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引き取り料


「子猫を保護しました、引き取ってください。」
愛護団体ならばしょっちゅうかかってくる電話。
「1匹につき○○円いただいてます。」と答えると、「えっ、お金かかるんですか??」と聞かれるボランティアあるある。

引き取り料に関して、色々賛否両論を聞きます。
あの団体が引き取り料を取って、断られた子が無料で引き取っている私のところに来るとかボランティア側からもいろんな意見があります。

僕の考えです。
団体が引き取り料を取るかどうかは、動物取扱業の範囲内で自由に自分で決めたらいいし、他人にどうこう言われても変える必要はないと思ってます。

問題なのは、依頼する側のスタンス。
ボランティアなのにお金かかるんですか?と言われたらこっちもイラッとします。
健康な子でもエイズ白血病の検査、検便、ノミダニ駆除とワクチンの検査が必要で、動物病院が混んでたら半日潰れる。
風邪や下痢してると治療費は結構な値段になるしエイズ白血病が陽性であれば一部屋作らないといけなくて、ものすごくお金がかかるというリスク。

そんな大変さを抱えてやっていて、ボランティアがお金を取るなんておかしいというその思考がおかしい。
多くの人は金儲けしたいからではなくて、継続したいから設定している。
お金がかかるなら愛護センター連れて行きますとか、放っておきますとか言われたら本当にモヤモヤします。

とはいえ、いきなり家に猫が現れて、自分の子でもないのにお金を払うなんてという気持ちも分かる。
どうすれば持続可能な活動ができるか。
ずっと考えてきましたが、何かを売ったり発信力をつけたり、というのは小手先のことで、根っこは社会がこの活動に対して価値を認めることなんだろうなと最近つくづく思います。

一人ひとりができることをできる範囲で無理しないでコツコツと。
この時期どこのボランティアさんも大変です。
よかったら近くのボランティアさんと繋がって、活動のサポートをお願いします🙏

ベジニャンシリーズ食べて応援してください🍛🍜🍝


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