mix「一郎の日記」を振り返る[108] 2008/10/26(日) ~11/2(日)

mixiに書いていた日記をまとめました
Twitterを始めたことでmixiは全く利用していませんでしたが
mixi日記を読み直すまとめ作業のおかげで
新たな一つの目標・・・「1万字日記」が出来ました

2008/11/2(日) 

   一日で消える一郎の日記

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2008/11/1(土)

まぐまぐ!「花を歌うかな」'08/10/27 No.1249 から転載
http://ichirof60.dip.jp/hanauta8/1249.html

童話『花物語』

   花の行商をしていたおかあさんから
   お花の話を聞いて育った少女は
   大きくなって念願のお花屋さんを開きました
   少女のもう一つの夢は子どもにお花のお話をすることでした
   おかあさんがしてくれたように・・・

変わったカーネーション

花屋さんにはたくさんのお花さんがいましたが
あるお花さんが嘆いていました
こんな色やかたちはいやだって
そのお花さんはカーネーションなんだけど
みんなと違ったお花のかたちをしていたの

こんなのいやだ
どうしてみんなと違うんだ
お客さんだって嫌ってるよ
買ってくれる人なんかいないよ
その花さんはいつもそう言って嘆いていました

お花屋さんはそのお花さんが大好きでした
みんなと違っているから好きでした
お花屋さんは思っていました
そのお花さんを買ってくれる人がいると
きっとお花さんは自分の良さに気がついてくれると

ある日お花屋さんに二人の兄妹が来ました
お母さんのお見舞いにお花を買いに寄ったのでした
でも兄妹にはなにか特別な事情があるようなのです
お兄ちゃんどの花にしようか
花なんかあんな奴のために買う必要ないよ

あんな奴って言ってはいけないわ
私たちのお母さんなんだから
おれたちを捨てていった奴なんだぜ
母さんなんかじゃない親じゃないよ捨てるなんて
それは違うわお兄ちゃん捨てたんじゃないわ

お母さんが重い病気になって
お父さんや私たちの世話が出来なくなったからよ
お父さんとお母さんが話し合って決めたことなの
新しいお母さんが私たちのためにも必要だって
お母さんが一番つらかったと思う

それを捨てただなんて
お兄ちゃんだって良く分かってるでしょ
お母さんの病状が悪くなってもうそんなに時間が残ってないの
私たちの元気な姿を見てもらって
お母さんを安心させてあげなくちゃ

嫌いだよ母さんなんか
おれたちより先に死ぬなんて大嫌いだ
お兄ちゃん母の日じゃないけどお花はカーネーションにしようね
買うならそのヘンテコな花でいいさ
母の日のカーネーションなんか大嫌いだ


  まぐまぐ!「花を歌うかな」'08/10/27 No.1249 から転載
  http://ichirof60.dip.jp/hanauta8/1249.html

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

2008/11/1(土) 

   一日で消える一郎の日記

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2008/10/31(金)

ある方のmixi日記への投稿から・・・。

2008年10月31日 16:18

初めまして・・・映画のご縁でコメントさせていただきます。
「落下の王国」のタイトルがまず目に入りました。ジェニファー・ロペス関連かそれとも映画好きのあるmixiさんのホームで見たのか、この映画のことは私もチェックしていました。あらすじを読んでぜひ観たいと思っていました。
そして日記をさかのぼって興味ある映画のタイトルを探したのでした。
そしてこの「デートウィズドリュー」・・・タイトルだけでは思い出しませんでした。いつも利用しているインターネットのDVDレンタルのぽすてるで貸出しているか確認してみました。するとありました。そしてDVDのカバーの画像を見て思い出しました。かなり前にレンタル店に並んでいました。ハリウッドやブロードウェイのバックステージもの、ドキュメンタリーものは興味があるのでよく観る方なのですが、このDVDは手にしたことはあるのですが借りようと思うほど心は動きませんでした。
でも今回ここでそのタイトルを目にして、ぽすれんで確認したあとは観たいと思うようになりました。自分だけの好みでは観たい映画は限られます。いい映画、面白い映画をそれで見逃していることが多いと思いました。いろんな方が映画を観た感想なり映画履歴などから、今回のように観たいと思うようになることもあるのですね。
先に紹介したある映画好きの方も北海道在住で、その方の映画歴を日記をたどりチェックしていると、日本映画ばかりでした。おそらく私だけの好みでしたら知らずに終わっていた映画ばかりでした。それらの日本映画もぽすれんのマイリストに登録し、順次借りて観るつもりです。

これからもこちらの日記を観たい映画の参考にさせていただこうと思います。どうかよろしくお願いいたします。
初めてのコメントが少し長くなりました。どうかお許しください。
それではまた・・・失礼しました。


2008年10月31日 19:31

「譜めくりの女」・・・私もチェックしている映画です。
私の場合、映画鑑賞はレンタル店かぽすれんからのDVD鑑賞ということになります。映画館に出かけていくのが億劫になっているからです。
「女はみんな生きている」でカトリーヌ・フロのファンになりました。これは女性必見の映画ですね。そのつながりで「譜めくりの女」もチェックしていたのですが、レンタル店でもぽすれんでも貸出中。
カトリーヌ・フロの作品では、つい最近レンタル開始となった「地上5センチの恋心」・・・笑わせてもらいました。「アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵」という作品もぽすれんから借りて観たのですが、パソコンで作業しながら観たので、今ひとつ内容が頭に入っていません。
ここしばらくは、いま話題になっている「イントゥ・ザ・ワイルド」の監督・・・ショーン・ペンの作品を集中的に見ようと思っています。

私はコミュで観た映画のタイトルだけを日記に書いているのですが、○○さんのように短くてもいいからちょっとした自分なりの感想を書けたらと思っています。それがなかなか私には出来なくて・・・。

どうも失礼しました。

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

2008/10/31(金) 

   一日で消える一郎の日記

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2008/10/30(木)

Yahoo!ブログ・・・それぞれの「一握の砂」より

2008/10/30
今日の投稿

歌集「一握の砂」 141.女あり・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58/17292277.html

啄木
女あり
わがいひつけに背(そむ)かじと心を砕(くだ)く
見ればかなしも

 女ありからだすり寄せ
 ああミミよ君が人なら
 でもいくつかな

 もう八年になります
 ミミがうちに来てから
 あるマンションの一階で
 マンション中に響き渡る声で
 小さいからだで鳴いていました

 その声を聞くと
 もう知らんぷりはできませんでした
 そしてうちの子になりました
 名前は歌劇『ラ・ボエーム』から
 ミミと付けました

 よほど怖い目にあったのでしょう
 かわいそうに警戒心の強い子です
 ミミよりもっと小さなオスの捨て猫がうちに来た時
 ミミは怖がって家の外に逃げました
 それから二日間家に入ってきませんでした

 オスの捨て猫は六月に家に来たので
 ジュンと名付けました
 いまではミミもジュンも仲良く食事します
 ジュンは外に遊びに出ますが
 ミミはまったく出ません
 
 私が家に居るときは
 いつも私の横で丸まって寝ています
 私を頼りにしているのでしょうか
 よく私の腕や頭に爪を立てて掻くことがあります
 早く寝ようよと言っているのです

 私の家にネコがきたのは
 裏の塀の上に腹ばいになって
 じっと私の部屋を見ていたミーが最初
 キジネコのミーは黒ネコと白ネコを産んだ
 黒ネコも白ネコも運が悪く病気で死んだ

 ミーは老衰で眠るように死んだ
 その頃外猫に黒白の雄ネコのクーがいた
 いつもうちに来たときは顔のどこかを怪我していた
 心配するほどの怪我をしていた時もあったが
 しばらくしてうちに来た時は怪我は治っていた
 
 しかしボスネコのクーも年々弱っていくのがわかった
 相変わらず怪我が絶えなかった
 ボスとして闘わざるを得なかったのだろう
 毛づやも悪くなり
 とうとう姿を見せなくなった

 それからもう二匹がうちにきた
 一匹は子どもを三匹産んだ
 もう一匹は家出した
 一時一番多いときは六匹が狭い私のうちに居た
 それらが家出したり亡くなったりして誰も居なくなった

 そのあとミミがきてジュンがきた
 それから八年
 ミミもジュンも死ぬほどの経験はしたが
 いまは平穏な日が続いている
 いつかはお別れする日が来るのだが・・・
 [ 一郎 ]

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

2008/10/28(火) 

   一日で消える一郎の日記

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2008/10/28(火)

蔦でおおわれた喫茶店


     花の行商をしていたおかあさんから
     お花の話を聞いて育った少女は
     大きくなって念願のお花屋さんを開きました
     少女のもう一つの夢は子どもにお花のお話をすることでした
     おかあさんがしてくれたように・・・


日本海の大きな島の小さな港町に
蔦でおおわれた小さな喫茶店がありました
お店に飾られた子猫や子犬のイラストが
旅人を迎えてくれます
お店の名前は再会

旅人は再会という名のコーヒーを注文します
いつのころからか
再会で再会を飲めば
会いたい人に会えるという噂が
旅人から旅人へと広がっていったのです

お店をおおう蔦は雀のお宿
お日様が顔を出せば一斉に飛び立ち
遊びに出かけます
お日様が沈めば一斉に戻ってきて
ピ-チクパーチクおしゃべりタイム

旅人がどこからか来て
再会に立ち寄り
またどこかへ旅立って行く
蔦をお宿にしている雀のように
それがマスターの願いでした

蔦は小鳥や虫たちのお宿
安心して休める止まり木
蔦でおおわれた風景は
小鳥が大好きなまだ少年だったマスターの
こころの奥にしっかり刻まれてのでした

マスターが入学したのは
東京の下町にある国民小学校
その校舎は蔦におおわれていました
昭和二十年三月十日の深川大空襲
その校舎は焼け落ちてしまいました

蔦のある風景をこころに刻んだ少年は
日本海の大きな島の小さな港町の
小さな喫茶店のマスターになっていました
蔦でおおわれた再会という名の喫茶店で
マスターは誰に会いたかったのでしょう

四年前マスターは帰らぬ人になりました
どこかで蔦のある風景に出会ったら
蔦におおわれた再会という名の
小さな喫茶店とマスターのことを
少しだけでも思い出してください


  まぐまぐ!「花を歌うかな」'08/10/25 No.1247 から転載
  http://ichirof60.dip.jp/hanauta8/1247.html


お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

2008/10/26(日) 

   一日で消える一郎の日記

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2008/10/26(日)

ある方のmixiへの投稿から・・・。

2008年10月26日 18:02

初めまして・・・多分、映画「譜めくりの女」のご縁だと思いますが、足あとからお伺いしました。
さりげない文章で書かれた日記の、特に映画とクラシック音楽の記事についつい引き込まれて読ませていただきました。

興味のある内容とまだコメントがない日記にコメントをと思い、探した結果がこちらになりました。
私の場合映画館に出かけてゆく気力がありませんので、少し後ろめたさを感じますが映画はもっぱらレンタル店とインターネットのぽすれんから借りたDVDでの鑑賞ということになります。

たいがいの映画は、観ていなくてもレンタル店でそのタイトルぐらいは目にしているはずなのですが、映画「非現実の王国で」のことはまったく知りませんでした。ぽすれんでタイトルを検索すると在庫がありました。すぐにマイリストに登録したのは言うまでもありません。
この映画のナレーターが、あの名子役のダコタ・ファニングというのも思いがけない収穫でした。彼女の関連映画をぽすれんで数本借りて観たのですが、そのときはこの「非現実の王国で」の映画のことは見落としていました。
最近私が感動したドキュメンタリー映画『ミリキタニの猫』も「非現実の王国で」も共に女性監督、そして内容が画家と美術作家をとりあげているという不思議な縁にも感動しています。
この映画の他にも観てみたいといういくつかの映画に出会いました。これも大きな収穫です。まったく知らなかったことに出会えることはうれしいことです。そこからまた次の興味へと広がっていく可能性があります。

あの日の指輪を待つきみへ
子猫の涙 ラストファイト
うた魂♪
転々

ぽすれんのマイリストに登録しましたから、順次借りたいと思っています。

私は、シューマンの「トロイメライ」が好きなのですが、今年の3月ごろにDVDで観た韓国映画でその演奏シーンがありました。その映像をピックアップしていますのでよければご覧ください。

「私のちいさなピアニスト」ラストシーン。
http://ichirof60.dip.jp/live/piano.wmv

初めてのコメントが長くなったことをお許しください。
またご縁があれば時折お伺いしたいと思います。
どうかよろしくお願いいたします。

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

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藤川一郎
京都市北区紫竹北大門町37 葵荘17号
075-493-4676

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