高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【146】

妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の
映画化芝居化・・・その他いろいろ作品化できればなんでも
なんて途方もない夢を観ています

2019.9.17~高山とトンネル工事現場の近況:10年後?

いつもは日付けの前日にこれを書いてるんだけど
今は18日の午前9時 これ書いたらnoteにアップする段取り
今 書いておかないとnoteにアップできないのです
それじゃアップしなけりゃいいという話にもなりますが
これ血液型のせいにするわけじゃないのですが
そんなもの信じていませんが こういう時にはその性格を説明する手段として 血液型を引っ張り出すというわけです
なにかを始めたら続けないと気が済まない性格ということを言いたかったのです 
というわけで 昨日書けなかったここの日記?を今書いているという次第
さて何か書くことがあるかと言えば あるにはあるんだけど書いていいかどうか 少し問題があるのではないかと思っています
これまでは高山から電話で聞いた話をそのまま書いていました
それでいいのかと けっこうプライバシーに関することや
彼の仕事内容に関することも書いてきましたから
これまでは誰もこれを読んでいないだろうから問題ないと無視してきました 誰も読んでいないとしても 書いていいものかと
何かを書いているものとしての初歩的基本的問題かもしれませんが
その辺を注意しながら それでも高山の仕事のこと 彼のことを知って欲しいという思いから書くことにします
格闘技大会が終わって 参加した人は多少の傷の痛みに耐えながら仕事をしているわけです 傷の痛みも格闘家?勇者?としての勲章
祭りが終わったら また坦々と仕事は続くわけです いや様々な予想できないことも起こり それに対処し解決しトンネルを完成するわけです
今まで何気なく潜ってきた高速道路のトンネルにしても 国道県道のトンネルにしても 無名の高山のような抗夫達がつくり上げたものなんだと思う様になりました
その現場に今は女性も入るようになる時代だと
高山はその変革の当事者なんだと
現場で一つのトラブル発生 といってもままあることなので高山は驚いていない様子ですが
抗夫が連れ立ってやめたそうです 事前に示し合わせていたようで
高山の知り合いの会社の所長のところに駆け込んだ
どの業界でもそうでしょうが 現場簿責任者の横のつながり 抗夫同士の横のつながりも強いものがあるそうです
トンネル抗夫は言ってみれば一匹狼 フリーなので情報を抗夫のつながりで集めています いい話があるところに移るわけです
管理者同士所長同士のつながりも必要不可欠 抗夫の情報を共有することでいい抗夫を集めることもできるし 問題のある抗夫を見分ける材料になる
以前指名手配ということを書きました トンネル業界の隠語で問題のある抗夫として情報網を通してその情報を共有して働かせないようにするのです だから抗夫としては指名手配をされたら まず有名な大きなトンネル現場では働けないことを意味するのです
こんなこと書いてはいけないことかもしれないけど もう書いちゃったし いまさらけして他のこと書くのも面倒だし このままにしておきましょう
トンネル業界では常識なので これを書くのは問題ないでしょう
そんなことがあったが 高山にはさほどの問題ではなかったようです 今の会社の状況では管理体制からも維持する経済的事情からも限界に近い現場数を抱えている 抗夫の数も大所帯になっている
現場の社員を数名増やして集団指導体制を敷いているが 今後もこのようなこと それ以上の問題も起きるだろうが 乗り越えていかなければならない その力となるのがA子であり おの友人のC子であり 高山の昔からの相棒Hであり 高山を陰から支えてきた在来工法の現場の老所長で みな高山が社員に登用した人たち それから本社から来た社員 これからも様々な問題に対処し経験を積んでいくでしょう
高山は52歳 これから10年間に会社と高山の仲間たちが成長しているでしょ それまでこの日記?を書き続けているでしょうか
先のことを思いわずらうことなかれ
わずらうのは今の今 何を書こうかということでいいでしょう
どうもお疲れお疲れ

高山の作品紹介
高山の書くものは音楽や映画 そして当然本や作家の関するエッセイも多い
他にもこだわりは多いが 高山自身が柔術や剣道をやってや関係で
格闘技 プロレスにもこだわりがあるようだ
自身が小説を書くので小説家に対するこだわりも当然だが
最近 映画雑感が多い
またさまざまなジャンルの音楽雑感もよく書いている
Hなエッセイはほぼ終了
そこで次回からは社会時評的エッセイを紹介していきます
木村太郎氏の発言からの雑感」を紹介します

とんねるずの問題雑感

2017/10/03
サイトのエッセイでも書いたんですが、もう少し書きたいからこちらにもです。


とんねるずのホモオダホモオが、性差別って事でフジテレビが謝罪したとかです。


僕はとんねるず若い頃から観てるけど、好きな芸風ではないんですね。


先ずは客を弄っての笑いの取り方とか、それとコントやなんかも自分自身に合わなかった。


石橋貴明の俺様キャラも好きではなかった。


それでもホモオダホモオごときに、いちいち目くじら立てるかです。

Twitter等では、共演したらしいビート・たけしの鬼瓦権蔵まで、ブルーカラー差別とか言ってたね。


エッセイでも書いた部分とはなるべく重複しないように書きますと、差別は差別する側に悪意があるかです。


障害者を、言葉を変えて障がい者と言うようになりつつ有りますね。

これって、障害者団体の圧力なのか自主規制なのかですよ。

まあ、どちらでも良いんですが、これをいちいち気にしてる時点で、心の中に悪いなあとかの意識があるのではです。


そういう意識があるってことは、何処かで差別意識もないかです。


それと、人間は差別する動物ですよ。

これは、もう仕方ないしそこから文学が生まれたりします。

自分自身色々な差別を受けて来たけど、相手に悪意がない場合流せるんですよ。

悪意がある場合は戦いますよ。

乞食をホームレス、トルコをソープランドね。

トルコは国からのクレームで変えたから仕方ないけど、何でも英語風にするって滑稽ですよ。


ソープランドって聞いた時は、思わず笑いましたね。

泡姫逢い引き所とかね。


何かしらないのかねです。


僕は古い小説を良く読むけど、この表現は発表された当時のままにしてるため差別的表現が有るのを許してみたいなの、沢山見かける。


何処かで表現側は突っぱねないと、どんどん差別的となりますよ。


記憶ですが、北杜夫の作品に『さびしい乞食』って昔は有りました。

読んだけど覚えてないんですが、さびしい乞食って言葉の響き良くないですか。

内容は、童話的でユーモア溢れる物だったと思います。

北杜夫が、わざと差別的な物を書くわけないよね。


今はどういう風になってるのか知りませんが、中学生の時に読んで良かったです。

北杜夫の場合はまだ良いけど、僕の好きな筒井康隆の初期などは後年に焼かれるかもね。


それと、今の若い人は士農工商えた、ひにん、って習ってないんですね。

士農工商までらしいんですよね。

そうなると、島崎藤村の破戒とか読んで理解出来るのかな?


部落の方からの圧力で消えたのかも知れないけど、これは負の歴史として習うべきですよ。

何か有れば、傷つく傷つくでは生きて行けないからね。

勿論、悪意のある差別は駄目だしTwitterで延々と在日やなんかを誹謗中傷してるのは、頭おかしいからね。


傷つくと言えば、仮設住宅に住む人大変だなとこないだ現場でテレビを見ながら言ってたら、ある作業員が僕なんてこの十年以上仮設住宅ですよと言いました。


思わず笑いましたが、作業員は良くすればプレハブの宿舎です。


悪いと民家とかです。


プレハブの宿舎だとほっとしましたからね。

民家とかだと、共同用に作られてないから面倒でした。


仮設住宅は確かに普通の人にとっては大変だけど、僕らのような人間にとっては当たり前なんですよね。


つまり、一方で大変と言う人も居れば少ない人数でもプレハブの宿舎で良かったってのも居るんですよ。


こういう事が起こるわけですね。


良いと思ってした事で傷ついたとかもあるわけです。


決して仮設住宅を肯定して無いけど、様々な意見を全て取り込むのは無理なんですよ。

性差別や身体障害者差別に対しては戦えですよ。


そのやり方が、今回は失敗したのではと思うんですよね。


たかがテレビなんですよ。


嫌なら他の番組を見るべきだと思うんです。

それとヒステリックに何もかも規制するのは、どんどん狭い世界を作っていく事になりかねないんですね。

それなら同性婚を政府に認めさせるとか、大きな所を狙うべきでしょう。


それと、こっちで傷ついたと言う人がいると、また良かれと思っててやったことでも傷ついたって沢山有ると思います。


老人に席を譲ったら、老人じゃないと言われたとかね。


傷ついた傷ついたとヒステリックにならずに、何かを成し遂げようとするなら地道にコツコツやるか一気に動かすかですが、今回の件に関しては、とんねるずは好きでは無いけど少しおかしいです。


その上、たけしの鬼瓦権蔵までブルーカラーを貶めてるとなると、どれだけ噛みつくのです。

二つのギャグが決して面白いと思わないけど、寛容さも必要なのではと思うんですよね。

僕が危惧するのが、言論の自由と表現の自由が無くなって、口当たりの良いものばかりが流される事です。

そして、どんどん狭い世界を作っていく事ですね。


差別に対しては戦うべきですよ。


その手法を間違えたかなと思うんですよね。


それと、一億総傷ついた社会になるのは何だか違うなです。


社会に出れば沢山傷つきます。

タフでないといけないんですよね。


上手く言えないけど、僕は色々差別を受けてきてそう思うんですよね。

それと、人間は人に対して優劣つけたがるし、やってしまうんですよ。

それが、人間の性なんでしょうね。

戦うなとか、性差別を助長しろでは全くありませんからね。

今回も論点がぼやけたけど、どうも引っ掛かって書いたんですよ。


おわり

このnoteの目的
無名のケイタイ小説家高山の創作活動を支援すること そして 彼のエッセイ「ガーターベルトの女」を原作にして作品化するという
大それた妄想に近い夢の実現
あなたが魅力的なMという女性のとりこになりますように

エッセイ「ガーターベルトの女 14」

2017/07/25
ガーターベルトシリーズが、まさかこんなに長くなるならと今では色々思うけど、まあ記憶が掘り起こされたんでしょう。

初めての方の感想も入ってて、ありがとうございます。


これは、纏めたらかなりの枚数になるし要らない部分を削れば短編になるだろうけど、今の僕にはそれが出来る余裕がないです。

これを書いて別れにしようと思ってるけど、全て予定は未定です。


Aと言うヤクザの親友を出した事で変わりましたね。

まあ、別れも書かずに終わるかも知れないです。

今のところ何とも言えないですね。


その前の話しで、福岡までラーメン食べに行こうとなって食べられずに帰ったことから、思い出した話しが有ります。


Aは、十代の頃から死ぬまでラーメン好きでした。

しかし、凄く美味しいとか言う所にわざわざ並ぶタイプでは無くて、そこそこのラーメンでも飽きずに食べられる所を好みましたね。


グルメブームが二十年以上前に既に起こってて、そういうのは僕もAもMも嫌いでしたね。


Mは、そんなに美味しくても数時間並ぶとか信じられないと言ってたし、美味しいのはお腹の空いてる時よとも言ってて、食には特に何が食べたいは無かったです。

他の拘りがそれぞれあったから食にまで行かなかったのかも、と今では思います。


僕も今でも拘りないですね。


ある人が悪いとかではないんですよ。

そういうAと僕でも、一軒だけ拘わった店が有りました。


かなり前に無くなりましたがね。


それは、僕らの街では有名なラーメン屋でね。


土間はコンクリートの打ちっぱなしで、何十年前のか?って感じのポスター貼られてるような、外見も汚い店でした。


僕が小学生位の時に、出汁に猫を使ったとかで一時的に閉まったらしいですが、真相を知るのは居ませんでした。


多分、保健所に入られただけではないのかが正確だと思います。


きっかけは、高校の時に有名だからとAも居て、皆で行ったんですよ。


しかし、当時の先輩達から、お前ら一回行っても美味しいと思わないぞと言われてました。

必ず、二回は最低行けでした。


三回行っても駄目なら、食べる資格ないと言われましたね。


そんなラーメン屋ってありかよでしたが、正解でしたね。


一回目は皆、味の独特な濃さにやられて何とか完食しました。


不味くはないけど独特なんですよ。


豚骨ベースなんだろうけど、スープは多くなくて麺が太くて独特な味でした。


行ったメンバーは、そんなに言うなら二回は行くぞでした。


しばらくして二回目に行くと美味しいと言う奴とまだ合わないってのに別れました。


Aも僕も美味しいと思いましたね。


三回目行っても合わないのも居ましたが、ほとんどが何人で行ったか覚えてないけどそこの虜になりました。


しかし、十代はそこの場所は僕らの高校の縄張りで無くて、飲み屋街から直ぐで隠れて行ってましたね。


この頃はおじいさんとおばあさんがやってて、非常に美味しかったです。


ある時スープを飲み干したら底から十円玉が出てきて、ばばあ!こら!と言うと婆さんはあんたにやるよと全く意に介せずで、こっちが笑ってしましたよ。

店の裏に大量のリポビタンDが積まれてて、あれが何かの隠し味だろうと言ってたけど、分からずじまいでした。


Mの店で飲んでる時に、あの店が近く閉めるって噂流れてるから俺は行ったよと、Aが言いました。


閉めるって噂は前から何度も出てました。


おばあさんが病気になったらしく、おじいさんと少し知恵の遅れた息子とやってたから味が変わった、とも言われてましたね。


僕は、やはり味が変わったのかと聞くと、Aは基本は変わらないけど、ばあちゃんの時が一番だったろうなと答えました。

それでも充分旨いけどと付け加えましたね。

閉めるのかと聞くと、じいさんに聞いてもその辺りははっきりしなかったらしいです。


それでもあの息子が作るって事は無いだろうから、いつか急に閉まるだろうなでしたね。


街の人の見解も同じでした。

ばあちゃんが居たときが一番だけど、まだまだ美味しいって所まで同じでしたね。

Mは店は知ってるけど、女の子一人はあそこは入りにくいでした。 

確かにそうでしたね。若い女性が一人で来てるの見たこと無かったです。

家族で来てるのは何度か見たこと有るけど、父親に無理矢理連れて来られた感じでした。

ばあちゃんがいた頃は、鍋を持っていくと持ち帰りあったから女の子も居たぞ、とAが言いました。


十円玉の話しもしてるとAが、Mちゃんこの街に住んでるんなら行かないとと微笑みました。


そして僕の方を指差しました。


僕は、俺が連れて行くのかそれも一回では分からないぞと言うと、Aはお前も俺も昔あの辺で喧嘩して、ばあちゃんに助けられたの忘れたのかと言われました。


言われて、あー!そう言えばあの辺で違う学校の連中に囲まれて、人数多すぎて逃げた時に店に入ったらばあちゃんが、トイレに入れと言ったのを思い出しました。


探しに来た連中にばあちゃんが、そんなの知るか!!と怒鳴って帰らせたなと笑いました。


狭いトイレで暑いのに二人で隠れただろうと、Aは微笑みました。


Mは、それなら連れてってよと言い出しました。


僕は、そこは時間が昼に空いて遅くまでやる時と早く閉める時が有るから、俺が現場の昼休みに連れてってやると約束しました。

その頃は、現場は比較的のんびりしてて二時間位戻らなくても、たまには良かったです。


現場の昼休みにMと待ち合わせて行きました。

Mはゆっくり食べるとスープまで綺麗に飲み干して、十円出てこないって事は外れと笑いました。


味を聞くと、美味しかったでした。


高校の時に来れば良かったかも、とも言いましたね。


一回で美味しかったと言うのは希でしたから、驚きましたね。


今度はAさんと三人で来ようよ、と笑いました。

Mがそう言ってたとケータイで伝えると、Aは店が始まる前に空いてたら行こうと笑いました。 

Mの店は普通は八時に開けるのに、遅い時は九時に開けました。


M次第では、時には九時を過ぎましたね。


その日、八時少し前にMの店に集まると、Aが今なら空いてたけどMちゃん行けると聞くと、店は私の自由だから行こうでした。


しかし、珍しくと言うか気まぐれと言うか、Mはいかにも水商売の格好して、ミニスカートにおそらくガーターベルトをして網タイツ穿いてました。


僕の中では、Mがわざと目立つ格好で来たな、でしたね。


Aは特にそれを気にせず、じゃあ行こうと言いました。

Mは店の看板と電気消すと鍵を掛けて、三人で歩いて店まで行きました。


飲み屋街をわざと通って、Mが先頭で僕たちは後ろからついて行きました。


Aが女王様だな、とニヤリとしましたね。


ラーメン屋の側に来るとけっこう混んでて、Mは更に目立ちましたが、Aが引き戸を開けておいちゃん座れると聞くと、じいさんがカウンターに座るように手招きしました。


水を息子が持ってくるとMを見て、うわ!と言いました。

じいさんは、それほどしゃべらないんですが、悪がき二人が立派になって、綺麗な女の子連れてくるとはなと笑いました。


覚えてたんですね。


僕らの事をね。


Aが煙草吸いながら中身は変わらないけどねと言い返しました。


しばらくするとラーメンが並ぶと、黙って三人で食べました。


食べ終わるとMが、確かに一回目よりも更に美味しいと言って、麻薬でも入ってるのと笑いました。


この店のラーメン中毒は、冗談でそれを良く言ってましたからね。

Aが三人分と言って五千円札を出すとじいさんに渡して、釣りは良いからばあちゃんにもよろしく言っておいてよ、と言うと席を立ちました。

じいさんは当たり前のように釣りを出さずに、ありがとうございましたとだけ言いました。       


店を出ようとしてると既に酔った中年が、姉ちゃんが来るような所じゃないしパンツが見えるぞ、と言いました。

Mは、パンツが見たかったら見れば良いけど、また来るねと笑い返しました。


酔った中年は一瞬カチンとしたような顔をしたけど、Mを店から出しながら僕らが睨むと座りました。
    

Mは、歩きながら美味しかったねと言って店に真っ直ぐ戻らず、商店街の方を歩きました。


飲み屋街と商店街は隣接してましたから、僕らもそれについて行きながらAが自販機でビールを買うと二人はコーラが良いかと聞いたので、僕はたまにはビールで良いと答えました。


Mは、この人のビールを分けて貰うと答えました。


商店街はアーケードになってて薄暗く、すっかり寂れてましたね。


商店街を歩きながらMとビールを飲んでいたら色々思い出して、僕はジーパン屋を指すと昔はこの店もけっこう置いてたよなあとかAに話し掛けました。


Aは小さいパチンコ屋を指すとMに、こいつのホームグラウンドだったんだよと言いました。

高校の頃、最も通った店でしたね。


Mはビールを片手に、良いねえそう言う話しが沢山あるからね。


私なんて取り巻きは居たけど友達はいなかったからなあ、と言いました。 


二人はこれから先もそういう話し出来るんだね。十年先も二十年先もね。


どうせ二人とも結婚しないじゃないかな、と言いました。

私は二人を応援するチアガールみたいなので良いけどね、と言って微笑みました。


Mはそう言うとヒールを脱ぎ、商店街を軽く走り振り向いて僕の顔を見ると、キャッチしてよと言いました。


Mは走ると、僕の所にジャンプして抱きついて来ました。

思わず尻餅をついて、何とかキャッチしましたね。


Aが珍しく大きく笑うと、Mちゃんのパンツは黒だったと言いました。

そして、Mちゃん全く今の状態で無くて白紙だったら、こいつと俺だとどっちと付き合うと笑いながら聞きました。

Mは一瞬だけ真剣な顔をすると、笑いながらこの人と僕を指しました。


理由はバカじゃん、この人は。

頭の回転は良いけど子供みたいなバカだから、付いててあげないとねと言いました。


Mはそう言うと、パンツが見えたかと笑いました。

僕もおかしくて笑いましたが、Mの身体が密着してて勃起してました。


Mはそれに気づくと、Aに僕の物を握りながら昔からこんなのだったの、と聞きました。


Aは冷静に戻って、昔からだけどMちゃんだからだよと答えましたね。

そこには、さっき質問した事など無かったかのような感じでしたし、Mの解答に納得してるようでした。

Mはそれならよろしいと言うとヒールを履いて、今日は沢山飲もう私が酔ったら店閉めてねと笑いました。

そして十年先も二十先もかと言うと想像できないね、と笑いました。

Mの突然のジャンプは、今思えばチアガールみたいなのでと言ったのに照れたのかも知れないですね。


結局Mの予想は当たって僕もAも結婚しなかったですが、Aがああいう形で亡くなるなんてその時は誰も思ってなかったし、僕がその後に波乱な人生になるのも予想してなかったですね。

そのラーメン屋は、それから数年して無くなったと思います。

Aは、街に戻ると必ず行ってたようです。


僕らは、十代の頃に今位の時期にトイレで隠れていたんですよね。


そう思うと感傷的になりますね。


十代の夏、Mの飛びついて来た時の肉体の感じ、僕のものを握るMの小さい手を、あのラーメン屋の味と空気、Aの微笑み、色々な感覚が甦ります。


二十年以上過ぎてもそれは愛しく、何処か切ない物です。


おわり

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「ガーターベルトの女 外伝」(フィクション編) 1
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管理人 無名居士

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