかえしました。

その日からさのすけともずに愛情を注いで、話しかけて一緒に眠るうちに
4匹のぬいぐるみにはあんまり話しかけなくなっていました。
もちろんいまでも大事にしていて、時々はだっこしたり頭を撫でたり、名前を呼んだりしているけれど以前のようにではなく、その分さのすけともずにたくさん話しかけて、2匹と一緒に過ごしています。
ともだちの役目を終えた「くろいの」「みけねこ」「さむらい」「くつした」は、今でもたいせつな宝物です。

ぬいぐるみはちいさな子のためだけのものじゃない。
オトナにもそういう「ともだち」は必要だなってとても感じます。
もしかしたら、オトナにこそ必要かもしれない。
誰にも言えない秘密や悲しみを、誰かのことを大好きな気持ちを、吸い取ってお腹の中にしまっておいてくれるやわらかい「ともだち」は、コドモもオトナも関係なくそばに置いていい存在だと思います。

だから、【さのもずぐるみ】を作りました。

【さのぐるみ】と【もずぐるみ】が
だれかのさびしさを埋めるかもしれない
だれかのともだちになれるかもしれない
もちろんただのぬいぐるみとしてかわいいねって傍においてもらいたいとも思っているけど、たとえばなにかあった時、うれしくてもかなしくても、そばにぎゅってしてくれるひとがたまたまいない時、【さのもずぐるみ】をぎゅってだっこしてくれたらいいなって、そんなふうに思うんです。

飼い猫かわいさだけではね、さすがに、半年もかけてぬいぐるみにできないよ笑 わたしはお金持ちじゃないし、ただのバンドマンですし。
それでも、時間やお金をかけてでも【さのもずぐるみ】を作って、さらにグッズにまでしようと思えたのは
ワコをなくした時のさびしさを今もはっきりと覚えているからです。
それを癒してくれる存在の大切さを知っているからです。
だから、そういうモノを、自分が作れたらうれしいなって、思って、計画しました。

さのすけともずとワコへの愛情と4匹のぬいぐるみへの感謝を
たくさんたくさんこめて【さのもずぐるみ】を作りました。


[SanoMozuCompany] 
少しでも多くのひとに届けたくて
これからさのすけともずに関するグッズは[SanoMozuCompany]という名前でライブグッズだけにとどまらず作っていこうと決めました。
『©SanoMozuCompany』と表記してあるグッズの売り上げの一部を猫の保護をしている団体に寄付したり、さのもずぐるみを児童養護施設などに寄贈したりするつもりでいます。

自分が、会ったこともない誰かのために何かをしたいと思うようになるなんて信じられないなと今も思います。
正直にいうと、ボランティアや寄付なんて、偽善だったり暇な人がやるもんだと思っていました。
そんなわたしに芽生えたこの気持ちを、大切にしたいし、ちゃんと実行にうつしていきたいと考えています。

というわけで始めてしまった壮大な計画![SanoMozuCompany]!
「Company」は、「会社」っていうニュアンスではなくて
一緒に何かを成し遂げる仲間!っていう気持ちで名乗ってます。


みんなも仲間になってくれると、とてもうれしい。
なにとぞなにとぞ、よろしくね。















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?