高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【145】

妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の
映画化芝居化・・・その他いろいろ作品化できればなんでも
なんて途方もない夢を観ています

2019.9.16~高山とトンネル工事現場の近況:姉さん

今日はまだ高山から電話はないし 祭日なので仕事しているかどうかな
ともかく格闘技大会の後なので たたかったものはあっちこっちあざだらけでしょうね まあそれも勇者の勲章でしょう 勇者とは勝者のことではなく
参加した人たちのこと マットの上に立った人たちのこと 勇気無くして戦いの場に上がることはできないでしょう
昔 あるお笑いタレントが その人は毎年12月だったかな ホノルルマラソンに参加している人で スタートラインに立った人はみな勝者とかなんとか言ってた 実はそのこと思い出して私も書いたんだけどね

さてホントのところ 私の気分としてこんなこと書いてる余裕はないんだけど それは久しぶりに詩的なことを書かせてもらうと 同居人の姉さんが 昨日の夕方から何も口にしていない 食べてくれないんだよね
せっかく脳梗塞による意識不明受胎から 以前と同じように食事が食べられるようになって 点滴も先週木曜からやめてたんだけど 今日そう言う状態だから休日なんだけど診療所に緊急連絡して点滴してもらうことになった
意識はあるんだけど半分寝てる状態かもしれない 時折笑顔を見せてくれるけど 私の言うことを何も聞いてくれない かたくなに口を閉ざして 食べるのを拒否している こんなことがあるんだと改めて知らされた
食事を拒否しているのだろうか 指で唇を開けようとすると すごい力で私の腕を取り唇から指を話そうとする 普段から力は強いが ホントに何するんだという感じ剣幕すら感じたよ
私はなすすべがない 呼びかけは背ssつぃてるけど それに少し笑顔を見せてうなづいてはいるが 口は頑として開かない
それでふと思い出したことがある
餓死による自殺 何か他の言い方があるかな?
餓死自殺で検索したら たくさん記事があった
ある女優の死で餓死自殺を想像したことがある
しかしそのことを具体的に調べたりしたことはなかった
今日が初めて 私の選択肢の中にもこれはある 意識している
強い意志が必要との記述が目についた
詳細を読む勇気はないので見出しだけ読んでいる
ある女優の死について 姉さんと話した記憶がある そのとき餓死自殺のことも話したような気がする
その女優はエッセイも多く そのほとんどは目にしている
姉さんも読んでいる 特に姉さんは料理関係の本が好きなので その人の料理本は手元に置いて読んでいたはずだ
まさか姉さんが餓死自殺を意識しているとは思わないが かたくなに口を閉ざしているのには 何らかのっ強い意志を感じるからだ
ここで小休止して 姉さんに声掛けしてみる
クセで頭を細かくたてに振る動作が うなづいているようにも見えるが やはり単なるクセ動きだろう
口内掃除用のスポンジにお茶を浸して 唇に当てるがそれも拒む 少しでも水分が隙間から入ってくれればと思うが
それもあきらめオムツ交換をしておいた かなりの量が出ていた それはそれで嬉しいのだが 便の出がこの三日ほど少ないようだ それも気になり昨日座薬を入れたのだがさほど今日は出ていない 今少しだけ出ていたがそれだけでは話にならない量 昨日のお昼までは食事はとっているので出るものはあると思うが
むしろ意識ない状態の以前の方が 気が楽かもしれない はっきりとした意識はないが 話に応える感じがあるだけに 私の言うことを聞いてくれないのがもどかしい
でも何も食べないのは動物的本能がそうさせているのかもしれない
ネコを飼っていてメス猫ミーがいなくなったことから考えさせられた
何日後だろうか その辺の記憶はないが ミーは窓から帰ってきた
恐らく誰にも知られない静かなところで あるいは地べたが冷たいところでじっと体が回復するのを待っていたのかもしれない その時そう思った
動物はたとえなクスリになる木や葉を本能的に知っているようだ 猫の例で言うなら草を食べて 毛玉を吐き出す効果を知っているとか
食欲を拒否するからには体に何かその理由があるのかもしれない
姉さんもじっと耐えて待っているのだろうか 自然治癒力による回復を
不勉強なのでこんなことぐらいしか知識はない 新手目て勉強しようとは思わない これからの姉さんの経過が私の勉強 教材
最期まで看取る覚悟でいる これまでは父や母の死にも帰らなかった むしろ遠くに逃げたかった それだけでなく様々な責任から逃げてきた
もう逃げられない しっかり看取る
そして私もしっかり逝く覚悟をしておく
笑って逝けるように どんなに苦しかろうが
苦痛をも愉しむ それを変態というなら変態になろう
生まれたときから定められている死
その時が来るとは何と素晴らしいことか
何もわからない状態になっていれば仕方ないけどね
はい お疲れお疲れ

高山の作品紹介
高山の書くものは音楽や映画 そして当然本や作家の関するエッセイも多い
他にもこだわりは多いが 高山自身が柔術や剣道をやってや関係で
格闘技 プロレスにもこだわりがあるようだ
自身が小説を書くので小説家に対するこだわりも当然だが
最近 映画雑感が多い
またさまざまなジャンルの音楽雑感もよく書いている
Hなエッセイはほぼ終了
そこで次回からは社会時評的エッセイを紹介していきます
とんねるずの問題 雑感 」を紹介します

ファイターで有りたい

2017/10/01 
ファイターで有りたいし、男で有りたい。


僕のサイトで書いてる物は、男が出てくる事が多いです。


自分自身、多分相当女々しいんですよね。


確か北方謙三が書いてたと思うけど、ハードボイルド書くのは女々しいからだとね。


それでも、男で有りたいんですよね。


汚い事をしますよ。するけど肝心な時には常に戦う姿勢を見せたいし、実際にそれを実践したい。

戦う姿勢とは喧嘩する姿勢とは限らないし、何かをアクションを起こしたら徹底的に自分自身が信じた道を行きたいんですよ。

それが、周りは理解出来なくて百人いたら九十九人反対したとしてもね。


もしかしたら、百人いたら百人反対してもです。


一つ例を挙げます。


モンゴメリー・バス・ボイコット事件って有ります。

これは、黒人差別撤廃の運動家のローザ・パークスと言う女性が、乗り合わせたバスで白人優先席に座ってて運転手から退くようように言われたのに、指示に従わず捕まった事件です。


黒人差別の激しかった頃の本を読むと大抵出てくるし、今ではGoogleで調べても出ます。


ローザ・パークスはその後きちんと評価されます。

女性ですが、勇気ある行動ですね。


そこで思うのは、当時はローザ・パークスのような事をした人が、多分他にも居たと思います。


それで、命を落とした人も当然居たでしょうね。

黒人公民権運動ってのは、色々読めば読むほど相当激しい物だったのが分かりますよ。

1950年代から60年代ですね。


やはり、そういう何かを変えないとって時は、最初は凄く反発を受けるでしょう。

しかし、立ち上がった人達は、それを見ながら傍観してた人よりも男ですよ。


女性も含めてです。ファイターで男ですね。

僕も四十代後半になると、そういうのが面倒で傍観したくなりますし、若い頃は気取ってそういうのはダサいとか思ってましたね。


しかし、ある時から自分自身が、それは間違いでないなら徹底的にやってやろうと思えるようになりました。

明確なきっかけは無いんですが、やはり震災と原発事故かも知れないです。


ある時、車で走ってたら段ボールに大きく一人の若者が原発反対と書いて立ってました。

あー!一人でやってるのかと思いながら、急いでたから通りすぎました。

もう数年前です。

その日に飲み会があって、飲み屋でそこのマスターに何気なくそういうのがあったと言ったんですね。  


そこのマスターは、右翼的思想と言うか自民党党員です。

しかし、よくよく話して見ると、表面的知識は有るって人です。

良くいる雑学は得意って人ですが、深くまで掘り下げた知識はないんですね。


表面的な知識はあって、口は上手いってタイプです。

その場では丸め込まれる事が良くあるけど、考えたら矛盾や無知が実は隠れてるってタイプですね。


こういうタイプは、トンネルの世界では通用しません。


口では仕事出来ないからね。

まあ、そのマスターに段ボール持った若い男の話しをしたんですよ。


そしたら、そんなので変わらないし原発いるじゃん、と軽く返されました。


その場は何となく、原発いるじゃんはこの人と話しても無駄と思ったのと、そんなので変わらないも一瞬納得したんです。

しかし、良く考えたらそんなのから始まるんですよね。


勿論、その若い男の子に知識や情熱があればですけどね。

最初は一人ですよ。しかし、これだけネットが発達すれば、それを良い方向に変えることも出来ますからね。


政治的な事だけで無くて、何かを発信する時にはやはりきちんと調査するです。


そして、客観的に観るですがこれは非常に難しいです。

どうしても偏ります。


それでも、自分自身に間違えてないか問いかけながら進むんです。


それと、間違えるかもと思っても時には退かないです。


全てが透明性のある事なんてないからね。

前に前に出る。そして優しさをなるべく忘れないです。


ハードボイルドの名言ではないけど、タフさと優しさです。

この優しさってとてもむつかしいね。

優しいってなんだろうって、いつも思いますよ。


だけど、この年になるとある程度自分自身の基準ができてるからね。


そこから大きく逸脱しないなら良いんですよ。

革命を初めなくても、何か小さな事から少しずつ変えて行かないとダメだなです。

この国や世界の在り方です。

明治維新の人に何故今でも若い人がひかれるかは、そこにそれぞれの義があったと思います。

義と美ですね。幕府側には途中でおかしいと思った人も居るでしょうが、突き進むしかなかった人も居ると思います。


倒幕側も迷いは合ったでしょうが、そこに義と美学を見えます。


今はSNSやネットが発達してるから、若い人はそれを使っての行動でも良いと思うし、こうして書いてる事も一つの行動です。


いかに生きるべきかとかは分かりませんよ。


しかし、この年でまだ傍観者になってしまいたくないですね。


それと、日々勉強と情報過多にならずに絞って情報を得るようにしてます。


何かを起こすとか今は無いけど、やはりそういう体制は何時も保ちたいです。


傍観者しながら笑ってる人になりたくないんですね。

こういう世界になったから笑わずおえないや、気力が出ないは分かるんですよね。

それでも僕は、年齢的にまだやれると信じたいんですね。


少なくとも後十年は、戦えると思ってます。


今、たまに小さな町道場に剣道を教えに行くけど、中学生とか小学生が主ですが高校生のかなり強いのと練習試合する事が有ります。


ほとんど勝ちますが何度もやりませんよ。

相手は手の内見るからね。


そこで思うのは、体力的にや瞬発力は圧倒的に向こうです。


僕は、待ちの剣道は嫌いです。


先々の先を取れと、常に言われたからね。


それでも、一本は早く取れても取り返されたらもう息が上がります。


そういう時は一撃に賭けますが、いかに相手を惑わすかです。


それと、自分自身の必殺技を持つかです。

僕は、巻き上げ技を昔から得意にしてます。


相手の竹刀をこっちの竹刀で巻き上げて落とさせたり、一時的に惑わせるんです。

これは、何度も何度も昔からやって覚えました。


高等な技ですが、ある意味邪道と言われた事も有るんですよ。


それと、これを使いこなせる人は余り居ないからか、滅多に使われません。


いざと言う時にこれを使います。


そこから面に行ったり突きに行きます。


突きは危険だから相手は相当びびりますから、フェイクでやることも有ります。


高校生とやってると、自分自身が負けず嫌いだなと思いますよ。


今後の生き方として、この先も色々書きたいし読みたいです。


今だから分かることもある上で、元々のファイター気質が戻ってる。


良く孤独はいけないとか綺麗事言うけど、創作してる人は分かるだろうしファイターも所詮孤独ですよ。

打たれても、前に前に出ていこうと思います。


具体的に何かとかで無くて、そういう信条でないと何かしらをやり遂げれないなです。


やり遂げれ無くて無名で終わっても、俺は戦ったぞと思えたら幸せなのではと思うんですよね。


その戦いは他人それぞれですよ。


何でも良いのではと思います。


だけど、僕はもう一度自分自身に火をつけて諦めずに行きたいです。


最後は何発も食らって倒れても、それは仕方ないじゃないかです。

ファイターで有りたいし、性別的な意味でなく男でありたいですよ。

かと言って戦ってない人なんて居ないとも思うし、これを押し付けたりしてるのではないんです。

意識せずに戦ってる人は沢山居ると思います。

意識してなく戦ってないと言う人の方が、戦ってるのかもです。


この中に書いた、表面的な知識だけで雑学だけ知ってて批判する人は僕は嫌いですが、穏便に生きてる人はそれはそれで良いと思います。

上手く言えないけど、僕は自分自身にもう一度気合いを入れたいんですよね。

競走馬で言えば八歳とかでしょう、それも地方競馬のね。

コーナーで言えば四コーナー回る寸前位かもですが、もう一度鞭を自分自身に入れたいんです。

非常に抽象的で話しはとっちらかったけど、気持ちだけは汲んでくれたら嬉しいですね。

おわり

このnoteの目的
無名のケイタイ小説家高山の創作活動を支援すること そして 彼のエッセイ「ガーターベルトの女」を原作にして作品化するという
大それた妄想に近い夢の実現
あなたが魅力的なMという女性のとりこになりますように

エッセイ「ガーターベルトの女 番外編2

2017/07/22
前書き
犯罪的部分は僕の空想と考えて下さい。


「ガーターベルト」シリーズを終わらせないと、次に行けないです。


こんなに長くなるなんて思いませんでした。


しかし、他のをここで書くと緊張の糸が切れますから、ここでは「ガーターベルト」をとにかく終わらせないとです。


今回の一話を入れて別れを書くと思いますが、正直別れはどうなって別れたのか覚えてないです。

その後に再び友達関係に戻したのもどうやったか覚えてないです。


人は嫌な記憶は消えるんだな、の典型だよね。

まあ、二十年以上前の話しを思い出しながら書いてますからね。


死んだヤクザの親友が出てきた事から、更に書きたいってなりました。


今回も、Mと僕とヤクザの親友のAの話しです。


Aも僕もジーンズマニアでした。


正確には僕がマニアで、Aが後から好きになりました。

当時はまだ、リーバイスの古着の良いモデルが二万とか三万で手に入りました。


まだ、探すところを探せばあったんですよ。

それより、僕が十代の頃は普通のより安くあった位です。


しかし、九十年代に入って国産のレプリカジーンズが流行ります。


実際、僕が今履いてるのはリーバイスとレプリカジーンズです。

日本人のリーバイスに対する研究は非常に進んでますよ。

リーバイスの復刻版モデルも、今ほど酷くなかったですね。


今は、リーバイスは失敗したなと思いますよ。


日本のブランドとコラボレーションをしてないですし、今のリーバイスの昔のモデルの復刻版は見事に失敗してますね。


Aは、仕事柄どうしてもスーツが多くてジーンズ穿けないと嘆いてたけど、あちこち買いに行きましたね。


Mはそれを見ながら、呆れても居たけどね。


しかし、Tシャツとかの良いのが有ると着てましたね。

女の子は、リーバイスとかに凝るってほとんど無いですね。

女の子は、次のシーズンには新しい流行が来ますからね。


男も有るけど、僕は基本は変わりません。


夏は、Tシャツにジーンズに、上にワークシャツやアロハやボーリングシャツ着ます。

下はジーンズですね。


冬はスウェットを着て、革のジャンパーかミリタリー系のジャンパーです。


下はジーンズです。


たまにワークパンツを履くけど、ほとんどジーンズです。


だから、知らない人から見たら同じの何時も履いてるとなるけど、色落ち様々で実は違います。

ベルトとか小物は変えますね。


少し前に、さすがにぼろぼろになりすぎてて売ったから、一番古いのが二十年ほど前のです。


三十代初期に買ったのですが、色はかなり落ちてるけど、まだまだ現役ですよ。


それとジーンズは段々と自分自身に馴染んで、自分自身の体型の形になりますからね。

自分自身だけの物になると言う魅力が有ります。


二十年穿けるなら良いのを、です。

それと色落ちに関しては、やはり良いものが味わい深く落ちますよ。


僕の基本的考えです。


今は良いのを買えないけど、きちんとしたアメカジのメーカー買ってるから大丈ですね。

 
本当は欲しいの有るけど、まあ仕方ないです。


Mの店で、Aを交えて洋服談義をしてました。


Mは、カジュアルも着るしシックなのも着ましたね。


僕の前では、なるべくカジュアルなの着てましたね。


体型が良いのと、身長は高くはなかったけど体重は確、か一メートル五十五センチで四十一キロとかでした。

しかし、細いなあって感じではなくて、運動してたからか丁度良かったです。


胸も有りましたからね。


Mの店でそういう話しから、珍しくAが他県に行ってジーンズ買わないかと言いました。

僕の県の隣は、九州最大の都会ですからね。

豚骨ラーメン食べに行くのも良いし、たまには三人で行かない、です。


僕と二人では何度か行ってたけど、Mを誘うのは初めてでした。

Aは僕を指すと、こいつが何か買ってくれるよと笑いました。


僕は、Mはアメカジにそこまで熱心にならないだろうと思ってたから、行かないと安心してたら行くと言い出して、慌てましたがね。


三人で行く日を決めて、Aの車で行く事になりました。


高速使ってもけっこう当時はかかったから電車で行こうと言うと、俺なら速いから大丈夫と自信持ってました。

彼が乗ってたのがベンツでしたが、一度僕が乗ってたのはスカイラインGTSでしたが、負けると思ったから会社の同僚からスカイラインのGTRを借りて高速で競争したけど、ベンツはそんなに速くないぞでした。

直線で完璧に負けたからおかしいだろう、で言いました。


同僚のスカイラインGTRも手を入れてて相当速くて、普通のBMWとかなら勝負にならかった位ですからね。


聞くと、数百万円かけて改造してるとの事でした。


ポルシェに高速で負けたのが悔しくて、ポルシェに勝てる位にしたかったらしいですが、その後ポルシェに合わないんだと嘆いてましたね。


ベンツの皮を被ったスポーツカーでしたね。


しかし、ベンツと言えばヤクザってイメージ有るけど、普段乗ってたら乗りごごちは最高に良かったです。

当時は、父がシーマに乗ってたけど格段違いましたね。


その日も時間きっちりに僕の所とMの所を回って拾うと、Mがたまには前に乗りたいと言うから、何故かMが助手席で走り出しました。


皆カジュアルな格好で、特にMは短いTシャツ着て、へそのピアスが背伸びすると見えました。


Aは、Mちゃんが前だと似合いのカップルだよなと笑いましたが、Mから後ろの人そう言うのけっこう焼きもち妬くからね、と笑われました。

僕が焼きもち妬くの知ってましたからね。

車は高速に乗る前から車線変更繰り返して、どんどん他の車を抜いて行きました。

Aのテクニックは凄かったですよ。


Mは、その度に凄いと言ってましたね。


高速に乗ってからは取り締まりの場所を知ってて、そこだけはある程度スピード落としたけど圧倒的なスピードで次々抜きましたね。

Mは薄い青のお洒落なサングラス描けてて、僕とAはレイバンのティアドロップのサングラスを掛けてました。


僕は薄い茶色で、Aが黒でした。


僕が、こうして俺達もレイバンのサングラス掛けてジッポのライター持って羊モクを吸ってるなんて信じられないなと言うと、Aが軽く笑ってポケットからカルティエのライター出して投げました。

そして、こんなの欲しくなかったから要るならやると言って、ジッポのライターでマルボロに火をつけました。


Aは、カルティエなんてのはある程度年齢が行って持つのには良いのかも知れないけど、本当は俺の趣味じゃないんだと苦そうに言いました。

この車もだよ。アメ車の旧いのが欲しいと言ったらダメだったよ。


お前が前に乗ってた逆輸入のHONDAのシビックも、俺は見た時にあ!これ乗りたかったのだと思ったよ。


スカイラインに変えたのは意外だったけど長距離運転するから仕方なくと聞いて、なるほどだったなと言いましたね。

Mは、男ってそんなのに拘るけど二人は拘るよねと言ったから、Aに俺達が十代の頃はレイバンなんて夢だったし、俺はこいつの影響だよと微笑みました。


Mは笑いながら、この人ややこしいからね。そういうのにねと言って笑いましたが、Aがだけどそういう拘り持つってけっこう大事なのかもと思うよ、と言いました。

女の子は分からないけど、高いとか安いとか関係無くて自分自身の物を確立するって大事だよ、と静かに言いました。
       


隣県の店に着くと駐車場に入れて、喫茶店に最初入ってアイスコーヒー頼んで一服しました。


Mもアイスコーヒー飲みながら、二人が兄弟見たいねと笑いました。


確かにジーンズに白のTシャツでスニーカー、種類は違うけどアディダスでした。


髪もお互いジェルでオールバックですからね。

しかし、僕は身長一メートル六十八でしたが、Aは一メートル七十五を少し越えてました。

Mにどっちが弟だよと言うと、Mは珍しく難しい顔をして、時には貴方がお兄ちゃんの時もあるし弟のときもあるよ、と言いました。


二人のバランスが良いって事だよ。お互い欠けてる所を補ってるし、強い所をお互いで強化してる感じ。

私にはそういう友達居ないからね、と少し寂しそうに言いましたね。

Aは、俺達がいるじゃんと静かに言いました。


Mはそうだねと言うと、だけど女だからそこは入れないって有るんだよ、と返しました。

Aは頷くだけでしたね。


それから、ジーンズやアメカジの何度かAとは来てる店に入りました。


店の店員は覚えていて久しぶりですね、今日は彼女さんですかと二人に言ったから、Mがさあどっちの彼女でしょうと笑ながら言い返しました。

店員は明らかに困った顔をしてたから、僕がどっちでも良いじゃんと言うとTシャやアロハを見始めました。


そこは一階は新品を置いてて、二回は古着を置いてる当時は有名な店でした。

今は新品だけを置くのに変わってますし、雰囲気もまるで変わりましたね。

MもTシャツを見てたら、これ良いねとはしゃいで見せて来ました。

白にブルーでアメリカ的なイラストが何か書かれてましたが、メンズ物でした。

僕がこれのレディース無いのかと聞くと、店員が無いですねと言ってレディースは向こうですと指しましたが、Mはレディースはいまいちだったと残念そうに呟きました。


SサイズでもMには大きいですが、Aが裏を見たり触って店員に、買うからコインランドリーで洗って乾燥機にかけて来てくれと頼みました。


店員は、そういうサービスはしてないですと毅然と言ったら、Aがそこにあっただろうと言うと店員のポケットに二千円をねじ込むと、行って来いと言いました。

店員は明らかにAの態度に腹が立ってたような顔をしたので、Aがお客様は神様とは言わないけど、お前の態度次第ではこのあと数万円使うかも知れないのを他で買うぞ、と言いました。


他にも店は有るしそこで聞いてみるよ。コインランドリーに行ってくれないかなと。


そう言いながらもう一つ良く行く店にケータイを出すと掛けようとしました。


店員は慌てて、行きますと言ってTシャツ持って出ました。


洗って乾燥機に掛けたらかなり縮むんですよ。

僕も後にジーンズでそれをやって貰った事が有るけど、TシャツはAが始めてでした。


AはTシャツを何枚か買うと上に行こうかと言うと、階段で上に上がりました。

Mは初めてなので、上の古着に驚いてましたね。


リーバイスの良い色落ちのジーンズがショーケースにいくつも入ってるし、スウェットのレトロな感じの物やアロハの綺麗な物も有りました。


Tシャツはなかったですね。


Mはリーバイスの古着を見て高いねえと驚いてたけど、あ!これ良いねと指差しました。


Aが後ろから僕の方に来ると、足らなかったらと言って僕の後ろポケットに数万円ねじ込みました。


Mが言ったのを出して貰うと、やはりメンズでしたが腰のサイズが27インチでした。

メンズにしては細いです。


色落ちも良い古いタイプのリーバイス501でした。


しかし、履かずに合わせるとやはり太いんですよ。


レングスは珍しく少し長い程度でしたから、履いてみろよと言いました。


値段は、多分このメンズにしては小さかったから四万数千円でしたね。


店員に太いベルト持ってきてと言いました。

Mが履いて出てくると太かったですが、ベルトを通して絞めて見ました。

普段はわりと細目を履いてたけど、これはこれで似合いましたね。


後にPUFFYがこういうスタイルで出ますが、その少し前です。


色落ちは良いし上をある程度タイトにしてれば、Mのスタイルの良さが逆に目立ちましたね。


僕は、何度も鏡でMにあちこち向かせてベルトの位置とか変えました。

僕は自分自身服が好きなので、そういうのするの好きなんですよね。

これは後に男にもした位ですよ。


MもAも下から適当にレディースのTシャツを持ってきて、Mに合わせるように僕に渡しました。


Mは、これは良いねと言いましたね。

Mはファッションにはうるさかったから、嫌な時は嫌でしたね。

僕も良いよと言うとMが、買ってくれるんでしょと笑いました。


そのあと半分は出すから、貴方の持ってるGジャンくれない、と言いました。


LeeGジャンで、僕が着込んでた為に色落ちが良くなってたのをMは何度か欲しいと言ってたのを断ってましたが、思わずこれは払うしGジャンも冬に着れば袖だけ長いけどやるよと言ってしまいました。


Aが、流石男前だなと後ろで呟きました。


そうしてたら、Tシャツをコインランドリーから店員が持って来ました。

店員は不服そうな顔を隠してるようでしたね。


まだホカホカでかなり縮んでました。

Mは、Tシャツの上からそれを着ると丁度良いよと喜びました。


結局、僕はボーリングシャツの古着とキャップを買っただけでした。


AはTシャツを数枚と、同じようにボーリングシャツを買いました。


Mはジーンズにコインランドリーに持って行かせたTシャツと太目のベルトとキャップを買いました。


Mの分は全て僕が払いました。

足りなくなってAがポケットに入れたのを使いましたが、後で返すからと言うといいよと、Mちゃんが楽しんだんだからと言って断って来ましたね。

結局、Aと僕はジーンズは買わなかったです。


Mは店で着替えると、嬉しそうでしたね。


それに似合ってましたよ。

Mが似合ってる服を着てるのは僕にとっても幸福でしたし、それが自分自身が好きなアメカジなら尚更でしたね。


Aが、美味しい豚骨ラーメン食べに行こうと車を出して移動しました。


駐車場に入れると通りを三人で歩いてると、前から五人の同じ位の若者が歩いて来るとMに向かってこれから3Pか、と冷やかしました。

まさかそんな事を言われると思ってなかったから、唖然としながらも周りを探りましたがゴミバケツしか有りませんでした。


Aは素早く動くと一人を蹴ると、もう一人を殴ってる時に後ろから三人に捕まりかけてました。


僕はゴミバケツを持つと一人に投げつけて、走ってAを捕まえようとしてる一人にタックルして上からに何度か殴りつけました。


相手もタフでしたね。

Aから殴られても、持ち直して立ち上がって来てました。

僕は、少し先の店の前にデッキブラシを見つけました。


それを持つと、一人二人三人と剣道の要領で脳天を打ちました。


力の加減は無しですから、一人は何処かを激しく切ってアスファルトにボトボト血が落ちました。


Mの声が聞こえたから見ると、一人がMを捕まえようとしてました。

流石のMも逃げるのに必死で、それを見たAは道の横からブロックを取ると、Mを追ってる男に投げつけました。


そして、走って思い切り助走をつけながら飛び蹴りを相手の顎に入れました。


スローモーションのように、綺麗に顎に入るのが見えましたね。

そうしてると大きな声で、そこの君たち止めなさいと聞こえました。


制服の警察官が二人居て、後ろにパトカーが停まってました。


Aは、逃げるぞと言うと路地を指しました。

僕はMに合図すると、Mも走りました。


狭い路地をどんどん入って、最後は何かの店があるような地下に潜りました。

夜になったらバーか何かになるような所でしたね。


三人とも肩で息をしてましたが、幸いAと僕が擦り傷程度で済んでましたし、警察も僕らより向こうを捕まえようと動いたようでした。


地下の暗がりで煙草に火をつけると、Aが地下から顔を出すと一度上に上がって戻ってきました。


自販機でコーラを三本買ってきて渡しました。


三人とも喉がカラカラでしたから、一気に飲みましたね。


Mはクスクス笑ってました。

ハラハラドキドキだね、と楽しんでましたね。

貴方のデッキブラシも良かったけど、Aさんの膝蹴り見たと興奮してました。


僕も、あれは顎砕けたなと笑いました。


Aは、お前にやられたの一生治らないかも知れないぞと言うと、ニヤリと笑いました。

結局、しばらく隠れてそのまま車で帰りました。


Aは、ラーメンは残念だったけど仕方ないなと言いました。


それから三日ほどして、Mが出来たらAさんと飲みに来てと電話があったので、Aと二人で行きました。

Mはあの時に買ったTシャツとジーンズで店をやってて、二人でそりゃ水商売じゃないよと言うと、水商売嫌いだからねと笑われました。


Mに僕のGジャンを渡すと、やったー!!と言ってきました。

夏に着るのには大きかったけど、似合いましたね。


Mは、こないだラーメン食べられなかったから、お客さんに福岡のお土産でラーメン貰ってるから今食べるといって、お湯を沸かし始めました。


さっき団体のお客から沢山ぼったくったから灯りは消すと言うと、ラーメンが出来ると三人で食べました。


Aが、普通は飲んだ後のラーメンだけど、こういうのも美味しいなあと呟きました。


Mは、私の愛情エキスがはいってるからと笑いました。

その時に、Mが将来の夢って有るとAに聞きました。Aはまあ、この世界に入ったんだからある程度までの所に、死なないで行きたいなと言いました。


この人の夢は小説家だよと、僕を指して言いました。

Aは、トンネルの世界で上に上がるとかじゃないのかと言うと、Mちゃん書いたの読んだこと有るの、と聞きました。

意外だと言う感じはなかったですね。


Mは、短編読んだら偉そうだけど意外と良かった。
 
その代わり、字がミミズがはって踏まれたような字だよと言うと、クスクス笑いました。


Mはその後で、私にはそういうの無いからうらやましいと、少し寂しそうに言い僕の手を握りました。

何となく、初めてMを可哀想だと思って手を握り返しました。


この時の服を買いに行ったのは覚えてましたが、喧嘩をしたのは、これを書いてて思い出しました。

すっかり忘れてましたね。


三人とも二十代で元気が良かったなあと思います。


今度、仕事でAの墓の近くを通るので墓参りしながら、あんなのむちゃくちゃだよなと話しかけたいですね。

小説家にはなれないだろうけど、何とか生きてると伝えたいです。

おわり

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「ガーターベルトの女 外伝」(フィクション編) 1
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