高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【147】

妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の
映画化芝居化・・・その他いろいろ作品化できればなんでも
なんて途方もない夢を観ています

2019.9.18~高山とトンネル工事現場の近況:死ぬまで

このnoteは ケイタイ小説家の高山のエッセイの一つで
魅力的な若い女性が登場する「ガーターベルトの女」シリーズを
私は映画 スクリーンで観たいという妄想からスタートした
Mは23歳 高山は25歳 そしてもう一人重要な登場人物 中卒でヤクザの幹部にのし上がったA 男二人と女一人のひと夏の恋愛と友情の実話エッセイ
このエッセイに私はハマってしまった Mという女性のとりこになった
高山は小説も書くが このところ映画雑感を書く機会の方が多い
つまり映画好きでもあるので 彼が書くエッセイはすでに映画的視覚的にイメージされた文章になっている気がする
毎回描かれるエピソードが 映画のワンシーンを連想させらる
そのエピソードをつなぐと 一つの映画ができる・・・そう思えた
私は勝手に映画として彼のエッセイをイメージしていた
映画化したいという思いがだんだん募っていく 妄想が広がる
作品化のために何かしたい 何ができる
そう考え続けた 同時にどうせできないのだからムダな抵抗?努力はやめろ
そう叫ぶ声も聞こえる 私は亥年生まれ 進み始めた映画化への思いは その可能性がないとしても 何の経験がないとしても もう自分でとどめることができないまでになった
ダメでもともと 何もしないより やって駄目なら仕方ない
何もしないであきらめるのは悔しいじゃないか
そしてできることと言えば・・・まず翻訳から始めた
長々と私の思いを書くつもりじゃなかった そのとっかかりだけを書いて 今回書きたいことにつなげよう

Mと高山は昨年再会した それまでにも高山は Mの消息をかすかに友人から聞いていた 結婚したこととか 県の北の方で働いていることなど
再会は高山の友人から Mの確かな情報が入ったのがきっかけになったようだ そしてMからだと思うが高山に電話が入った 別れてからもう25年経っていた 高山に父親の会社の倒産という事情があって 一時住居を転々としていたという その一時期 Mの部屋に世話になったことはエッセイに書いてある 済むところを転々としていた時にケイタイの電話番号を書いたメモを紛失にご連絡が取れなくなった事情もエッセイで知った
同じ県内で働いていたことを思えば いつか再会するのも時間の問題だったかもしれない 高山はすでに50を超えていた Mは高山より二つ下 いい男と女になっていた・・・もう若くはないという意味で
Mは事務機器のレンタルリース会社で営業をしていた 営業成績は万年2位だと自嘲的に高山に話した
高山がトンネルの下請け会社でがんばっているという噂は聞いていたようだ
二人があった時 すでに高山はアルバイトの事務員だったAの仕事ぶりを見込んで自分の片腕にしようと いつも営業に連れて行っていた
Mとの再会も どこかのコンビニの駐車場だったようだが MとAは互いに何者?という思いで観察しあったのではないか そんな話も高山は私に語ったことがある
この25年ほど年月が経った後の過去の恋人同士の再会 二人にどんな感情が生まれたか どんなことを思ったか それは私にはうかがい知れない
だがその後の事情を聞けば ともに仕事上でいい再会になったのは間違いがない まずMにとっては高山の現場・・・当時で7~8現場あったというから
当面必要な現場から事務機器を揃えていったという それはこれまで契約していたところは相場より高かったからだという Mの会社を利用することでかなりの経費が浮くことになるという 高山は抗夫や現場の仕事の管理に関しては厳しい目を持っているが 事務的には甘いと自己分析している
そこに事務に関してのプロとしておMが登場いたことで 高山のk支社にとってもメリットになる そしてMは高山の会社と契約することで万年2位の営業成績からナンバー1になった Mにとっても大いにプラスになった それは高山同様に自分だけのプラスではなく会社にとってもプラスになる
高山の事務的な計算の責任者としてAの存在も大きかった 細かな経費の計算を高山に要求に従ってやりあげ Mのカイヤとの契約の有利さを証明する
そしてこの女性二人は その仕事ぶりを知ることにより信頼と尊敬で結ばれることになる 男女の三角関係的なややこしさは二人にはみじんもなかった
ビジネスライクでの付き合い そこから年齢的な差からの人生の良き先輩後輩という関係になっている Mは小柄だがスタイルがよく美人 Aは女性としては長身でこれまたスタイルが良くて美人 私はつ全二人を観たこともないから これは高山の文章と電話での話からその要旨は想像するだけ
Mは自分が着なくなったスーツを Aのサイズに合うように仕立て直してプレゼントしているという それも何着も
営業には作業着姿とは見違えるような恰好をして来いというのが 高山の要求 Aもそれに応えてきた そんな話が耳にはいったのだろう Mもファッションにこだわる女性 おそらく高価なブランドものだと想像するが それを惜しげもなくAにプレゼント 高山と再会したMのイメージは50近くになっても私の中で壊れることなく ますますその魅力を増している
よく中年の同窓会が話題になる 以前マドンナ・・・今はというやつ 25年の年月は人の容姿をいやがうえにも変えてしまう それが普通だし ある意味自然当然ともいえる 変わらないのは奇跡 高山の文章からはいまだに若い頃のMがそこにいる 
そのMにして今回の格闘技大会は さすがに高山の年齢を感じたのではないか 試合前 Mは高山に言ったという 出るからには勝たないと・・・と
若いころのMもそうだった 何も変わっていない エッセイでは若いMと高山 そしてヤクザのAが立ち回りするシーンが何回か書かれている
ケンカするからには勝つ やっつける それが三人の主義 負けることなど考えになかっただろう それが若さともいえる そして勝ってきた
それが今回 優勝戦でパンチを受けひざまずいた高山の姿をMは初めて目にした そして危険を察知してのレフリーストップ 不敗の高山が負けた
その姿を目にしたMはどう思っただろう 25年と言う時の経過の残酷さ 高山の敗退は彼の老い それは自分の老いを認識することでもあったろう また 今は営業成績ナンバー1でも その地位はいつかは誰かにとってかわられる そんな思いも彼女の脳裏を廻ったのではないか 時が与える宿命
トンネル工事の下請け会社の抗夫達の 格闘技好きな連中数人から始まったレクレーション 遊び的感覚てきなものが 年を経て元請けも巻き込んだ大きな大会担った 観客も300人を優に超えていたという
ある意味 仕事の上ではその業績をアップし続け さらに今後の発展も予想される高山の管理者としての絶頂期 さらに発展するかもしれないが 年齢的に引退時期を考え若手を育てているとき 格闘技大会の敗退は 高山にとっても人生の転換期を意味する象徴的な出来事だったと言える
かつての若い高山 その二の腕の太さに惚れたと言い切るM
私はこれからのMも見続けたい それは高山を通じて知るのみだが
そしてまだ30になっていないAはどうなっていくだろうか
10年後の彼らを文章で見続けることはできるだろうか
それよりなにより 若い頃のMをうクリーンで観たい
Mに魅了される男はいないのか
Mの魅力を感じる制作者 編集者はいないのか
仕方ない その人たちの目にこのnoteが届かないのだから
どこかだ誰かが観ている
それがネットだと私は信じている
私には何の才能の無い 思いを伝える力もない
ただ誰かの目に 有能な人の目に
私の文章ではなく 高山のエッセイが届きますように
その数々のシリーズ化されたエッセイのそれそれの登場人物の魅力に
気づく人が現れますように
そう願うことしか私にはできない
私はただ 私の思いを書き続けるのみ
いつまで?
そんな先のことは分からないさ
ただ言うことだけは言えるよ 無責任だから
死ぬまでさ

どうもお疲れお疲れ

高山の作品紹介
次回は「弱い者は生きにくい時代雑感」を紹介します

木村太郎氏の発言からの雑感

2017/11/13 
木村太郎氏が、フジテレビの番組で真木よう子さんの映画降板について、準備が出来てない女優失格的な発言をしたらしいですね。

細かいのはYouTubeで一度見ただけですが、木村太郎の、言うのは根性論なんですよね。

それと、一応ジャーナリストがいちいち女優或いは芸能人について、コメントするのも何だかなです。

フジテレビは僕の時代は、フジテレビと言えばバラエティーで全盛を誇ってたですが、このところの凋落ぶりはなかなか酷いね。

僕は、真木よう子のファンです。

しかし、これが他の俳優でもえ!?と思う。

今の日本を覆うのは、精神的な病や弱者の自殺ですね。

自分自身が、精神的な病と今でも戦いながら仕事してるから分かるんですが、最初はあれ?俺って根性ないのかなから始まります。


起きれない、仕事にどうしても段々行けなくなるから始まるけど、自分自身精神的な病と思わないからおかしいなです。

所が、しばらくすると完全に動けなくなって、初めてこれは何かしらの精神的な病だと気付きます。

実は、随分前からその予兆は有るんですよね。

髪の毛がゴソッと抜けて10円玉ほどの禿ができたりね。

円形脱毛症ですね。

人前に出ると急に恐怖に教われたりです。

パニック障害ですね。

夜なかなか眠れず考え込んだりね。

鬱です。

この度に無視して進むんですよ。

俺はこんなことで、休んだりしないぞと言う根性論が身に付いてますからね。

しかし、根性では治りません。

悪化するばかりです。

自分自身が思ってる、自分自身との乖離に苦しみます。

僕の場合は、わりと早めに病院に行ったからまだ良かったかもですが、これが、病院に行けない状況等だと苦しんで自殺とかあると思います。

昭和四十三年生まれの僕が、そうなったかは色々原因はあります。

一つは家庭環境でしょうね。

これを正直否定したかったけど、やはり大きく原因としてあると思います。

小さな頃に両親と離れたとか、転校を繰り返したとかです。

それでもならない人はなりませんよ。

昔からこういうのはあったと思うけど、簡単にノイローゼとか気違いと言われて終わったでしょう。

僕より少し下の世代からは、当たり前のようにそういう人が増えてる。

これも時代だと思います。

中には悪くないのに、悪いようなふりをするのもいるけどね。

時代ってのは歪んで来てる、つけがそうして回ってるのだと思いますね。

景気は良くない、その中でも低賃金で働けです。

そうしてたら、心労がたまって倒れるってのです。

昔は真面目な人ほどなりやすいと言われたけど、一概にそうではないと今は言われてますね。

しかし、がんばり屋ってタイプがなりやすいのではと、自分自身を何処かで過信してしまうのがなりやすいかもです。

僕は、自分自身を過信してましたからね。

俺がこの程度で参るわけが無いが、逆に悪かったですね。

自分自身の精神を過信しない事ですよ。

体力もそうですし、何でもそうなんですけどね。

冷静さと客観視する事ですね。

それと根性論が通った時代も有ると思います。

教育者が良い場合ですね。

僕は転校してるけど、違う県で今でも二人の先生に幼い頃助けられたなと思ってます。

一人は女性で既におばさんのようでしたが、最後に父の会社が倒産した時に十万円程口座に入れてくれました。

その後、何度か連絡してるうちに電話帳無くして調べたけど、なかなか繋がらなくなってどうなったか分かりません。

この先生は普段とても優しく穏やかでしたが、僕ではないクラスの男の子が嘘をついたんですね。

そしたら、嘘はダメと言って諭すように話して、それでも聞かないから廊下に立たせたのを覚えてます。

優しい先生が怒ったと驚きましたが、ヒステリックじゃなくて諭しました。

小学校低学年ですから記憶は細かいことは覚えてないけど、良い部分はとても誉めてくれましたよ。

それから転校した先の先生が、社会の先生で担任でした。

この先生の授業は脱線ばかりなんですよね。

僅かながら戦争経験者でしたから戦争の話しを、時には滑稽に時には真面目に話して聞かせてくれました。

しかし、根には平和を尊ぶ心が有りましたね。

この先生には良く叩かれましたよ。

ビンタとかお尻をとか色々です。

時には物差しで叩かれたりね。

廊下に正座とかも有りましたね。

だけど、この先生は生徒が本当に痛いところは外すんですよ。

それと感情で叩かなかったです。

卑怯な事や嘘が嫌いで、男の子には男らしくあれと良く言いましたね。

一つ書いてて思い出したんですが、今問題になってる組体操を僕らもやってました。

今のは、どんどん過激になってると言うので幾つか見たんですが、僕らの街は漁師町でしたから複雑さはなかったけど、高さとかは非常に高くて過激でしたよ。

それと安全対策も今のように取られないから、ピラミッドを高いのを作って落ちて怪我とか良く有りましたよ。

それでも生徒同士が、ここまでとかの要領が何となく分かってたんでしょうね。

死人もいなかったです。

そういう中で一度だけ、その先生が見てる時に一番上の生徒がかなり危ない角度で落ちたんですよね。

先生は背が低くガッチリしたもう初老で、普段はノロノロ動いてました。

多分僕はピラミッドの中ば位から見てたと思うけど、先生がかなりの距離から走ってきてその子のスライディングするようにその子の落ちるところに行ったんですよ。
 
その子のクッションになるためです。

先生の背中に見事に落ちたけど、その子は無事でしたが先生はしばらく腰を痛めたのと顔面を打って鼻血を出してました。

友達同士の喧嘩とか自分自身の喧嘩とか、大人の喧嘩で血は見てたから驚かなかったけど、先生の鼻血と校庭に落ちる鼻血はかなり場違いでショックでしたね。

それに、先生が早く察知して走ったのも驚きました。

運動とは無縁のような感じでしたからね。

その後大人になっても何度か会いますが、そういう先生に出会えたのは良かったです。

今は教育者はがんじがらめってのもの有るけど、教育者が教育者らしくないです。

僕の中学や高校位から、段々とそういう先生が増えましたね。

自分自身がイライラしてるから、生徒を殴るとかざらでしたからね。

教育の問題と、今は環境が変わりましたよ。

地球温暖化で気温も上がってるし、運動部でも水分を取るのは当たり前ですからね。

僕の頃は剣道部は水を飲んではいけなくて、顔を洗いに行くのは良くて顔を洗うふりをしながら少しの水を必死に飲みました。

死人が出なかったのは、生徒の自己防衛意識が高かったからですね。

単純に言うと逞しかったです。

それでも、学校に馴染めない子供は出始めてました。

そういう生徒の受け皿は田舎はまるでなかったです。

今の時代は少子高齢化です。

子供が逞しく育つには、環境が整えられてないです。

そうなるとどんどん、心の闇を抱える人も増えるからね。

今回の真木よう子さんの映画の降板は、心の問題ではないでしょう。それは分かりません。

体調の問題でしょうね。

昔、渡哲也さんも何かの番組を体調問題で途中から代わったらしいけど、批判はなかったようですね。

プロ意識に欠けるは、一見正論のようですが正論は時に人を傷つけるし、世の中正論だけで通るならどんなに良いでしょうね。

万全を期そうとしてても体調問題で降板した女優に対して、女優失格とか言うのはもはや老害ですよ。

それと、ジャーナリストが本来追うべきは巨大な物ですよ。

政治や社会問題でしょう。

芸能問題は、ワイドショーに任せたらです。

だから僕は、テレビからどんどん遠ざかるんですよ。

これが真木よう子じゃなくても、あーあと言いますね。

相撲を見てても思うんですよね。

一時期の不祥事で相撲自体がヤバかった時は、色々な人を解決に呼んでましたね。

デーモン小暮とかね。彼の相撲マニアぶりは昔から有名ですし、的確ですよ。

それと力士対して愛がある。

これですね。相撲人気が戻ると、またもや北の富士が戻って毒を吐いてる。

あれが良いと言うのも分かるけど、そろそろ色々な物を取り込んで改革すべきではです。

老害って言葉は嫌いですが、自分自身がもうそういう第一線から退く時期って考えるべきです。

年齢よりも、年齢からくる頭の固さをとるべきです。

ジャーナリストは大きな物を追えよです。

真木よう子が今、色々責められることは無いのに責められてる時に、わざわざ女優失格とか言うかなです。


それと真木よう子って女優は映画で沢山見る限りとテレビを幾つか見る限り、ハマる役をした時のオーラは素晴らしいです。

『さよなら渓谷』『ゆれる』とか、『そして父になる』とか、『海よりもまだ深く』とか傑作です。

三十代女優では、ナンバーワンかもです。

演技力とかよりも一種のオーラです。

これを持ってる人が生き残ると思ってます。

危ない部分も感じるけど、そこも含めて魅力ですね。

木村太郎の発言が、真木よう子でなくても時代錯誤と言いますよ。

もちろん、頑固に自分自身を通すのも良いけど、それをやるなら政治とかにやってよと思いますね。

木村太郎の発言から、今の日本の縮図が見えるようです。

弱いものは叩け、強いものに従えです。

これでは国は良くならないし、マスコミも考えないといけないですよ。

年齢が悪いので無くて、硬直した考えが悪いんですよ。

硬直した考えは、新しいものを生まないですよ。

頑固は良いけど柔軟さも必要ですし、人に対しての愛情が大事ですよ。

昔の先生は、それを見せてくれましたからね。

一億総幼児化かよと、最近は思いますね。

年齢の問題では無くて硬直した考えは新しい物を産みませんし、このところのマスコミの幼児性にうんざりですね。


真木よう子さんの事は、どうして降板なのか分からないけど、今後も良い女優が良い仕事をして欲しいです。

先生の鼻血を思い出して驚きましたね。

おわり

このnoteの目的
無名の作家高山の創作活動を支援すること
そして 彼のエッセイ「ガーターベルトの女」を原作にして作品化すること
あなたが魅力的なMという女性のとりこになりますように

エッセイ「ガーターベルトの女 15 完結編」

2017/07/27
その日はMとラブホテルに来ていた。

Mは、ジーンズのミニスカートにガーターベルトを付けて、短めのTシャツを着ていた。

月に何日だったか忘れたが、Mがガーターベルトを僕にくれた日をガーターベルト記念日等と言って、その日は必ず着用するようにと言っていた。


Mは店でパンツの時もガーターベルトをしてるのをこっそり見せたりして楽しんでいた。


僕達二人だけの秘密をMは楽しんでいたのだ。


それは、いたずらっ子がやる事と一緒で、Mにとっても僕にとっても楽しい事だった。

ラブホテルに入るとMはかなり積極的で、責めたり責められたりの二人の攻防が続いた。


Mは、時折セックスを野獣のように楽しんだ。


そういう周期が激しく来るようで、そういう時のMと僕は激しく交じりあった。


終わってもしばらくは、僕はMを裸で軽く愛撫しながらあそこに指を入れたりして楽しんだ。


Mも余韻を楽しんでるようだった。


そのラブホテルの一室は、Mの液体と僕の液体と汗と混じり合って、セックスの残り香が強く残っただろうと思う。


珍しく、街で一番老舗で大きなラブホテルに来ていた。

Mが水商売をしてるのと、僕もその頃は建設会社の息子として顔が売れていた為に、大抵田舎の小さいが綺麗なラブホテルを使っていた。


しかしその日は、そこに行く途中でMが僕のジーパンのボタンを外し始めて物を咥えた為に、運転出来なくなりそのホテルに入ったのだった。


Mがシャワーを浴びてる間、煙草に火をつけて自分自身を見るとすっかり縮んでいたが、Mの残り香が指や自分自身に着いていた。


ゴムを着ける事もあったが、Mは安全だと思ったら生でするのを好んだし、僕もそれを好んだ。

中で出すことは無かったが、もしも出来たら二人で考えようと思っていた。

Mも二十四だし僕も二十六だし、結婚してもおかしくは無かったからだ。


煙草を吸っていると、指にMのあそこの匂いが残っていて気分が良かった。


Mは、時に匂いが出やすい時があったがそれは、不快な匂いでは無くてメスの匂いだった。

Mがシャワーから出ると僕も入って、簡単に汗だけ流したが指の匂いは洗い流さないようにした。


僕がシャワーから出ると、Mはパンティにガーターベルトだけでベッドに寝そべっていた。

僕はそれを見るとまた発情しそうになったが、その日はMの口で一回と後二回はセックスでしていた為に、四度目は急には無理だった。

Mの形の良い乳房を揉みながら、何度もキスをした。


Mは、煙草吸ったなと笑ったが積極的だった。

M自身は、草も吸わないし酒も弱かった。


しかし、煙草を吸うなとかはまるで言わなかった。


Mは、面白そうに僕の物を口に含んでまだ立つねと笑ったが、僕は今日はもう無理だよと言った。


何だか悔しいので、Mのパンティの中に手を入れると指で愛撫した。


Mは、昂って身体をのけ反らせていった。


キスを繰り返してると、笑いながら今日は私の負けかもねと言ったが、本気で負けを認めたくないような感じだった。


二人でジュースを飲むと着替えて、車までエレベーターで降りて昼間だったから隠れるように乗った。


僕は車を出すのに、ゆっくり知ってる人間が通ってないか見ながら出した。

狭い街なので噂は直ぐにたつのだ。


既に飲み屋街の一部の女の子達は、Mと僕との関係を知っていた。

大抵の女の子は、Mは辞めておけと言った。


お客を取られるのも嫌なのだろうが、Mが所謂水商売的で無かったから彼女達は嫌っていたのだと思う。

僕はそういう助言は全く無視したし、付き合ってる事も公にしなかった。


車を出すと夏の光と激しいセックスのせいで、目の前がくらくらした。

まだ三時過ぎだったので、ドライブして何処かで夕食にしようと言ったら、Mはその頃には復活してるねと笑った。


Mの声は美しくて、笑うとそれが何とも言えない心地よい気持ちにさせてくれた。


僕は煙草に火をつけながら、こっそり指に付いたMの匂いを嗅いだ。


少し走ると銀色のベンツが前を走っていた。一車線しかない狭い道路で前を大型車が二台ゆっくり走っていた為に、ベンツは仕方なさそうに後ろにつけていた。


Aのベンツだと直ぐに分かったが、どういう状況で乗っているのか分からない為にこっちから合図は辞めた。 

もしもAの仕事関係の連中と乗っていたら、僕が合図にするのは迷惑だろうと思ったからだ。


Aは、前にそういう事を言った時はお前なら合図すれば良いよと答えたが、やくざの仕事仲間と一緒だと面倒だったから後ろに付けながら、Aが気づくかを待った。


Aは直ぐに気付いて、窓を開けると手を振りながら合図して来た。


この先で止めろと言う合図だった。


小さな空き地が確かあるはずだったのを思い出して、ライトを二度点滅させて分かったと合図した。


Aは小さな空き地にベンツを停めると、僕も横に着けた。
      

Mがその時、女の人と一緒みたいねと呟いた。


Aは降りるとサングラスを外しながら大股でこっちに来た。


僕も降りながら、吸ってた煙草をスニーカーで消した。


Mも降りた。


Aは、二人でエッチの後のドライブかと微笑んだ。


僕は、古い自販機があったからMとAに何が良いか聞くと、二人ともコーヒーと答えたので三人分の缶コーヒーを買うと投げて渡した。


僕は仕事かと聞くと、Aは少し困った顔をした。


デートだよと、苦い顔で言った。    

新しく出来た焼肉屋あるだろう、あそこに行くんだよ。

お前達も誘いたいけど今回はお前達も予定があるだろうからなと、何となく歯切れの悪い言い方をした。


⚫⚫とAを呼ぶ女の声がすると、車から白のブラウスに派手な色が混じったミニスカートを履いたヒールの女が現れた。

ヒールでこっちに歩いてくると、何してるの?と少し強めな調子でAに聞いてきた。


Aは、二人とも俺の大事な友達だよと俺達の方を指したが、女は一瞬だけこっちを見ただけで、食べる前にドライブする約束でしょうと言った。


女は素人では無いなと言う雰囲気があった。やくざ関係か水商売関係のように見えた。


綺麗な女だったが、Aや僕より年上に見えた。

僕が名前を言って挨拶すると、Mも同じように挨拶した。


しかし、女は、⚫⚫急ごうよと言ってこっちに顔を向けようともしなかった。


Aはお前な、相手が挨拶してるのに挨拶も出来ないのかと言うと、ごめんなさい急いでるからとちらっとこっちを見ただけだった。


Mが僕に大きな声で、ごめんなさいこっちも急いでるから行こうかと言った。


それを聞いた女がMの方を睨んだ。


美人だけど、まだ子供じゃないとその女は言うと、Mを憎々しげに見た。


Mは、美人だけど化粧濃いねと笑った。


Aが、慌ててお前が悪いぞと言ったが、女は止まらなかった。


女は、こっちの男が彼氏?貴方にお似合いねと笑った。

嘲りが顔に出ていた。

Mは、Aさんにどうせ遊ばれてるだけの女でしょう、その点私達はきちんと付き合ってるし愛し合ってるからと言い返した。


一瞬、暑いのに僕は背筋がすっと寒くなった。


女は、何処の小娘よと言って、私は福岡の⚫⚫組の何々の娘よと脅すようにMに言った。


しかし、Mは笑って、福岡の⚫⚫組とか私に関係ないし三年B組みたいなもんかなあと僕に言ってきた。

金八先生みたいな物かなと笑った。

それにそんなに偉いなら、普通は自分の彼氏が大事にしてる人にその態度はないでしょう、とMは言った。

Mは笑いながらも怒っていた。


あんたねえ何歳よ?と女が言うと、あんたこそ三十才くらいとMが返した。


⚫⚫どういう付き合いしてるのよと言うと、煙草をくれないと僕に言ったから、ジーパンのポケットから紙パックのマルボロを出すと渡した。


それをくわえたら。僕かAに火はと聞いてきた。

その瞬間、Aがその女を蹴っていた。


Aにしては相当手加減して蹴ったが、女はぶっ飛んでスカートの中まで見えた。

Aは、調子こいてんじゃねえぞこのアマ!!と怒鳴った。


女が倒れてる所を踏みつけながら、お前なあ、素人だろうとなんだろうと礼儀が有るだろう。


二十九にもなってそんなの知らねえなら置いてくぞ、と凄んだ。


Mの前で本気で怒ってるのを見せたのは、これが確か一度だけだった。


僕は後ろからAの所に行くと、辞めておけと言って肩を掴んだ。


Aは、友達が辞めておけって言うからとっとと車に乗れよ、送ってやるよ。

友達が居なかったからここでぼこぼこにしてたぞ、有りがたく思えよと言うと髪を掴んで無理矢理起こすと、車まで半分引きずるように連れていくと車に押し込んだ。


車に押し込んでからも何度か蹴っていた。


Aは、戻ると空き地に置いていた缶コーヒーを掴みごくごくと飲んで、その辺りに投げた。


悪いなと、またなと言うと車に戻っていった。


ベンツはクラクションを軽く鳴らすと道路に戻った。


僕は、喉が乾いていたからMにまた何か要らないと言うと、コーラとMは言ったので自販機でコーラを二本買うと車に乗り込んだ。


僕はコーラを飲むと、煙草に火をつけながら怖いもの知らずだなと軽く笑った。

Mはそんな事はないよ、だって途中からあの女に腹が立っただけよ、と言った。

そう言うとコーラを飲むと、僕のジーパンのボタンを無理矢理外すとくわえて来た。


こうすると冷たい?と笑いながら聞いて来た。


確かに冷たかったが、Mの舌使いとさっきの余韻からか僕の物は大きくなった。

僕は車をなるべく空き地の隅に持っていくと後ろに、後部座席にMと移動した。


2ドアなので後部座席も狭かったが、Mのスカートを上げるとパンティを脱がさずずらしてそのままバックから入れた。


Mのあそこが凄く濡れているのに驚いた。


何度か腰を振ると我慢出来なくなって外に出そうとすると、Mが僕の腰を後ろから手で押さえるようにして抜かせなかった。


僕は中に出してしまうぞと言うと、Mはいいからと喘ぎながら言った。


僕は、Mの中にかなりの量出してしまった。


車の中でキスをするとMが笑いながら、性欲魔神になってるね二人とも、と言った。


僕は、さっきの事が有ったからだよと言いながらティッシュを取るとMのあそこを拭いた。

自分自身のもそのまま拭くと、Mは優しいよねと言いながら抱き付いて来た。

Aさん、何だか可哀想だねとも言った。


僕は頷くだけだった。

Mと前に戻って車を発進させると、焼肉屋に私達も行くと言ってきた。


僕は、二人は行ってないぞと言うと、Mは分かってるけど行ってみないと言って来た。

僕はそれも良いかもと思って、行こうかと答えた。 

Mは、腰を少し浮かすとガーターベルトとパンティを脱ぐと、窓を開けて山の方に投げた。

Mは、びちょびちょで気持ち悪いからと言って、あれを見た人どう思うかなと笑った。

ガーターベルトは今のようなので無くて、パンティに留めるようになっていたからパンティを捨てると、ガーターベルトだけ履いてるのは難しかった。

コンビニでパンティ買うと言いながら、ノーパンでも良いけど焼きもち妬くでしょうと笑った。


焼肉屋に行く途中に、まだ当時はそれほど街に多くなかったコンビニがあったのを思い出した。 


コンビニに寄ってパンティを買うと、Mは車の中で腰を振りながら履いたので僕はまたもや興奮してきた。


Mは口でしてあげると言って、適当な場所に停めると口と手を使って僕のを出して飲んだ。   


そして、うえー!不味いと笑いながらも、流石に量が減ったねと言った。


僕は、自分自身の付け根辺りが痛くなっていたし、自分自身の性欲の強さに驚いていた。

焼肉屋に着くと広い駐車場に停めた。

Mが銀色のベンツを見つけて、僕に微笑んできた。


僕達は焼肉屋に入るとAの姿を探した。


Aは奥の席で、一人で焼肉を食べながらビールを飲んでいた。


MがAの席の前に座ると、あら!?彼女は!?と聞いた後に、私は蹴らないでねと笑った。


Mは、少し驚きながらも微笑んだ。


僕はあんな事をして大丈夫かと聞くと、ありゃ問題があったから多分大丈夫だよと言って、それより肉の追加だな一人で焼肉しても楽しくないと微笑んだ。


Mは、Aが一人で来てるのではと考えたのだろう。


僕達は沢山食べた。


当時は飲酒運転にそれほど厳しく無かったが、僕はビールは二杯程で辞めたが、Aは一体何杯の飲むんだと言うくらい飲んだ。


しかし、酔いの気配はほとんど感じられなかった。


Mは肉の良いのを沢山頼むと、一体この身体にどうしてそんなに入るんだと言う位食べた。

三人とも上機嫌だった。


全てAが奢ってくれ、食べ終えて車に行くとMが、色々あったけど楽しかったねとAに言った。


Aは煙草に火をつけながら、Mちゃんには敵わないよと言うと、ありがとうと言って微笑んだ。

気分が晴れたよ、と呟いた。

それぞれの車で別れて出た。

Aの車が先を走っていて、違う道に別れる時に軽くクラクションを鳴らした。


こっちもクラクションで返した。


Mは僕の方を見ると、焼肉屋臭いから何時ものホテルに言ってシャワー浴びないと行ってきた。


僕の股間が反応を示すのが分かった。


Mは僕の頬にキスをして、今日は沢山しようと笑いながら言った。


後書き
これで、ガーターベルトシリーズ終わりに一応します。


MもAも、この時がもしかしたら一番良かったのかもと思います。


特にAはね。Mは、その後僕と別れます。

僕がフラれます。しかし、数年間友達関係続きます。

父の会社の倒産事にはMは僕を助けてくれますが、その後自分自身あちこち行ってる間に、Mと連絡のしようがなくなります。


Mのケータイ番号が分からなくなるんです。

そうしてたら、Mの結婚と出産の話しを聞きます。


Mには一度会って、あの時ありがとうと言いたい。


Mも今では僕の二つ年下ですから四十七です。

あの日、焼肉食べて絞り尽くすようにセックスしたのを思い出すより、Mのイタズラっ子のような笑顔を思い出します。

Aは、僕が苦しい時も常に僕との連絡を絶やさなかったけど、三十代になると多忙を極めます。


田舎のヤクザから違う組に移って、色々あったようです。

その辺りは分かりません。


刑務所に数年入って出てきますが、僕には変わらなかったけど、周りを見る目は変わります。


人を信用しなくなったのと、常にピリピリしてる感じが激しくなります。


数年前に自殺して亡くなりますが、その少し前にどうしても会いたいと言われて何とか会いました。


その時は穏やかでした。


覚悟を決めてたんだと思います。


Aはどうして自殺したのかは書きません。


はっきりしないからです。


しかし、僕達は、夏にMとAと三人で青春をやり直してました。


そのリーダーは、Mでした。


Mの奔放さに、二人が楽しく振り回されました。

あの頃の空気を思い出します。


切ない気持ちが胸に来ますね。


ガーターベルトシリーズは外伝と言う形でもしかしたらまた書くかも知れないけど、とりあえず完結です。


自分自身の懐かしい日々、愛しい日々に付き合ってくれてありがとうございます。

おわり

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「ガーターベルトの女 外伝」(フィクション編) 1
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