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譲渡費用


僕が活動を始めた頃は、とにかく猫が多すぎて無料でもいいのでもらってくださいという空気でした。
今はというと、猫の数も少なくなってきて、里親さんも決まりやすくなってきたのもあり譲渡時にかかった医療費の請求をするのも、ごく当たり前の話に。

お金かかるならいりません。
保護猫なのになぜお金を請求するのですか?
ここ2年で一回だけ言われましたが、昔は本当によく言われました。
お金のこと言うと保護猫を使ってビジネスをするなとか色々言われ続けましたがこの1週間の投稿をあえてしてるのは潮目が変わってきているからです。

さて、問題なのがこの費用。
健康な子ならば僕の場合医療費は1.5万くらいに収まります。
猫を飼おうと思っている方にはそこまで負担のない額なので揉めたことはありません。
乳飲み子の場合、ミルク代が高いので保護した時期の大きさにもよりますが2〜3万円かかります。
動物愛護法の関係で、実費を請求することは問題ないのですが、実費以上を請求すると「販売」という資格が必要になり、めちゃくちゃ面倒にやります。

厄介なのが高額な医療費が必要な子。
僕の場合、真冬に外で多頭飼育崩壊が起こっている現場を発見し、保護する子猫全部瀕死状態で2週間入院させたり、眼の摘出手術を受けたりと地獄のような現場がありました。
1匹は20万円近くの医療費がかかりました。
じゃあこの費用どうするの?
譲渡時に20万円請求してもらってくれる人、誰がいるの?となるわけです。

猫を保護して譲渡するということを繰り返していると、いつかこのようなことが起こります。
僕は行き止まりと呼んでます。
行き止まりから抜け出せず引退した人もいました。
ここから抜け出す術を何パターンか準備しておけるかどうかが活動の継続のカギになります。

その術の一つが寄付を集められる力であり、読んでくださっている皆様のような考えの持ち主と活動者がどれだけリアルに繋がれているか。
活動者の高齢化が進んで、ごっそり抜けるタイミングが数年後にあります。
その数年後までにどれだけ現役の人が続けられていて、新しい人が参入しやすくなっているか。
一丸となって頑張りましょう💪

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