見出し画像

「織田作之助賞」受賞作家の小林長太郎と彼が残したブログ「負荷」と記事を忘れない〜#149

ブログ「負荷」には およそ2年半のあいだに1842本もの記事がアップロードかされていますブログにアクセス出来なくなったので読むことがで出来るのは「負荷」読者の手によって残されたわずかな記事と私が記録した未コメントの記事のタイトルだけこのマガジンはそれらに出来るだけコメントしようという試み

【参考】第2回 小林長太郎まつり

ブログ「負荷」の0コメント記事~その13

この辺りで人が殺されたのよ
2005/5/6(金) 午後 8:27

いやいや…かなりシゲキ的な言葉
タイトルですね
何があったんでしょう
貧困な私の想像力で
思い浮かぶシチュエーションは…

人だかりが出来てる
何かあったんだろうと
やはり気になり人だかりの中に
見回していると
ある中年のおばさんと目があった
誰かと話したくて探してた感じだ
おばさんはカッコウのエモノを見つけて
シャベリ始めた
知ってる?
いいえ…と私
若い男の子が…ここで
殺されていたのよ…ねえ
と…近くの人に同意を求めた
黙ってうなずく人あり
そうそう…と声に出す人あり
鑑識が仕事を済ませ引き上げる
囲んでいた人垣の輪がバラけ始める
私もそこに居る必要が無くなった
若い男の子…か
若い子は相手して無いなあ
若いと言っても…40になったと
あの子は訂正した
一番の年嵩は…私より2つ下
私のプロフィを見てショックだったと…
そんなにいい男じゃないのに
見る人によってはそう見えるんだ
悪い気はしないよ
それからこうも言った
労務者風に見えたと…
その風貌が…要するにスキなタイプだと
まあそれも当ってるといえば当ってる
インテリじゃない…高卒だし
運送屋やタクシーや
スーパーの鮮魚配送など
運転免許一つしか無い
その2つ年下は…自分で言うのも何だがと
一応…エリートだからと自慢気に言った
白髪のチョビヒゲがさもありなんと
惚れたかもしれんとしきりに言い
私がタクシーを呼ぶ電話している間中
シャブリ続けていた子
なのに…
考えたい…とメールに書いて終わった
先日…20代の子からメールが来た
私にはメッタに無いことだ
たまには若い子もいいか…と色気がでた
メールを交換して…私の部屋に来る事に
そのやり取りをしているうちに
自分の方に来られないかと言い出した
それはムリだ
相手の気持ちもそれで分かった
話は無かったことにした
若い子に欲を出した私が悪い
反省した
若い子が…この辺りで殺された…
ケンカ?痴情のモツレ?
男に?女に?
もしかしたら…私が?
まさか…そんな事は
絶対無い…考えられない!
あり得ない…ゼッタイナイ!
ゼッタイ…って言い切れ無いよね…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?